税理士試験で科目合格がある。全科目までは遠い。だが、この科目合格を転職に活かしたい。会計事務所は未経験でも入れるのか。年収はどうなるのか。

先に言う。科目合格は、1科目から転職の材料になる。簿財が最も強い。評価される理由、未経験で入る現実、年収、30代40代の動き方、企業の経理との比較、落ちる書き方を書く。

先に一文で。税理士の科目合格は1科目でも知識と継続の証明として会計事務所と経理で評価され、簿記論と財務諸表論があれば未経験でも会計事務所に入れ、年収は300〜400万円から科目と実務で500万円へ上がるので、繁忙期の残業と受験支援で事務所を選び、合格科目だけでなく実務を続ける意思と前職の経験を書いて応募するのが正解だ。

この記事の要点

  • 1科目でも評価される。簿財が最も強く、未経験の入口になる
  • 年収は未経験300〜400万円→科目と実務で400〜500万円→登録で500〜700万円
  • 事務所は、繁忙期の残業と受験支援で選ぶ
  • 落ちるのは、合格科目だけを書き、実務の意思が見えない書き方

科目合格が評価される理由

理由中身
知識の証明簿財は会計の基礎、税法は実務の知識を示す
継続の証明働きながら勉強を続けた事実
将来の税理士事務所は、登録まで育てる前提で採用する
無資格との差1〜4科目の合格者は、無資格者より年収が高い傾向

科目別の強さ

科目転職での強さ理由
簿記論・財務諸表論最も強い会計の基礎。未経験の入口
法人税法強い実務に直結。経験者の評価を上げる
消費税法強い実務で毎日使う
相続税法資産税に強い事務所で評価
所得税法・その他事務所の専門で変わる

未経験なら、簿財を先に揃える。簿記2級からの経理の入り方は簿記2級で経理に未経験で転職するへ。

未経験で会計事務所に入る現実

現実中身
年収300〜400万円から
繁忙期12〜3月(年末調整・確定申告・3月決算)は残業が増える。事務所で大きく差がある
所長との相性個人事務所は所長の方針が全て。面接で雰囲気を見る
受験支援試験前の休暇、講座の費用の補助、残業の配慮。事務所で差がある
仕事の中身記帳、月次の試算表、決算と申告の補助、顧客の訪問

事務所選びは、年収より、繁忙期の残業と受験支援で決める。合格を目指すなら、勉強の時間が守られる事務所でなければ続かない。

科目数と年収の目安

段階年収
未経験・1〜2科目300〜400万円
実務3年・3〜4科目400〜500万円
税理士登録500〜700万円
大手税理士法人・都市部上の水準より高め

30代40代の動き方

年代動き方
30代簿財があれば、未経験でも入れる事務所がある。働きながら年1科目。受験支援のある事務所を選ぶ
40代科目合格に加えて、経理や営業の実務経験が見られる。前職の業界(建設・医療・不動産)を専門にする事務所なら、業界の知識で入れる
50代未経験は厳しい。経理の経験があれば、記帳と決算の担当で入れる事務所がある

働きながら年1科目なら、5科目に最短5年、現実には10年前後だ。登録を目指すか、科目合格を経理の武器にするかを、30代のうちに決める。

企業の経理との比較

会計事務所企業の経理
仕事複数の顧客の記帳・決算・申告自社の経理。月次と年次の決算
年収未経験は低め。登録で上がる会社の規模で決まる。科目合格で採用に有利
繁忙期12〜3月月末月初、決算期
向く人税理士を目指す、幅広い業種を見たい1社を深く、安定した働き方

経理がつまらないと感じる人の転職先は経理を辞めたい。つまらないへ。

落ちる書き方

落ちる直し方
合格科目だけを書く科目を取った理由と、実務でどう活かすか
「税理士になりたい」だけ事務所で何を担いたいか(記帳から決算まで、顧客対応)
実務を続ける意思が見えない受験と実務を両立する計画を1文
前職の経験を書かない経理でなくても、営業・事務の数字の経験を書く
3分で診断市場価値診断——科目合格と前職の経験で、事務所と企業の経理のどちらに入れるかを先に見る。

よくある質問

科目合格がゼロで、簿記2級だけです。会計事務所に入れますか?

入れる事務所はある。簿記2級と、簿財の受験予定を書く。未経験の入口は簿記2級でも開くが、科目合格があると選べる事務所が増える。

科目合格の期限はありますか?

ない。科目合格は生涯有効だ。ただし、合格から年数が経っていると、知識の更新を聞かれる。

会計事務所から企業の経理に移れますか?

移れる。事務所で複数の業種の決算を見た経験は、企業の経理で評価される。逆に、企業の経理から事務所に移る人もいる。

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