書類
労働条件通知書
ろうどうじょうけんつうちしょ
会社が労働者に労働条件を明示するために交付が義務付けられている書面のこと。賃金・労働時間・勤務地・契約期間などの記載が法律で定められている。
よくある誤解
雇用契約書と混同されやすいが、性質が違う。契約書は双方の合意文書で作成は任意、通知書は会社からの一方的な明示文書で交付は義務だ。「入社してから渡す」と言われることがあるが、労働条件は契約締結時(実務上は内定・承諾の段階)に明示されるべきもので、入社日まで条件が見えないのは順番がおかしい。
実務でどう関わるか
実務では、内定通知とセットで労働条件通知書(または条件明示のある書面)を受け取り、求人票・面接での説明と突き合わせる。特に見るのは、賃金の内訳、就業場所と変更の範囲、業務内容と変更の範囲だ。近年の法改正で、就業場所・業務の変更の範囲まで明示が義務化されており、「全国転勤あり得る」かどうかはここで分かる。交付されないまま入社日が近づいたら、請求していい。それで嫌な顔をする会社は、その後も条件を曖昧にする。
