新卒で入った会社を1年半で辞めて、転職する。志望動機に何を書けばいいのか。新卒の就活で書いた志望動機を使い回していいのか。1年半で辞める理由は、どう触れるのか。
先に言う。第二新卒の志望動機は、辞める理由と、次で何をしたいかが一直線でつながっていれば通る。1〜2年で分かったことを1つ、それが今の会社にないこと、この会社にあること。この3文だ。採用側が見る2点、書き方の型、例文6つ、辞める理由とのつなげ方、NG、面接の追加質問、履歴書の欄を書く。
先に一文で。第二新卒の志望動機は、1〜2年働いて分かったこと(向いている仕事・やりたいこと)・それが今の会社にないこと・この会社にあること・入社後に何から始めるかの4文で組み、辞める理由は会社の否定でなく「やってみて分かった」という経験の結果として触れ、新卒の就活の文の使い回しと「成長したい」と前の会社の悪口は書かず、面接で「なぜ1年で」「次も辞めないか」と聞かれる前提で、次の会社で続く根拠を1つ持つのが正解だ。
この記事の要点
- 分かったこと・今の会社にない・この会社にある
- 辞める理由は会社の否定でなく分かったことで
- 新卒の文を使い回さない
- 次も辞めないかへの答えを持つ
採用側が見る2点
| 見る点 | 何を知りたいか |
|---|---|
| 辞める理由と志望理由が一直線か | 「◯◯が分かった→今の会社にない→この会社にある」がつながっているか |
| また短期で辞めないか | 1〜2年で辞めた人が、次は続くと言える根拠があるか |
第二新卒の採用は、経験より、この2点で決まる。転職の流れと時期は第二新卒の転職はいつから始めるかに書いた。
書き方の型
| 文 | 中身 |
|---|---|
| 1.分かったこと | 1〜2年働いて、自分は◯◯に向いている、◯◯をやりたい、と分かった |
| 2.今の会社にないこと | 配属の仕組み、事業の範囲、職種、規模。会社の否定でなく事実 |
| 3.この会社にあること | 求人票の業務、事業の方向、規模。1点 |
| 4.入社後に何から | 最初にやること |
例文
同業他社へ
新卒で食品メーカーの営業に配属され、1年半、量販店向けの営業を担当しました。売場の提案で数字が動くことにやりがいを感じましたが、現職では担当エリアと商品が固定され、提案の幅が限られています。貴社は営業が商品の企画にも関わる体制と伺い、売場で得た顧客の声を商品に返す仕事をしたいと考え、志望しました。入社後は、まず担当エリアの量販店との関係を作ることから始めます。
異業種で同じ職種
新卒で人材会社の営業を1年担当し、法人の採用課題を聞いて提案する仕事に向いていると分かりました。ただ、扱う商材が採用に限られ、顧客の事業全体には関われませんでした。貴社のIT機器の営業は、顧客の業務全体を見て提案する仕事と伺い、営業の力を顧客の事業の広い範囲で使いたいと考え、志望しました。
職種を変える
新卒で営業に配属され、1年やって、自分は顧客の要望を聞いて形にする側でなく、形にする仕組みを作る側に向いていると分かりました。現職にはその職種(企画・マーケティング)がありません。貴社は営業の経験者をマーケティングに採る方針と伺い、営業で聞いた顧客の声を、仕組みの側で活かしたいと考え、志望しました。
大手から中小へ
新卒で大手の商社に入り、2年、部門の一部の業務を担当しました。業務の全体を見る機会が少なく、自分で判断して動く範囲を広げたいと考えるようになりました。貴社は社員30名で、1人が担当する範囲が広いと伺い、早く全体を見て判断する仕事をしたいと考え、志望しました。大手で学んだ手順と報告の型は、貴社でも使えます。
中小から大手へ
新卒で社員20名の会社に入り、1年半、営業から請求まで幅広く担当しました。幅広く経験できた一方で、専門を深める機会と教育の体制が限られていました。貴社の◯◯の職種で、体系的な教育を受けながら専門を深めたいと考え、志望しました。中小で1人で回した経験は、貴社でも自分で動く土台になります。
新卒で入った会社が合わなかった
新卒で入った会社で1年、事務を担当しました。やってみて、自分は人と直接関わって成果を出す仕事に向いていると分かりました。現職の事務では、社外の人と接する機会がありません。貴社の販売職は、顧客と直接向き合って売上を作る仕事で、事務で身についた正確さを接客の記録と在庫の管理で使いたいと考え、志望しました。
1社目を辞める理由とのつなげ方
| 本音 | 書き方 |
|---|---|
| 思っていた仕事と違った | 「やってみて、自分は◯◯に向いていると分かった」。調べなかったのでなく、経験の結果として |
| 配属が望んだ物と違った | 「配属された◯◯で1年やり、◯◯をやりたいと分かった。現職には配属の仕組み上、その機会がない」 |
| 残業が多い、上司が合わない | 書かない。面接で聞かれたら、事実を1文、次の会社の体制と結びつけて |
| 給料が低い | 書かない。第二新卒の年収は大きく変わらない |
| 会社の将来が不安 | 「◯◯の事業に関わりたい」と、次の会社の事業で |
前の会社が悪いのでなく、1〜2年で自分のことが分かった、という形にする。本音からの作り方は志望動機は本音で言っていいかに書いた。
書いてはいけない事
| NG | 読まれ方 |
|---|---|
| 新卒の就活と同じ文(理念に共感・貴社の◯◯に魅力) | 1〜2年働いた人の文に見えない |
| 成長したい、スキルを身につけたい(だけ) | 会社に何をもらうかの話 |
| 新卒で第一志望に落ちたので、今度こそ | 前の会社に腰を据えていなかった |
| 前の会社の悪口 | 次も同じことを言う |
| とりあえず入った会社だったので | 選ぶ力がない |
| 1年で辞めることへの謝罪が長い | 自信がない。事実を1文で |
第二新卒は、新卒と違って1〜2年の経験がある。その経験から分かったことを書けるのが、新卒との差だ。
面接で聞かれる追加の質問
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜ1年で辞めるのか | 志望動機の1文目と2文目を口で。会社の否定にしない |
| 次も同じ理由で辞めないか | 次の会社に「この会社にあること」が本当にあるかを、面接で確かめた事実で答える。「求人票と面接で◯◯を確認しました」 |
| 新卒でその会社を選んだ理由 | 事実で。「◯◯に興味があった」。選んだ理由と、やって分かったことの差を、成長として言う |
| 1〜2年で何を得たか | 業務の中身と、数字を1つ。1年でも、月◯件の処理、◯社の担当、はある |
面接で聞かれることの全体は第二新卒の面接で聞かれること8つに書いた。
履歴書の欄の長さに合わせる
上の例文は職務経歴書用の長さ(150〜200字)だ。履歴書の欄には4文に削る。型の4文がそのまま使える。職務経歴書の書き方は第二新卒の職務経歴書の書き方に書いた。
よくある質問
1社目を半年で辞めた。志望動機はどう書くか
型は同じ。「半年で分かった」は短いので、分かったことを具体に。面接で「なぜ半年で」は必ず聞かれるので、事実を1文(方針の違い・体調・業務の実態と求人票の差)で答える準備を。
新卒で入った会社に在職中。志望動機に「在職中」と書くか
書かなくていい。職歴欄に「現在に至る」とあれば分かる。志望動機は仕事の中身で。
第二新卒で同じ業界の同じ職種に応募する意味は
会社を変えることで、担当の範囲、教育、働き方が変わる。「今の会社にないこと」を、体制と範囲で書く。
転職の資料をLINEで無料配布中
第二新卒の志望動機の4文の記入表(分かったこと・今の会社にない・この会社にある・入社後)と、辞める理由の言い換え表を公式LINEで無料配布している。新卒の文を捨てて、1〜2年で分かったことで書く。


