新卒で入った会社を1年で辞めたい。第二新卒として転職できると聞いた。だが、いつから動けばいいのか。何から始めるのか。何か月かかるのか。辞めてから探すのか、働きながらか。
先に言う。第二新卒の転職は、入社1年を過ぎてから動くのが通りやすい。始めるのは辞めたいと思った日でなく、次の職種を1つ決めた日だ。かかるのは2〜4か月。第二新卒の期間、1年未満の線、始めるタイミング、流れと期間、やることの順番、在職中に進める理由、辞めてから探す落とし穴、求人の見分け方、面接の2つの質問、周りへの伝え方を書く。
先に一文で。第二新卒の転職は卒業後3年以内が目安で入社1年を過ぎてから動くと通りやすく、始める日は次の職種を1つ決めた日、流れは準備2週間・応募と選考1〜2か月・退職と入社1〜2か月の2〜4か月で、今の会社で得た物を書き出して職種を決め、書類を作り、第二新卒向けの求人を10〜15社に応募して並行で進め、在職中に動いて空白を作らず、面接では辞める理由と次で何をしたいかの2つを一貫させるのが正解だ。
この記事の要点
- 入社1年を過ぎてから。1年未満は理由が要る
- 始めるのは次の職種を決めた日
- 2〜4か月。準備2週間・選考1〜2・入社1〜2
- 在職中に進める。空白を作らない
第二新卒の期間
第二新卒は、学校を卒業して就職し、3年以内に転職を考えている人を指す。法律の定義はなく、企業ごとに線が違う。25〜27歳ごろまで。名乗れる期間の線は第二新卒はいつまで名乗れるのかに書いた。
| 入社からの期間 | 見られ方 |
|---|---|
| 1年未満 | 「すぐ辞める人」と見られやすい。理由が明確に要る |
| 1〜2年 | 第二新卒の中心。「1年やってみて判断した」が通る |
| 2〜3年 | 第二新卒として動ける。職歴として見られる部分も増える |
| 3年超 | 第二新卒でなく、中途として扱われることが多い |
1年未満で動く時の線
1年未満でも動ける。ただし、理由を面接で答えられることが条件だ。
| 通る理由 | 通りにくい理由 |
|---|---|
| 求人票と実際の業務が違った(具体的に) | なんとなく合わない |
| 体調に出た(医師の判断) | 上司が嫌 |
| 会社の事業縮小、配属の大幅な変更 | 給料が低い(第二新卒の年収は大きく変わらない) |
| 明確に次の職種が決まっていて、今の会社にその仕事がない | 友人が転職したから |
1年未満で辞める時は、辞める前に次の職種を決める。決まっていない状態で辞めると、空白が延びる。
始めるタイミング
| きっかけ | 判断 |
|---|---|
| 辞めたいと思った日 | まだ始めない。理由を紙に書いて、1か月置く |
| 次の職種を1つ決めた日 | ここで始める。応募先が定まり、志望理由が書ける |
| 求人が増える時期の2か月前 | 1〜3月と9〜10月に第二新卒の求人が増える。11月か7月に準備を始める |
| 入社1年の少し前 | 準備を始めて、1年を過ぎた時点で応募する |
「辞めたい」から始めると、応募先が「今より良さそうな所」になり、面接で「次で何をしたいか」に答えられない。
流れと期間
| 段階 | 期間 | 中身 |
|---|---|---|
| 準備 | 2週間 | 今の会社で得た物の書き出し、次の職種の決定、履歴書と職務経歴書、転職サイトとエージェントの登録 |
| 応募と選考 | 1〜2か月 | 10〜15社に応募、書類選考1週間、面接1〜2回で2〜4週間、内定 |
| 退職と入社 | 1〜2か月 | 退職の申し入れ(1か月前)、引き継ぎ、有給消化、入社 |
| 合計 | 2〜4か月 |
中途の平均(3〜6か月)より短い。第二新卒向けの求人は選考が速く、面接が1〜2回で終わることが多い。中途全体の期間の考え方は転職活動は何ヶ月かかるかに書いた。
やることの順番
- 今の会社で得た物を書き出す。担当した業務、使ったツール、数字(件数・人数・期間)、教わった仕事の進め方。1年でも、書き出せば20個は出る
- 次の職種を1つ決める。今の職種を続けるか、変えるか。変えるなら、今の経験のうち何を持って行けるか
- 履歴書と職務経歴書を作る。1社1年の書き方は第二新卒の職務経歴書の書き方に書いた
- 転職サイトに登録し、第二新卒歓迎の求人を見る。エージェントを使うかは第二新卒はエージェントを使うべきかに書いた
- 10〜15社に応募。同時に3〜5社を進める
- 面接の答えを2つ作る。辞める理由と、次で何をしたいか
- 内定が出たら1週間で決め、退職を申し入れる
在職中に進める理由
第二新卒は職歴が短い。空白期間が3か月を超えると、「1年で辞めて3か月無職」という見え方になり、書類の通過率が落ちる。在職中なら、決まらなくても今の会社に残れるので、妥協して決めることが減る。
有給が取れずに面接に行けない時は、一次面接をオンラインにしてもらう。第二新卒の選考はオンラインが多い。
辞めてから探す落とし穴
| 落とし穴 | 起きること |
|---|---|
| 空白が延びる | 3か月を超えると理由を聞かれる |
| 焦って決める | 今より条件の悪い会社に入る |
| 失業保険が薄い | 自己都合で給付制限があり、加入期間1年でもらえる日数は90日 |
| 生活費 | 貯金が減ると、判断が鈍る |
辞めてから探すなら、退職前に書類と応募先を揃えて、退職の翌週から面接に入れる状態にする。体調で続けられない時は別で、辞めて回復してから動く。
第二新卒向けの求人の見分け方
| 見る所 | 判断 |
|---|---|
| 「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」の表記 | 入口。ただし全部が良い求人ではない |
| 教育・研修の中身が具体的 | 「OJT」だけでなく、期間と担当者が書いてある |
| 離職率か平均勤続年数 | 書いてある会社は隠していない |
| 求人が常に出ている | 人が定着していない可能性 |
| 給与の幅が広すぎる | 下の額があなたの提示になる |
面接で必ず聞かれる2つ
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜ1〜2年で辞めるのか | 会社の悪口にしない。「◯◯をやりたいと分かり、今の会社にはその仕事がない」と、次の職種につなげる。事実を1つ添える |
| 次で何をしたいか | 職種を1つ、それを選んだ理由を今の会社の経験から1つ。「成長したい」でなく、仕事の中身で |
この2つが一貫していれば、第二新卒の面接は通る。聞かれることの全体は第二新卒の面接で聞かれること8つに書いた。
親や周りへの伝え方
決まってから伝える。「辞めたい」の段階で伝えると、止められて、判断が揺れる。内定が出て、承諾を決めた時に、「◯◯の仕事をするために転職する。◯月から◯◯で働く」と、次の話として伝える。
よくある質問
第二新卒で、今と同じ職種に転職する意味はあるか
ある。会社を変えることで、業務の幅、教育の体制、働き方が変わる。同じ職種なら経験がそのまま使えて、通りやすい。
新卒の就活で落ちた会社に、第二新卒で応募していいか
いい。新卒と中途の採用は別の枠で、記録が引き継がれないことが多い。1年の経験を持って、別の人として受ける。
第二新卒で大手に行けるか
行ける枠はある。線は第二新卒で大手は無理なのかに書いた。
転職の資料をLINEで無料配布中
第二新卒の転職の順番表(今の会社で得た物の書き出し・職種の決め方・応募数・面接の2つの答え)を公式LINEで無料配布している。始めるのは、辞めたい日でなく、次を決めた日だ。


