二次面接は英語で、と言われた。TOEICは650点。英語で話す仕事はしていない。何を聞かれるのか。どのくらいのレベルが要るのか。発音が悪いと落ちるのか。どう準備すればいいのか。

先に言う。英語面接で見られているのは、発音でなく、仕事の話を英語で一直線に言えるかだ。聞かれることは日本語の面接と同じ。自己紹介・経歴・転職理由・強み・志望理由を、短い文で用意しろ。分からなければ聞き返せ。見られる点、レベルの見分け、聞かれること、答え方の型、準備の順番、聞き返しの表現、自信がない時、面接官の違い、オンライン、当日、TOEICとの関係を書く。

先に一文で。転職の英語面接は発音や文法でなく仕事の話を短い文で結論から言えるかと聞き返せるかを見ており、聞かれることは日本語の面接と同じ自己紹介・経歴・転職理由・強みと実績・志望理由に英語の使用経験が加わり、日本語で答えを作ってから英語に直し声に出して録音し想定質問10に答える順で準備し、1文を短く数字を入れて結論→理由→例で答え、分からなければ聞き返し、最初に「完璧ではないが仕事の経験は説明できる」と正直に言い、求人票のTOEICの点数と使用場面でレベルを見分けるのが正解だ。

この記事の要点

  • 見られるのは発音でなく、仕事の話を一直線に言えるか
  • 聞かれることは日本語の面接と同じ
  • 日本語で作って英語に直し、声に出す
  • 分からなければ聞き返す。黙らない

見られている点

見る点中身
仕事の話を英語で言えるか経歴・実績・転職理由を、短い文で結論から
聞き返せるか分からない質問を、聞き返す表現で確かめられるか
分からないことを言えるか黙らず、「I'm not sure, but...」で答えられるか
入社後に回るか英語の会議やメールで、仕事が止まらないか

ネイティブの英語も、正しい文法も、求めていない。仕事の話が通じるかだ。TOEICの点数と実務の英語の関係は転職にTOEICは何点必要かに書いた。点数は入口で、面接は実務の再現だ。

求められるレベルの見分け

求人票の記載求められる英語面接の内容
TOEIC 600点程度、メールでの英語使用読み書き中心。会話は簡単な確認5分程度の自己紹介と簡単な質疑
TOEIC 730点程度、会議で使用会議で発言できる。電話で確認できる15〜30分の会話。経歴と転職理由と志望理由
TOEIC 800点以上、海外との調整・交渉交渉、説明、報告30分以上、全部英語。ケースや状況の質問
ビジネスレベル、ネイティブレベル実務の全部外国人面接官と全部英語

面接の前に人事に聞いていい。「英語面接はどの程度の時間と内容でしょうか。面接官は日本人の方でしょうか」。準備の範囲が決まる。

聞かれること

日本語の面接と同じだ。中途面接の質問の全体は転職面接で聞かれること一覧に書いた。英語では、その中から5つと、英語の経験が加わる。

質問英語での聞かれ方の例
自己紹介Could you introduce yourself? / Tell me about yourself.
経歴Could you walk me through your career?
転職理由Why are you looking for a new job? / Why do you want to leave your current company?
強みと実績What are your strengths? / Tell me about your biggest achievement.
志望理由Why are you interested in this position? / Why our company?
英語の使用経験How do you use English in your current job? / Have you worked with people overseas?
逆質問Do you have any questions for us?

答え方の型

順中身例
1結論を1文I have eight years of experience in B2B sales.
2理由か中身を1文I sold IT equipment to small and medium-sized companies.
3例か数字を1文Last year, I achieved 118% of my annual target.
4応募先とのつながりを1文I want to use this experience in your company's sales team.

1文を短く。10語前後。長い文を作ろうとすると、途中で止まる。数字を入れると、語彙が少なくても具体になる。

準備の順番

順やること
1日本語で答えを作る。自己紹介1分、経歴、転職理由、強みと実績、志望理由。日本語の面接と同じ型で。自己紹介の型は面接の自己紹介1分に書いた
2英語に直す。1文を短く。分からない単語は簡単な言い方に変える(「売掛の回収」→collecting payments)
3声に出して読む。スマホで録音して聞く
4想定質問10に、口で答える。上の7つに、「困難を乗り越えた経験」「5年後」「いつから働けるか」を足す
5聞き返しと言い直しの表現を、5つ覚える
6前日に1回、当日の朝に1回、声に出す

暗記した文をそのまま言うのは、通じにくい。短い文を組み合わせて話せる状態にする。

聞き返しと言い直しの表現

場面表現
聞き取れなかったCould you say that again, please? / Could you repeat the question?
意味を確かめたいDo you mean ...? / Are you asking about ...?
考える時間がほしいLet me think for a moment.
言い直すSorry, let me rephrase. / What I mean is ...
分からないI'm not sure about that, but I think ...
単語が出ないI don't know the exact word, but it's like ...

この6つを覚えておくと、止まらない。止まらないことが、英語面接で一番評価される。

自信がない時の正直な言い方

最初に、1文で言う。

My English is not perfect, but I can explain my work experience. Please let me know if anything is unclear.

面接官は、速さと語彙を合わせてくれる。分かったふりをして的外れに答えることと、黙ることが、一番評価を落とす。正直に言って、聞き返して、短い文で答える。

日本人面接官と外国人面接官の違い

日本人面接官外国人面接官
見る物英語で仕事の話ができるか。文法の細かい所を見ることがある通じるか。話の中身。文法は気にしない
速さゆっくり。日本語に切り替わることもある普通の速さ。聞き返していい
対応日本語の面接と同じ礼儀目を見て、はっきり。相づちを声で(I see. / Right.)

外国人面接官の方が、英語そのものには寛容なことが多い。中身を見ている。

オンラインの英語面接

音声が聞き取りにくいと、英語はさらに難しくなる。有線の回線、イヤホン、静かな部屋。聞き取れなければ、「The sound was cut off. Could you say that again?」と、回線を理由に聞き返していい。Web面接の環境はWeb面接のコツに書いた。

当日にやること

  • 朝、声に出して自己紹介を1回
  • 面接の直前に、聞き返しの表現を1回読む
  • 最初の一言(自己紹介の1文目)だけ暗記。そこが出れば続く
  • 聞き取れなかったら、聞き返す。3回目でも聞き返す
  • 終わりは「Thank you for your time.」

TOEICの点数と面接の関係

TOEICの点数は書類の入口で、面接は実務の再現だ。点数が高くても話せない人はいるし、650点でも仕事の話を一直線に言える人はいる。面接では、点数でなく、話せた中身で見られる。点数が条件に足りない時は、面接で話せることを見せる方が、点数を上げるより早い。

よくある質問

英語面接で日本語に切り替えていいか

面接官が日本人で、日本語で聞かれたら、日本語で答えていい。自分から切り替えるのは、「May I explain this part in Japanese?」と聞いてから。全部を日本語にすると、英語面接の意味がなくなる。

業務で英語を使った経験がない

正直に言う。「I haven't used English at work, but I've been studying, and I can read and write emails.」(業務で英語を使った経験はないが、勉強していて、メールの読み書きはできる)。できることを言う。

発音が悪いと落ちるか

発音で落ちることは少ない。通じないほど速い、小さい、途中で止まる、が落ちる原因だ。ゆっくり、はっきり、短い文で。

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