副業の収入を、給与とは別の口座で受け取れば会社にバレない。そう聞いて、口座を作った。これで安心なのか。
先に言う。口座は会社から見えない。見えるのは住民税だ。口座を分けてもバレる確率は変わらない。本当の経路5つと、口座を分ける本当の理由、分け方を書く。
先に一文で。副業の口座を分けても会社にバレる確率は変わらず、バレる経路は住民税・無申告の指摘・勤務時間の矛盾・社内の口・給与の副業の5つなので、口座は確定申告と経費の管理のために分け、バレ対策は確定申告で住民税を普通徴収にすることで行うのが正解だ。
この記事の要点
- 会社は社員の口座を見られない。口座を分けてもバレる確率は変わらない
- バレる経路は5つ。住民税、無申告、勤務時間の矛盾、社内の口、給与の副業
- 口座を分ける理由は管理。確定申告の集計と経費の把握
- バレ対策は、確定申告で住民税を普通徴収にすること
なぜ口座は関係ないか
会社が社員について知るのは、給与を振り込む口座の番号だけだ。その口座にいくら入っているか、他にいくつ口座があるかを、会社が調べる手段はない。銀行が会社に口座の情報を出すこともない。
副業の入金を別の口座で受けても、同じ口座で受けても、会社に届く情報は変わらない。届くのは、次の5つの経路だ。
本当の経路。5つ
| 経路 | 中身 | 対処 |
|---|---|---|
| 住民税の通知 | 副業の所得が住民税に反映され、会社に届く通知の額が給与と合わなくなる | 確定申告で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶ |
| 無申告の指摘 | 申告せずにいると、税務署から指摘され、加算税と一緒に住民税も上がる。会社に脱税まで知られる | 年20万円超は確定申告。20万円以下も住民税の申告 |
| 勤務時間・体調の矛盾 | 副業で寝不足、繁忙期に休みが増える、会議中に副業の連絡 | 本業に影響を出さない |
| 社内の口 | 信頼できる同僚1人に話す。最多の経路 | 誰にも言わない |
| 給与の副業(バイト・派遣) | 給与所得は普通徴収を選べない自治体が多く、本業に合算される | 給与でなく業務委託の形にする |
5つに口座は入っていない。住民税の仕組みは副業が住民税でバレる仕組み、開業届を出した場合の経路は会社員が開業届を出すとバレるかに書いた。
口座を分ける本当の理由
バレ対策にはならないが、分ける価値はある。
- 確定申告の集計。副業の入金と経費が1つの口座にあると、年間の集計が数時間で終わる。生活費と混ざると、1件ずつ仕分ける作業になる
- 経費の把握。副業用の口座から払った経費が一覧になり、漏れが減る
- 収支の把握。いくら稼いで、いくら使ったかが月ごとに見える。月5万に届いているかの判断も、この口座で分かる
- 税務調査への備え。副業の入出金が分かれていると、説明が楽になる
分ける理由は管理で、隠すためではない。確定申告の手順は副業の確定申告はいくらからへ。
分け方。屋号なしで足りる
| 方法 | 中身 |
|---|---|
| 個人名義の普通口座をもう1つ作る | ネット銀行なら数日で作れる。副業の入金先と経費の支払いをこの口座に統一する |
| 屋号つきの口座 | 開業届と屋号があれば作れる。取引先への見え方が変わるが、副業の段階では必須ではない |
| クレジットカードも分ける | 副業の経費用のカードを1枚作ると、経費の集計がさらに楽になる |
屋号と事業用口座の作り方は屋号の決め方と事業用口座に書いた。副業の段階では、個人名義の2つ目の口座で十分だ。
本当のバレ対策。普通徴収の手順
- 副業の所得(収入−経費)が年20万円を超えたら、確定申告をする
- 申告書の「住民税に関する事項」で、「自分で納付」(普通徴収)を選ぶ
- 申告後、5月頃までに市区町村へ電話し、副業分が普通徴収になっているかを確認する
- 6月に届く納付書で、自分で払う
20万円以下でも、住民税の申告は必要で、同じく普通徴収を選ぶ。給与の副業(バイト・派遣)はこの方法が使えないことが多い。正社員が派遣で副業するとバレるかへ。
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よくある質問
マイナンバーで、会社に副業がバレますか?
バレない。マイナンバーは税と社会保険の手続きで使われるが、会社が社員のマイナンバーから他の収入を照会する仕組みはない。バレるのは住民税の通知経由で、マイナンバーとは別だ。
副業の入金を家族の口座で受ければ、バレませんか?
やめたほうがいい。所得は本人のもので、家族の口座で受けても本人の所得として申告が要る。家族の口座で受けて申告しないと、無申告の問題になる。バレ対策としても意味がない。
副業の口座を分けたら、確定申告は楽になりますか?
なる。副業の入金と経費が1つの口座にまとまるので、年間の集計が口座の明細をなぞるだけで終わる。会計ソフトと連携すれば、さらに楽だ。
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バレる5つの経路の対策、確定申告で普通徴収を選ぶ手順、口座を分けた後の経費の記録の型を公式LINEで無料配布している。口座は会社から見えない。見えるのは住民税だ。


