転職しようと決めた。ハローワークに行くべきか、転職サイトに登録すべきか。どっちが正解なのか、それとも両方なのか。

即答する。どっちか、ではなく、どう分けるか。狙う求人で使う入口が決まる。在職中で年収400万円以上を狙うなら転職サイト、地元・人手不足職種・職業訓練ならハローワークだ。比較と併用の型を書く。

先に一文で。ハローワークと転職サイトは、在職中で年収400万円以上・都市部なら転職サイト、地元の中小企業・人手不足職種・50代以上・職業訓練ならハローワークが強く、両方に登録して求人の種類で使い分けるのが正解だ。

この記事の要点

  • 転職サイトは在職中に使いやすく、年収帯が高い。応募は24時間できる
  • ハローワークは地元と人手不足職種に強く、相談員と職業訓練がつく
  • 求人の質は平均では転職サイトが上。だがハローワークにしかない優良な中小もある
  • 併用が普通。1つに絞る理由はない

一覧比較

項目ハローワーク転職サイト
求人の中心地元の中小企業、人手不足職種都市部、年収400万以上、若手〜30代
求人の年収帯250〜450万円が中心350〜700万円が中心
掲載費用(企業側)無料有料(数十万円〜)
在職中の使いやすさ平日8時半〜17時15分の来所が基本。相談は予約制24時間応募できる
相談・添削相談員が無料でつく基本なし(エージェント型は別)
職業訓練あり(失業保険と組み合わせ可)なし
スカウトなしあり(レジュメを置くと届く)
会社にバレるかバレないバレない(ブロック設定で現職を除外)

企業側の掲載費用が違うので、求人の質の平均は転職サイトが上に出る。ただし採用予算をかけない地元の優良な中小企業は、ハローワークだけに出すことがある。ハローワークの求人の見分け方は別記事に書いた。

どっちを主にするか。狙う求人で決める

あなたの状況主にする入口理由
在職中、20〜40代前半、年収400万以上を狙う転職サイト求人の年収帯と、在職中の使いやすさ
地元で働きたい、地方在住ハローワーク地元の中小企業の求人が最も多い
介護・運輸・製造・建設ハローワーク人手不足職種の求人が集中している
50代以上ハローワーク+知人紹介転職サイトの年齢フィルターが厳しい
離職中で職業訓練を考えているハローワーク訓練と失業保険の窓口が同じ
未経験の職種に移りたい両方転職サイトで相場を見て、ハローワークで訓練を使う

50代の使い方は50代の転職でハローワークをどう使うかに分けて書いた。エージェントとの比較はハローワークと転職エージェントの違いへ。

併用の型。3つ

型1、転職サイトを主、ハローワークを補助。在職中の人の基本形。転職サイトで応募しながら、ハローワークのオンライン検索で地元の求人だけ見る。

型2、ハローワークを主、転職サイトで相場を見る。地元志向の人。ハローワークで応募し、転職サイトで同職種の年収相場を確認して、条件交渉の材料にする。

型3、ハローワークで訓練、転職サイトで応募。未経験転職の人。訓練で基礎を作ってから、転職サイトで未経験可の求人に出す。

在職中にハローワークを使う時の現実

来所は平日の日中が基本で、在職中は使いにくい。ただし次の3つで大半は解決する。

  • オンラインで求職登録と求人検索ができる。来所は相談と紹介状の時だけでいい
  • 相談は予約制なので、半休1回で済む
  • 地域によっては夜間や土曜に開いている関連施設がある

在職中の利用が会社にバレることはない。ハローワークは会社に連絡しないし、求職情報は企業に公開されない。バレる経路は、休みの取り方と自分の口だけだ。

祝い金や支援金の違い

転職サイトの一部には、入社で祝い金が出るものがある。ハローワークには祝い金はないが、再就職手当(失業保険の受給中に早く決まると残日数に応じて支給)と、職業訓練受講給付金がある。金額はハローワーク側のほうが大きいことが多い。離職中の人は、この差を知った上で入口を選ぶ。

3分で診断エージェント診断——転職サイト・エージェント・ハローワークのどれを主にするか、状況から先に絞る。

在職中に使う時のバレる経路は在職中のハローワーク利用は会社にバレるかだ。

よくある質問

ハローワークは「やめとけ」と言われました

言う人は、ハローワークの求人だけで年収500万円以上を探した人だ。狙う帯が合っていない。地元の中小や人手不足職種、訓練を使う人には、今も最も強い入口だ。

転職サイトとエージェントは、どう違いますか?

転職サイトは自分で探して応募する。エージェントは担当がついて求人を紹介する。転職サイトの中にエージェント機能がついているものも多い。在職中で時間がない人は、エージェント型を1社入れると応募の手間が減る。

ハローワークで転職が決まったら、何か手続きは要りますか?

離職中で失業保険を受けている人は、採用証明書を出して受給を止める。早く決まった場合は再就職手当の申請ができる。在職中の人は、求職登録を取り消すか、そのままでも問題ない。

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