「ハローワークと転職エージェント、どっちを使えばいいの?」。この質問、ネットで調べると大体「転職エージェントの方がいい」と書いてある。だが、それはエージェントのアフィリエイト記事に偏っている。
この記事では忖度なしで両方の違いを比較する。結論、どっちが上とかではない。向き不向きがある。
求人の質の違い
ハローワークの求人
- 掲載が無料。だから零細企業や個人事業主の求人も多い
- 地方の求人に強い。地元密着型の企業が多く集まる
- 求人票の情報が少ない(仕事内容が2〜3行で終わっていることがある)
- 給与水準は低めの傾向。年収300万以下の求人も多い
- ブラック企業が混ざるリスクがある(掲載審査が緩い)
転職エージェントの求人
- 企業が成功報酬を払うので、採用に予算をかけられる企業が多い
- 大手企業・上場企業の非公開求人がある
- 求人情報が詳しい(担当コンサルタントが企業を訪問して情報を持っている)
- 給与水準は中〜高め。年収400万以上の求人が中心
- 掲載にコストがかかる分、一定の質は担保されやすい
正直に言うと、求人の質では転職エージェントの方が高い。ハローワークの求人は玉石混交で、見極める力が必要になる。
サポートの違い
ハローワークのサポート
- 職業相談員がいるが、担当が固定ではない
- 書類添削や面接対策はあるが、質は担当者による差が大きい
- 職業訓練(ハロトレ)への紹介がある(資格取得、スキルアップ)
- 失業保険の手続きと一体で利用できる
- 土日は閉庁。平日の日中に行く必要がある
転職エージェントのサポート
- 担当コンサルタントが固定で、一貫して対応する
- 書類添削・面接対策・年収交渉を代行してくれる
- 企業の内部事情(社風・離職率・面接で聞かれること)を教えてもらえる
- オンライン完結で、土日や夜間も対応する会社が多い
- 転職を決めさせようとする圧がある場合がある
サポートの手厚さではエージェントが上だ。ただし、ハローワークの職業訓練は唯一無二のメリットだ。未経験の業界にスキルを身につけてから行きたい場合、ここは他で代替できない。
スピードの違い
- ハローワーク:求人を探す→紹介状を発行→応募→書類選考→面接。全部自分のペースだが、手続きが多い
- 転職エージェント:登録→面談→求人紹介→応募→面接。早ければ2週間で内定が出ることもある
急いでいるならエージェントの方が早い。じっくり探したいならハローワークでもいい。
ハローワークが向いている人
- 地方在住で、地元の求人を探している
- 失業保険を受給しながら転職活動したい
- 未経験の業界に行くために職業訓練を受けたい
- 自分のペースでゆっくり探したい
- エージェントに登録したが求人を紹介されなかった
特に地方在住の人にとって、ハローワークの地元求人のカバー率は圧倒的だ。大手エージェントは都市部中心の求人が多いから、地方では使いにくいことがある。
転職エージェントが向いている人
- 年収アップを狙っている
- 在職中で時間がなく、効率よく転職したい
- 書類や面接に自信がなく、プロの添削がほしい
- 非公開求人にアクセスしたい
- 年収交渉を任せたい(または自分でもやるが後押しがほしい)
併用の正解パターン
ハローワークとエージェントは、どちらか一方だけを使う必要はない。併用するのが正解だ。
おすすめの併用パターン
- メインはエージェント、サブでハローワーク:エージェントの非公開求人を軸に動きつつ、ハローワークで地元求人や中小企業もチェックする
- ハローワークで職業訓練+エージェントで転職先探し:スキルを身につけてからエージェント経由で応募する
- 失業保険はハローワーク、求人探しはエージェント:失業保険の手続きと求職実績はハローワークで作り、実際の応募はエージェント経由で行う
どれかを選ぶ必要はない。自分に合う組み合わせで使え。
ハローワークを使うときの注意点
ハローワークの求人には、注意が必要な点もある。知らずに使うと痛い目に遭うことがあるから、先に書いておく。
求人票と実態が違うケースがある
ハローワークの求人票に書かれた情報は、企業の自己申告だ。掲載前にハローワークの職員が内容を確認するが、実態調査まではしない。
- 求人票には「残業なし」と書いてあったのに、入社したら毎日2時間残業
- 「正社員」と書いてあったのに、実際は契約社員で更新制
- 給与額に固定残業代が含まれていた
こういったトラブルは珍しくない。面接時に必ず求人票の内容を確認しろ。特に給与の内訳(基本給・手当・残業代の区別)は聞いておけ。
求人の更新頻度が低い
ハローワークの求人は、掲載期間が終わっても再掲載されることが多い。つまり、何ヶ月も同じ求人が出ている場合がある。これは「常に人が辞めている会社」の可能性が高い。長期間出ている求人は要注意だ。
相談員の質にバラつきがある
ハローワークの相談員は、転職のプロというより公務員だ。業界知識や市場感覚はエージェントに劣ることが多い。良い相談員に当たればラッキーだが、当たり外れがある。合わないと感じたら、別の窓口や別の日に行って別の相談員を捕まえろ。
転職サイトも組み合わせる
ハローワークとエージェントに加えて、転職サイト(スカウト型)を使うのも有効だ。スカウト型なら、プロフィールを登録しておくだけで企業からオファーが届く。ハローワークとエージェントの弱点を補える。
転職サイトへの登録が会社にバレないか不安な人は、ブロック設定をすれば安全に使えるから安心しろ。
エージェント選びで迷ったら
エージェントは大手だけでも複数あるし、特化型も含めると選びきれない。まず1社試すなら、サポートの丁寧さに定評があるところから始めるのがいい。
書類添削から面接対策、年収交渉まで一通り対応してもらえる。初めてエージェントを使う人でも、手順を案内してくれるから迷わない。
20代・第二新卒で、ハローワークとエージェントのどちらを使うか迷っている人向け。未経験歓迎の求人を多く持っていて、ハローワークの職業訓練と並行して使うこともできるんよ。
結局、何から始めればいいか
選択肢が多すぎて動けない人のために、状況別の第一歩を書いておく。
- 在職中で年収を上げたい → エージェントに登録。非公開求人を見せてもらう
- 失業中で早く次を見つけたい → ハローワークで失業保険の手続き+エージェント登録を同日にやる
- 未経験の業界に行きたい → ハローワークの職業訓練を調べる。並行してUZUZに相談
- 地方在住で選択肢が少ない → ハローワークをメインに、リモート求人はエージェントで探す
どれか1つでいい。まず1つ行動しろ。比較検討で時間を使いすぎるのが一番の損だ。
エージェントに断られた場合
エージェントに登録しても「紹介できる求人がありません」と言われることがある。その場合は門前払いされた後の抜け道を確認して、別のルートを探せ。
まとめ
ハローワークと転職エージェントは、どちらが優れているかではなく、自分の状況に合う方を選べ。
- 求人の質はエージェントが上。地方の網羅性はハローワークが上
- サポートはエージェントが手厚い。職業訓練はハローワーク独自の強み
- スピードはエージェントが早い
- 併用が正解。どちらか一方に絞る必要はない
- 20代はUZUZ、全年代ならパソナが取っ掛かりに使いやすい
どっちを使うか悩んで止まっているくらいなら、両方登録しろ。使ってみて合わない方を切ればいいだけだわ。
LINE登録で転職戦略シートを無料配布中
ハローワーク・エージェント・スカウト型。どれをどう使うか整理したいなら、LINEで「転職戦略シート」を受け取っておけ。



