ITに未経験から入りたい。求人を見ると、ヘルプデスクとITサポートの未経験求人は多い。だが、年収が低い、キャリアにならないとも聞く。入っていいのか。

先に言う。ヘルプデスクは、IT未経験が正社員で入れる一番広い入口だ。だが年収は300万円台で止まり、3年いると次に動きにくくなる。入口として使い、2〜3年で社内SEかインフラに動く前提で入れ。仕事内容、種類、入れる理由、年収、きつい点、向く人、その後、3年の線、資格、前職の訳し方、面接、年齢、避ける求人を書く。

先に一文で。ヘルプデスクの未経験転職はIT未経験が正社員で入れる一番広い入口で、社内・外部向け・SES案件・コールセンター型の4種類から選び、年収は300〜350万円で上がりにくいと知り、同じ問い合わせの繰り返しと怒られることとシフトと技術が付きにくいことがきつい点で、2〜3年で社内SEかインフラエンジニアか運用監視かカスタマーサクセスに動く前提で入り、いる間にCCNAかLPICと問い合わせの先の技術を自分で学び、3年以上いて「ヘルプデスクの人」にならないようにするのが正解だ。

この記事の要点

  • IT未経験の一番広い入口
  • 年収は300万円台で止まる
  • 2〜3年で次に動く前提で入る
  • いる間に資格と技術を自分で学ぶ

ヘルプデスクの仕事内容

仕事中身
問い合わせ対応「PCが起動しない」「メールが送れない」「パスワードを忘れた」に、手順書に沿って答える。電話、チャット、メール、対面
アカウントの管理入社と退社のアカウントの作成と削除、権限の変更
PCのセットアップ新しいPCの設定、ソフトの導入、故障の交換
障害の一次対応障害の連絡を受け、状況を確かめ、担当に引き継ぐ
記録問い合わせの内容と対応を、管理ツールに記録する
手順書の更新よくある問い合わせの手順書を作る

最初の半年は、上の1つ目が仕事の8割だ。

種類の違い

種類相手未経験求人特徴
社内ヘルプデスク自社の社員中日勤。社内SEへの道が近い。競争がある
テクニカルサポート・サービスデスク外部の顧客多いシフトがある。製品の知識が付く
SESのヘルプデスク案件客先の社員多い客先に常駐。案件が変わる
コールセンター型製品の利用者多い電話が中心。コールセンターに近い。技術が付きにくい

社内SEを目指すなら、社内ヘルプデスクかSESの社内ヘルプデスク案件を選ぶ。コールセンター型は、IT職種への道が一番遠い。コールセンターのきつさはコールセンターを辞めたいに書いた。同じきつさが、コールセンター型のヘルプデスクにもある。

未経験で入れる理由と求人の探し方

入れる理由は、最初の仕事が手順書に沿った対応で、技術より聞く力と説明の力と記録の正確さだからだ。人の入れ替わりも多く、求人が常にある。

探し方中身
転職サイトで「ヘルプデスク 未経験」多い。種類を求人票で確かめる
IT未経験向けのエージェントヘルプデスクと運用監視の求人が中心
派遣から派遣のヘルプデスクから正社員化
社内ヘルプデスクの直接応募事業会社の情シスの求人。競争があるが、その後の道が近い

IT業界の志望動機の型はIT業界の志望動機の例文に書いた。

年収の現実

段階年収
未経験の入口300〜350万円
3年後(ヘルプデスクのまま)350〜400万円で止まる
管理者(SV・リーダー)400万円前後
社内SEやインフラに動いた後400〜500万円

上がりにくい理由は、手順書に沿った対応で技術が付きにくく、代わりが利くと見られるからだ。年収を上げるのは、ヘルプデスクの中でなく、次に動くことだ。

きつい点

きつい点中身
同じ問い合わせの繰り返し「パスワードを忘れた」が1日に何件も
怒られる困っている相手からの問い合わせ。感情をぶつけられることがある
シフトと夜間外部向けと運用を兼ねる所は、シフトと夜間がある
技術が付きにくい手順書の外に出ないと、技術は付かない
評価されにくい対応件数と満足度で見られる。成果が見えにくい

IT未経験の転職で消耗する人の多くは、ヘルプデスクに入って、この5つで止まる。線はIT未経験の転職はやめとけと言われる理由に書いた。

向いている人

向いているなぜ
人の話を聞いて、状況を整理できる問い合わせの8割は、聞き出すことで解決する
説明が苦でない相手のレベルに合わせて説明する
記録を正確に残せる対応の記録が次の対応の元になる
同じことの繰り返しに耐えられる最初の1年は繰り返し
手順の外を自分で調べる次に動ける人と、止まる人の差

その後のキャリアと動くタイミング

次の道中身準備
社内SE自社のシステムの運用とベンダーの管理社内ヘルプデスクで運用に関わる。基本情報
インフラエンジニアサーバーとネットワークの構築と運用CCNA・LPIC。自宅で構築の練習
運用監視システムの監視と障害の一次対応入りやすい。夜勤がある。そこからインフラへ
カスタマーサクセスIT製品の顧客への導入と活用の支援説明の力と製品の知識
ヘルプデスクの管理者SV・チームリーダー対応の質と、人の管理

動くタイミングは2〜3年。社内SEへの道の詳細は社内SEに未経験で転職する現実に書いた。

3年以上いると動きにくくなる理由

理由
「ヘルプデスクの人」と見られ、技術職の面接で経験が評価されない
年齢が上がり、未経験に近い技術職の入口(20代向け)が閉じる
年収が上がらないまま、生活がその年収に合ってしまい、動く気力が減る
手順書の中で仕事をした期間が長いほど、自分で調べて作る力が付いていない

3年目に入る前に、次の道を決めて、資格と技術を用意する。

資格

資格判断
ITパスポート入口で意思を示す最低線。入る前に取る
CCNAインフラへ動く時に。ヘルプデスクにいる間に取る
LPIC・LinuCサーバーの基礎。運用監視やインフラへ
基本情報技術者社内SEへ動く時に
MOSヘルプデスクの求人で少し評価。Officeの問い合わせが多い
ITILファンデーションサービスデスクの運用の考え方。サービスデスクの求人で評価

前職の経験の訳し方

前職言い方
コールセンター「問い合わせに手順で答え、記録を残し、エスカレーションした。1日◯件」
販売・接客「困っている顧客の状況を聞き出して、解決まで案内した」
事務「部署のPCとシステムの問い合わせを実際に対応していた。手順書を作った」
営業「相手に合わせて説明し、社内と調整した」
飲食「忙しい中で優先順位を付けて、複数の対応を回した」

コールセンターと事務の「社内のPCに詳しい人」は、一番通る訳だ。

面接で聞かれること

質問答え方
なぜヘルプデスクか「ITの入口として、人の困りごとを解決する所から入りたい」。次の道も正直に言っていい会社が多い
同じ問い合わせが続いても大丈夫か「手順を覚えて速く正確に答えることが、最初の仕事だと理解している」
怒られた時どうするか「相手は困っている。状況を聞いて、できることを伝える。前職で◯◯の対応をした」
勉強しているかITパスポートを取った、CCNAの勉強をしている、自宅でPCを組んだ、など具体で
シフト対応できる範囲を正直に

30代40代の可否

年齢判断
20代入れる。その後の道が一番広い
30代前半入れる。コールセンターや事務の経験を訳す。2年で次に動く計画を立てる
30代後半入れるが、その後の技術職への道が狭い。社内SEかカスタマーサクセスを次の道にする
40代入れる求人はある(コールセンター型が中心)。その後の道は、管理者かカスタマーサクセス

避けるべき求人

避けるなぜ
「未経験からエンジニアへ」と書いて、中身がコールセンター型のヘルプデスク技術が付かず、エンジニアへの道が遠い
研修期間の給与が極端に低い研修後も低い
夜勤とシフトが多いのに年収が300万円未満運用監視と変わらない負荷で、運用監視より技術が付かない
SESで、ヘルプデスク案件しか出さない会社開発や運用への案件の変更がない

求人票の仕事の中身を読み、「問い合わせ対応」だけか、「運用」や「構築」に触れる部分があるかを見る。

携帯ショップの経験を複雑な商材の営業として訳して移る先は携帯ショップからの転職に書いた。

よくある質問

ヘルプデスクはITエンジニアか

求人の分類ではIT職種だが、技術職としてはエンジニアの手前の位置だ。ヘルプデスクの経験だけで開発職には行けない。インフラや運用に動いて、そこからエンジニアと呼ばれる。

女性のヘルプデスクは多いか

多い。聞く力と説明の力が要る仕事で、性別は関係ない。社内ヘルプデスクは日勤で、働き方も安定している。

ヘルプデスクの正社員と派遣はどちらがいいか

正社員。派遣は時給で、正社員化の道がない所もある。派遣で入るなら、正社員化の実績がある派遣先を選ぶ。

転職の資料をLINEで無料配布中

ヘルプデスクの4種類の比べ方、前職の経験の訳し方、2〜3年で次に動くための資格と準備の表、避ける求人の見分け方を公式LINEで無料配布している。入口として使い、3年で動く。

LINEで無料の資料を受け取る