どうせ目指すなら自社開発。SESはやめとけと聞いた。でも求人を見ると、自社開発の未経験枠がほとんど見つからない。

即答する。未経験からの自社開発直行は、難しい。これは脅しではなく募集の構図の話だ。ただし、2段ルートなら現実的に届く。難しさの正体から、順に書く。

この記事の要点

  • 自社開発の求人には経験者が集まる。未経験を育てる理由が企業側に薄い
  • 現実ルートは2段。教育のある1社目で2〜3年→経験者として移る
  • 1社目の質が全てを決める。ここの選定が実質の自社開発対策だ
  • ポートフォリオ突出型の例外はあるが、例外を計画にしない

難しさの正体。企業側の理屈で見る

自社開発企業の採用を、企業側から見てみる。求人を出せば経験者が応募してくる。教育の仕組みは受託やSESほど整っていないことが多い。プロダクトの開発は納期と品質の勝負で、育成に割ける余裕が小さい。未経験者を採る理由が、構図として無いんよ。

だから「自社開発 未経験可」の求人が少ないのは、あなたの検索が下手なのではなく市場の実態だ。まずこれを受け入れると、戦い方が変わる。

現実の2段ルート。1社目の質が全てだ

通った人の多数派は、このルートを歩いている。

1段目、教育体制のある会社で2〜3年の実務を積む。受託開発かSESで、テストから改修、小さな機能開発へと経験を積む。2段目、経験者として自社開発に応募する。実務経験が付いた瞬間、閉じていた求人の扉が開く。自社開発側も、2〜3年の経験者は普通に採る。

このルートの成否は、1社目の質で9割決まる。スキルの積める案件を持つ会社なら2年で移れる経歴が付くし、テスト要員で塩漬けにする会社なら3年いても経歴が薄いままだ。だから未経験のあなたが本当にやるべき自社開発対策は、やばいSESの見分け方で1社目の地雷を避けることになる。30代からの場合の全体戦略は文系30代には無理か30代未経験からのエンジニア転職で書いた。

1社目選びは、未経験IT特化の窓口を使うと教育体制の内部情報込みで選べる。

登録後の流れ|① Web入力で登録(数分。職務経歴書は未完成でいい) → ② 担当から連絡が入り、面談の日程を決める → ③ 面談はオンラインか電話。求人の紹介と選考の相談ができる

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例外ルートと、2段目の動き方

例外は、ポートフォリオ突出型だ。自分で作ったものが実務レベルに近い場合、未経験でも自社開発の書類が通ることはある。ただしこれは例外で、例外を標準の計画にすると、届かなかった時に立て直しが利かない。作品づくりは並行してやりつつ、計画は2段ルートで組むのが堅い。

2段目に進む時期の目安は、実務2年+担当した機能を自分の言葉で説明できるようになった時だ。移る時はIT特化のエージェントで、自社開発の求人と自分の相場を突き合わせる。

登録後の流れ|① Web入力で登録(数分) → ② 担当から連絡が入り、面談の日程を決める → ③ 面談で自社開発求人の相場と、足りない経験を確認する

キッカケエージェントに相談する

自社開発は目的地であって、入口ではない。入口の質に投資した人が、2年後に目的地へ着く。焦って入口を雑に選ぶのが、一番の遠回りなんだわ。

よくある質問

受託とSES、1社目はどちらがいいですか?

会社によるとしか言えないが、判断軸は同じで、どんな案件でどの工程を担当できるかだ。社名の形態より、入って1年目に何をやらせてもらえるかで選ぶべきだ。

自社開発に入れば楽になりますか?

楽にはならない。納期・品質・事業の数字と向き合う別の大変さがある。SESの不満が消える場所ではなく、成長の方向が変わる場所だと思っておく方が、入ってからの落差がない。

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