看護師として転職する。志望動機に何を書けばいいのか。病院からクリニックへ、急性期から慢性期へ、病院から施設へ。理由の本音は、夜勤と残業と人間関係だ。それをどう書けばいいのか。
先に言う。看護師の志望動機は、なぜここか、を診療科と働き方で言え。「患者に寄り添いたい」は全員が書く。前の職場の否定でなく、次で何を看るかで書く。採用側が見る3点、転職先の種類別の例文5つ、診療科を変える時、本音の言い換え、NG、面接の追加質問、履歴書の欄の長さを書く。
先に一文で。看護師の転職の志望動機は、なぜこの職場か(診療科・機能・患者の層・働き方で合う1点)・何ができるか(経験した診療科で身についた看護を1つ具体で)・続けられるか(夜勤やオンコールへの考えを事実で)の3つを書き、夜勤や残業や人間関係の本音は次の職場でやりたい看護に言い換え、前の職場を否定せず次で何を看たいかで書き、面接で夜勤回数・オンコール・委員会を聞かれる準備をするのが正解だ。
この記事の要点
- なぜここか・何ができるか・続けられるか
- 診療科と働き方で書く
- 本音は次でやりたい看護に言い換える
- 前の職場の否定でなく、次で何を看るか
採用側が見ている3点
| 見る点 | 何を知りたいか |
|---|---|
| なぜこの職場か | 診療科や機能を分かって選んでいるか。どこでもいい人ではないか |
| 何ができるか | 経験した診療科と、即戦力になる部分 |
| 続けられるか | 夜勤・オンコール・通勤・家庭との両立。辞めない人か |
看護師の採用は、人手不足の中で行われている。前の職場を短く辞めた人、条件だけで選ぶ人は、ここでも同じになると見られる。続けられる根拠を事実で書く。
転職先の種類別の例文
急性期病院から慢性期・回復期へ
急性期の外科病棟で6年、術後の管理と急変対応を経験しました。退院までの短い期間で関わることが多く、次は患者の回復の過程に長く関わり、生活に戻るまでを支える看護をしたいと考え、貴院の回復期リハビリテーション病棟を志望しました。急性期で身についた観察と早期対応の力を、回復期での状態変化の把握に活かします。夜勤は月4〜5回まで可能です。
病院からクリニックへ
内科病棟で5年、慢性疾患の患者の療養支援と、多職種との連携を担当しました。地域の患者を継続して看て、生活の中での療養を支えたいと考え、貴クリニックを志望しました。貴クリニックが在宅療養の支援に力を入れている点が、私のやりたいことと重なります。少人数の体制で受付や事務も担うことは承知しており、病棟で培った優先順位の判断を活かします。
病院から介護施設へ
病院で8年、内科と整形外科の病棟を経験しました。次は、治療の場でなく生活の場で、高齢の方の日常を医療の面から支えたいと考え、貴施設を志望しました。看護師が1〜2名の体制で判断を求められることは、病棟で夜勤のリーダーを担った経験で慣れています。介護職の方と協働し、利用者の変化を早く医療につなぐ役割を担います。
訪問看護へ
病院で7年、呼吸器内科と緩和ケアの病棟を経験しました。患者が家で過ごしたいと望みながら叶わない場面を何度も見て、在宅で療養を支える側に立ちたいと考え、貴ステーションを志望しました。1人で訪問して判断する責任は理解しており、緩和ケアで培った症状の観察と家族への説明を活かします。オンコールは対応可能です。
ブランクからの復職
出産と育児で5年間、臨床を離れていました。子どもが小学校に入り、看護師として復職することを決め、復職支援の研修を◯月に受講しました。以前は外科病棟で4年、周術期の看護を経験しています。貴院が復職者向けの研修と日勤からの段階的な勤務を用意している点が、私の状況に合うと考えました。まず日勤で基礎を取り戻し、1年後には夜勤にも入れる体制を目指します。
看護師の職務経歴書の書き方は看護師の職務経歴書の書き方・病棟の例文に書いた。志望動機と経歴の中身を揃える。
診療科を変える時
前の診療科で身についた看護のうち、次の診療科で使える物を1つ選ぶ。
| 前 | 次 | つなぐ物 |
|---|---|---|
| 外科 | 内科 | 術後の観察→慢性疾患の状態変化の把握 |
| 小児科 | 産科 | 家族への説明→母親と家族への支援 |
| 内科 | 精神科 | 慢性疾患の療養支援→長期の関わり |
| 救急 | 手術室 | 急変対応→限られた時間での連携 |
未経験の診療科は、隠さず「未経験だが、◯◯の経験を持って学ぶ」と書く。
本音の理由の言い換え
| 本音 | 書き方 |
|---|---|
| 夜勤がきつい | 日勤で患者と長く関わる看護をしたい。生活のリズムを整えて長く働きたい |
| 残業が多い | 決められた時間の中で質を上げる働き方をしたい |
| 人間関係 | 次の職場の体制(チームの人数・教育の仕組み)に合わせて、「◯◯の体制で働きたい」と書く。人間関係そのものには触れない |
| 給料 | 書かない。条件は面接の条件確認で聞く |
| 通勤が遠い | 事実として添えていいが、中心にしない |
前の職場の否定は書かない。「忙しかった」「教育がなかった」は、面接で聞かれた時に、次でやりたいことの形で答える。言い換えの型は面接の退職理由の例文・理由別に書いた。
書いてはいけない理由
| NG | 読まれ方 |
|---|---|
| 患者に寄り添いたい(だけ) | 全員が書く。この職場を選んだ理由がない |
| 前の病院が忙しすぎて | 次も忙しいと辞めると読まれる |
| 家から近い(だけ) | どこでもいい人 |
| 楽そうだから・夜勤がないから(そのまま) | 実態を知らない、条件だけ |
| スキルアップしたい(だけ) | 何のスキルか、なぜここか、が抜けている |
面接で聞かれる追加の質問
| 質問 | 準備 |
|---|---|
| 夜勤は月何回まで可能か | 数字で。家庭の事情があれば、事実で |
| オンコールは対応できるか | できる・できない・条件付きを明確に |
| 委員会や係を担当できるか | 前職での経験を1つ |
| 前の職場を辞めた理由は | 志望動機と同じ言い換えで |
| ブランクの間、何をしていたか | 事実で。研修の受講があれば添える |
履歴書の欄の長さに合わせる
上の例文は職務経歴書用の長さ(200〜250字)だ。履歴書の狭い欄に書く時は、3〜4文に削る。1文目になぜこの職場か、2文目に何ができるか、3文目に続けられるか、4文目に入職後。欄の書き方は転職の履歴書の志望動機欄の書き方に書いた。
よくある質問
転職回数が多い看護師の志望動機はどう書くか
回数に触れなくていい。志望動機は3点で書き、回数は面接で聞かれた時に、共通する理由を1つ言う。
志望動機に、その病院の理念や看護部の方針を引用すべきか
引用そのものは要らない。方針のうち、自分の経験と重なる1点を、自分の言葉で書く。
本音の理由が全部条件(夜勤なし・残業なし・給料)だ
条件で選ぶことは悪くない。ただし志望動機には、その条件で働ける職場で何を看たいかを書く。本音からの作り方は志望動機は本音で言っていいかに書いた。
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