数年前に給付金でスクールに通った。また学び直したいが、2回目はいつから使えるのか。検索しても表現がまちまちで、自分のケースが分からない。

即答する。原則、前回の講座の受講開始日から3年以上経過していれば、2回目が使える。起点は修了日でも支給日でもなく、受講開始日だ。ここだけ押さえれば、あとは照会で確定できる。

この記事の要点

  • 2回目の条件は、前回の受講開始日から3年以上の経過だ
  • 起点は受講開始日。修了日や振込日からではない
  • 雇用保険の加入期間も、2回目以降は通算3年以上が必要になる
  • 正確な判定はハローワークの支給要件照会で。申し込み前にやる

3年ルールの数え方。起点を間違えると計画が狂う

2回目の壁は通称3年ルールだ。前回給付金を受けた講座の受講開始日から、次の講座の受講開始日まで3年以上空いていること。

勘違いが起きやすいのは起点で、「前回の講座を修了してから3年」でも「給付金が振り込まれてから3年」でもない。受講を開始した日が起点になる。例えば2023年10月に受講開始した講座で給付金を受けたなら、2026年10月以降に受講開始する講座から2回目が使える計算だ。6ヶ月の講座だった場合、修了日基準で数えると半年ずれるから、申し込みのタイミングを誤りやすい。

もう1つの条件が雇用保険の加入期間で、初回は1年以上でよかったが、2回目以降は通算3年以上が必要になる。転職で会社が変わっていても、空白が短ければ期間は通算される。

自分のケースの確定は、照会一発で終わる

前回の受講開始日がいつだったか、正確に覚えている人は少ない。加入期間の通算も、転職を挟むと自力の計算に自信が持てない。ここで悩む必要はない。

ハローワークの支給要件照会という手続きがあり、書類1枚で「いま給付金の対象か」を公式に回答してくれる。窓口でも郵送でもできて、無料だ。講座に申し込んでから対象外と判明する事故だけは避けたいから、順番は必ず、照会→講座選び→申し込みにする。制度全体の流れは教育訓練給付金の使い倒し方で書いた通りだ。

2回目の使い方は、1回目より戦略的でいい

2回目が使える人に伝えたいのは、2回目こそ回収を先に決めて使うべきだということだ。1回目は入口の学びで良かったが、2回目は今の仕事の延長で単価を上げるのか、方向を変えるのかで選ぶ講座がまるで変わる。

戻り率の高い専門実践教育訓練(条件次第で最大80%)を狙うなら、対象講座の探し方は専門実践の講座の探し方で書いた。80%が戻る具体的な条件は給付金80%の条件の通りで、戻り率は後から決まる部分があるから、資金計画は50%着地で組むのが鉄則になる。

まだ3年経っていなかった人も、腐る必要はない。待ち期間は、無料の学習で基礎を進めておく期間に使える。給付金は講座の割引券であって、学び始めの許可証ではないんよ。

よくある質問

1回目は一般教育訓練でした。2回目に専門実践は使えますか?

制度の種類をまたぐ利用は可能だ。ただし専門実践には別途の要件(加入期間や事前のキャリアコンサルティング)があるため、照会と合わせて確認する必要がある。

3年経つ前にどうしても学びたい場合は?

給付金なしで受講するか、対象の別制度(自治体の補助や職業訓練)を探す手がある。3年の待ちを理由に学び自体を止めるのが一番もったいない。

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