30歳。同期は昇進し、友人は起業し、SNSには同い年の誰かの活躍が流れてくる。それに比べて自分は、何者でもない。
この焦り、私も知っている。フリーター上がりで未経験からWeb業界に潜り込んで、周りより遅れて社会人をやり直していた20代後半、私は誰よりも焦っていた。その経験ごと、焦りの正体と潰し方を書く。
この記事の要点
- 焦りの正体は、他人のハイライトとの比較と、30歳という区切りの錯覚だ
- 何者かになる、という目標は曖昧すぎて、永遠に達成できない
- 焦りは消すのではなく、次の1つの行動に変換する
- 30歳は締め切りではない。手持ちの札はここから組み替えられる
焦りの正体1。あなたは他人の予告編と自分の舞台裏を比べている
SNSで流れてくる同世代の活躍は、その人の人生のハイライトだけを切り出した予告編だ。あなたが見ている自分は、迷いも失敗も全部入りの舞台裏になる。予告編と舞台裏を比べたら、負けるに決まっているんよ。
私が焦っていた頃、周りには新卒から順調に積み上げた同世代がいくらでもいた。ブラック企業を1年で辞め、フリーターをやり、遅れて業界に入った自分の経歴は、比較すれば見劣りする一方だった。だが後から分かったのは、あの比較には何の情報もなかったということだ。他人の現在地は、あなたの次の一手を1ミリも決めてくれない。
焦りの正体2。「何者か」は達成できない目標だ
もう1つの正体は、目標の曖昧さだ。「何者かになる」には、達成の条件がない。役職か、年収か、フォロワーか、独立か。条件のない目標は、どこまで行っても未達成のままで、焦りを無限に供給し続ける。
だから、この目標は捨てていい。代わりに置くのは、条件のある小さな目標だ。私の場合は「副業のブログで月数千円稼ぐ」だった。笑えるほど小さいが、達成できる目標は焦りを前進に変えてくれた。その積み重ねの先に、結果として今の働き方がある。何者かになった人は、何者かになろうとした人ではなく、目の前の札を1枚ずつ切った人だ。
潰し方。焦りを3つの行動に変換する
焦りはエネルギーだ。消すのではなく、行動に変換する。
1、手持ちの札を棚卸しする。経験・スキル・人間関係。焦っている時ほど、自分の持ち札を過小評価している。書き出すと、思ったより札があることに気づく。やり方はやりたいことが分からない30代の整理で書いた。
2、小さな挑戦を1つ始める。副業でも学び直しでも転職準備でもいい。条件は、今週中に着手できて、達成の条件が明確なこと。焦りは、動いていない時に一番うるさい。
3、環境を変える準備をする。焦りの源が今の会社の停滞なら、市場を見る準備を始める。このままでいいのかという不安の分解が入口になる。
1人での整理が堂々巡りになるなら、伴走を借りる手もある。求人紹介をしないコーチングなら、転職ありきでなく方向性の壁打ちができる。
*クリックすると公式サイトが開く。求人紹介をしないキャリアコーチングで、初回の相談は無料だ。*
相談の流れ|① 無料相談を申し込む → ② 悩みと詰まりを話し、進め方の説明を受ける → ③ 料金と期間を聞いて、持ち帰って決める
最後に1つ。30歳は締め切りではない。私のキャリアがまともに動き出したのは、世間の言う適齢期よりずっと遅れてからだ。遅れて始めた人間の実感として言う。焦りが教えてくれるのは、あなたが現状に満足していないという事実だけで、手遅れだという情報は入っていないんだわ。モヤモヤ全体の整理は人生のモヤモヤと仕事から辿ってほしい。
よくある質問
30歳からの挑戦で間に合うものはありますか?
転職・学び直し・副業は30代からの開始例がいくらでもある領域だ。間に合うかどうかより、5年後の35歳が「30歳で始めておけば」と言わないために、今日の1手を打つ方が実利がある。
焦って転職するのは危険ですか?
焦りを理由にした転職は判断が歪みやすい。転職自体は有効な札だが、棚卸しと市場の下調べを挟んでから動く順番にすると、焦り駆動の失敗を避けられる。
棚卸しシートをLINEで無料配布中
手持ちの札を書き出す棚卸しシートを、公式LINEで無料配布している。何者かになる必要はない。次の1枚を切るだけでいい。
