パートを辞めたい。だが、店長に何と言えばいいのか。いつ言えばいいのか。人手不足で言い出しにくい。メールで済ませたい。
先に言う。パートを辞める伝え方は、店長に、1ヶ月前に、1分で。辞める意思、時期、理由を短く、感謝。例文4つ、メールの扱い、引き止め、急いで辞めたい時を書く。
先に一文で。パートを辞める時は直属の責任者に辞めたい日の1ヶ月前に対面か電話で、辞める意思・時期・短い理由・感謝の4点を1分で伝え、メールは日程の記録として補助に使い、引き止められても同じ言葉で時期を繰り返し、急ぐ場合は2週間前の法律の線と体調などの事情で調整するのが正解だ。
この記事の要点
- 相手は直属の責任者。時期は1ヶ月前。同僚に先に言わない
- 言うのは4点。意思、時期、短い理由、感謝。1分で終わる
- メールだけは避ける。対面か電話で伝え、メールは記録に使う
- 引き止めは、同じ言葉で時期を繰り返す。期日を延ばさない
誰に、いつ、どうやって
| 項目 | 答え |
|---|---|
| 誰に | 直属の責任者(店長・主任・リーダー)。本部やオーナーは責任者経由 |
| いつ | 辞めたい日の1ヶ月前。法律は2週間前だが、就業規則とシフトの都合で1ヶ月が実務の線 |
| どうやって | 対面か電話。「少しお時間をいただけますか」と切り出す。メールは補助 |
| 順番 | 責任者→(責任者の指示で)同僚。同僚に先に言わない |
期間の定めがないパートなら、法律上は2週間前に伝えれば辞められる。有期契約のパートは契約満了が原則だが、やむを得ない事情があれば途中でも辞められる。退職を伝える時期の一般論は退職届を出すタイミングに書いた。
言い方。4点を1分で
| 要素 | 中身 |
|---|---|
| 1、意思 | 「退職させていただきたく、ご相談があります」 |
| 2、時期 | 「◯月末で」。日付を決めて言う |
| 3、理由 | 短く1つ。詳しく説明する義務はない |
| 4、感謝 | 「これまでお世話になりました」 |
例文4つ
一身上の都合
お忙しいところすみません。ご相談があります。一身上の都合で、◯月末で退職させていただきたく思います。シフトの調整などご迷惑をおかけしますが、最終日まで責任を持って勤務します。これまでお世話になりました。
体調不良
ご相談があります。体調の面で、今の勤務を続けるのが難しくなり、◯月末で退職させてください。医師からも勤務を減らすよう言われています。急なお話で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
家庭の事情
ご相談があります。家庭の事情で、◯月末で退職させていただきたいです。家族の状況が変わり、今のシフトで働くことが難しくなりました。これまでありがとうございました。
転職・他の仕事が決まった
ご相談があります。他の仕事が決まり、◯月末で退職させていただきたいです。ここでの経験があったからこそ次に進めました。最終日まできちんと勤めます。ありがとうございました。
理由は1文で終える。不満を理由にすると、改善するからと引き止められる。
メールで伝えていいか
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 通常 | 対面か電話で伝え、その後にメールかLINEで日程を記録に残す |
| 責任者と会えない(シフトが合わない) | 電話で伝える。電話も無理なら、メールで「お電話でお話ししたいのですが、ご都合はいかがですか」 |
| 体調やハラスメントで対面が無理 | メールで伝えて構わない。記録が残る利点もある |
メールだけで済ませると、読まれていない・受け取っていないと言われることがある。伝えた日と時期を、メールで残すのが目的だ。
引き止められた時
| 引き止め | 返し方 |
|---|---|
| 「人が足りないから、もう少し」 | 「ありがとうございます。ですが、◯月末で退職させてください」 |
| 「後任が決まるまで」 | 「◯月末までは勤めます。それ以降は難しいです」 |
| 「シフトを減らして続けては」 | 続けたいなら受ける。辞めたいなら「ご配慮ありがとうございます。ですが辞める決心は変わりません」 |
| 「辞めるなら今月いっぱいで」 | 早められた場合、その分の賃金の扱いを確認する。会社都合の扱いになることもある |
同じ言葉を繰り返す。人手不足の引き止めの構図は人手不足で退職を引き止められた時に書いた。
当日・1週間以内に辞めたい時
| 状況 | 扱い |
|---|---|
| 体調・家庭の急変 | やむを得ない事情として、即日〜数日で辞められることが多い。事情を伝え、書類は後で郵送 |
| ハラスメント | 出勤しなくていい。責任者の上(本部・オーナー)に伝えるか、労働局に相談 |
| 理由なく今すぐ | 法律上は2週間前が線。2週間はシフトに入るか、有給で埋める |
有給は、パートでも週の勤務日数に応じて付与されている。辞める前に残りを確認し、消化して辞める。取らせない会社の扱いは人手不足で有給が取れないのは違法かへ。
辞めた後の手続き
- 社会保険に入っていたなら、健康保険と年金の切り替え(14日以内)
- 雇用保険に入っていたなら、離職票を受け取る。失業給付の対象になることがある
- 源泉徴収票を受け取る。次の職場か確定申告で使う
- 制服・名札などの貸与品を返す
パートの社会保険の加入条件はパートの社会保険の適用拡大に書いた。
3分で診断:辞め時診断——伝える日と最終日を、シフトと有給から逆算する。
よくある質問
パートの退職届は要りますか?
会社が求めれば書く。求められなければ、口頭とメールの記録で足りる。書く場合は「退職届」と題し、退職日・氏名・日付を1枚に。理由は「一身上の都合」でいい。
辞めると言ったら、シフトを全部外されました
伝えた退職日までは労働契約が続いており、シフトを一方的に外すのは会社都合の休業にあたる。平均賃金の6割以上の休業手当を請求できる。まず責任者に理由を聞き、応じなければ労働基準監督署へ。
短期間(1ヶ月)で辞めるのは、非常識ですか?
非常識ではない。合わない仕事を続けるほうが、双方に損だ。伝え方の4点を守れば足りる。次の職場で1ヶ月の職歴を書くかは、社会保険に入っていなければ省いても問題ない。
出典(一次資料)
- 民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)・第628条(やむを得ない事由による解除)
- 労働基準法第26条(休業手当)・第39条(年次有給休暇)
パートを辞める伝え方シートをLINEで無料配布中
4点の記入シート、例文4つ、引き止めの返し方の一覧、辞めた後の手続きを公式LINEで無料配布している。店長に、1ヶ月前に、1分で。


