転職用の履歴書で、一番手が止まるのが職歴欄だ。退職?退社?在職中はどう書く?行が足りない?
迷う場所は決まっている。型は5行で覚えられる。転職者が引っかかる順に、全部答える。
先に一文で。職歴欄は「入社→一身上の都合により退職」の対で書き、在職中は「現在に至る+以上」で締め、退職日確定なら退職予定を添え、用語は1枚の中で統一すれば減点されない。
この記事の要点
- 退職/退社はどちらも可。1枚の中の統一だけ守る。迷えば退職だ
- 在職中は「現在に至る」→改行して右端に「以上」
- 退職日が決まっているなら「退職予定」を添えると親切だ
- 詳細は職務経歴書の仕事。履歴書の職歴欄は骨組みだけでいい
基本の型。この5行を覚える
```
20XX年 4月 株式会社◯◯ 入社
20XX年 3月 一身上の都合により退職
20XX年 4月 株式会社△△ 入社
現在に至る
以上
```
- 1社につき、入社と退職の2行が基本の単位だ
- 最後は「現在に至る」+右端の「以上」で締める。退職済みなら最後の退職行の後に「以上」だけでいい
- 部署名や業務内容は書かなくていい。詳細は職務経歴書の担当で、履歴書の職歴欄は在籍の骨組みを示す場所になる
用語の使い分け。迷ったらこれ
- 退職か退社か|どちらも可。1枚の中で統一し、迷うなら「退職」に揃える
- 自己都合|「一身上の都合により退職」
- 会社都合|「会社都合により退職」。倒産・事業所閉鎖は「会社倒産により退職」と事実を書いてよく、自己都合と誤読されない利益がある
- 契約期間の満了|「契約期間満了により退職」。短期在籍の正当な説明として働く
- 入社か入職か|一般企業は入社。病院・学校など会社でない組織は入職・着任が馴染む。これも対の統一だけ守る
退職理由をどこまで書くかの考え方は、職務経歴書側と共通だ。原則は定型句で、詳細は面接に回す(退職理由の書き方)。
在職中の書き方。現在に至ると退職予定
在職中の転職活動では、最終行が2択になる。
型1、標準
```
20XX年 4月 株式会社△△ 入社
現在に至る
以上
```
型2、退職日が確定している場合
```
20XX年 4月 株式会社△△ 入社
現在に至る(20XX年X月末日 退職予定)
以上
```
退職予定の一言は、採用側が入社可能時期を逆算できる情報で、選考の段取りをスムーズにする。決まっているなら書く方が得だ。
行が足りない時の詰め方
転職回数が多いと、職歴欄の行が尽きる。詰め方には順番がある。
- 学歴を圧縮する|転職者の学歴は最終学歴とその1つ前くらいまでで足りる。中学卒業から書く必要はない
- 1社1行にまとめる|「20XX年4月〜20XX年3月 株式会社◯◯(一身上の都合により退職)」の形式は、行数が厳しい場合の許容される圧縮だ
- 古い短期在籍を統合しない|行が足りなくても、在籍した会社を消すのは危険だ。雇用保険の記録と食い違う。消すのでなく圧縮で対応する
そもそも回数が多い人は、履歴書より職務経歴書の組み立ての方が主戦場になる。転職4回の職務経歴書で書いた。
よくある誤解
「アルバイトの職歴は書いてはいけない」。正社員歴が中心なら省略が普通だが、フリーター期間が長い人はバイト歴を書いていい。空白より、働いていた事実の方が強い。書き方はアルバイトのみの職務経歴書の変換がそのまま使える。
「休職期間は職歴欄に書かないといけない」。職歴欄に休職を書く欄はなく、在籍として書くのが標準だ。線引きは履歴書・職務経歴書での休職の扱いで書いた。
よくある質問
社名が変わった会社は、どちらの社名で書きますか?
在籍当時の社名で書き、「(現・株式会社□□)」と現在名を添えるのが親切な形だ。採用側が会社を調べる時に迷子にならない。
部署異動や出向は書きますか?
履歴書の職歴欄では省略していい。異動歴が強みになる場合(複数部門の経験など)は、職務経歴書側で書く方が活きる。
転職の資料をLINEで無料配布中
職歴欄の記入例テンプレ(在職中・退職済み・回数多めの3パターン)を公式LINEで無料配布している。職歴欄は5行の型で終わる。悩む時間は、職務経歴書の中身に回そう。


