職務経歴書のテンプレートの最後に「特記事項」がある。何を書く欄なのか。空欄だと手抜きに見えるのか。志望動機を書けばいいのか。
先に言う。特記事項は、他の欄に入らないが伝えておくべき事情を書く欄だ。書くことがなければ空欄でいい。無理に埋めると、弱みを自分で作る。書くこと、書かないこと、例文、空欄の扱い、履歴書の本人希望欄との分担を書く。
先に一文で。職務経歴書の特記事項は入社できる時期・転居の予定・ブランクの理由・副業の有無・業務に関わる社外活動など他の欄に入らない事情を1〜3行で先に伝える欄で、志望動機や自己PRや給与の話は書かず、書くことがなければ空欄か欄ごと削り、履歴書の本人希望欄と同じことを二重に書かないのが正解だ。
この記事の要点
- 他の欄に入らない事情を1〜3行
- 志望動機・自己PR・給与は書かない
- 書くことがなければ空欄でいい
- 本人希望欄と二重に書かない
特記事項に書くこと
| 事情 | 例文 |
|---|---|
| 入社できる時期 | 現職の引き継ぎのため、入社は内定後1か月半以降を予定しています |
| 転居の予定 | 2026年12月に東京都内へ転居予定です(家族の転勤に伴う) |
| ブランクの理由 | 2024年4月〜2025年3月は親の介護のため離職。2025年4月より就業可能です |
| 副業の有無 | 現在、週末に個人でWebサイト制作を請けています(月10時間程度、入社後は貴社の規定に従います) |
| 業務に関わる社外活動 | 2025年◯月 ◯◯協会主催の◯◯コンテストで入賞。業務外で◯◯の勉強会を主催(月1回、参加30名) |
| 資格の取得予定 | 2026年11月 ◯◯試験を受験予定 |
共通するのは、書かないと面接で聞かれる、または入社後に問題になる事情だ。先に書いておくと、面接で聞かれた時に一言で済む。
書かないこと
| 書かない | 理由 |
|---|---|
| 志望動機 | 履歴書か職務経歴書の志望動機の欄に書く。ここに書くと二重になる |
| 自己PR | 自己PRの欄がある。特記事項に続きを書くと、欄の意味を知らないと見られる |
| 給与の希望 | 面接かオファー面談で話す。書類に書くと、条件で切られる |
| 前職の不満 | 退職理由の欄でも書かない。特記事項に書くと目立つ |
| 家族の事情の詳細 | 転居や介護は事実だけを1行。詳しい事情は要らない |
| 健康の細かい話 | 業務に支障がなければ書かない。配慮が要るなら事実だけ1行 |
空欄でいいか
いい。特記事項は、書く事情がある人だけが使う欄だ。書くことがなければ、空欄にするか、欄ごと削る。テンプレートの欄を全部埋めなければいけないと思って、趣味や好きな言葉を書く人がいるが、読む側は「この人は欄の意味を知らない」と読む。
「特になし」と書いてもいい。空欄が気になるなら、その2文字で終わる。
履歴書の本人希望欄との分担
| 欄 | 書くこと |
|---|---|
| 履歴書の本人希望欄 | 勤務地・職種・勤務時間などの希望、連絡の取れる時間帯、「貴社の規定に従います」 |
| 職務経歴書の特記事項 | 経歴の補足。ブランクの理由、転居、入社時期、副業、社外活動 |
同じことを両方に書かない。入社時期は、どちらか一方に書けば足りる。本人希望欄の書き方は履歴書の本人希望欄に何を書くかに書いた。
ブランクと退職理由の扱い
ブランクの理由は、特記事項に1行書くか、職歴の間に「(2024年4月〜2025年3月 介護のため離職)」と入れるか、どちらかにする。書き方の細かい線は職務経歴書の休職の書き方に、退職理由を書くかどうかは職務経歴書の退職理由に書いた。
よくある質問
テンプレートに特記事項の欄がない。足すべきか
書く事情がなければ足さない。ある時だけ、自己PRの後に「特記事項」の見出しを足す。様式の全体は職務経歴書とはに書いた。
副業を書くと不利になるか
隠して入社後に分かる方が不利だ。応募先が副業を禁止しているなら、面接で確かめて、入社時に整理する。書く時は「入社後は貴社の規定に従います」を添える。
転居の予定が未定だが、応募先の勤務地には通える
未定のことは書かない。決まっている事実だけを書く欄だ。
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