応募して1週間、何の連絡もない。書類選考に落ちたのか、まだ見られていないのか、そもそも何を見て決めているのかが分からない。
書類選考は、最初の10行で決まる選考だ。人事が何を見て、何日で決めて、どのくらい通るのかを書く。
先に一文で。書類選考とは履歴書と職務経歴書で面接に呼ぶ人を絞る最初の選考で、要件との一致・在籍期間・志望の一貫性の3点を職務経歴書の冒頭で判断され、結果は1〜2週間、通過率は中途で3割前後が目安になる。
この記事の要点
- 見られるのは要件・在籍期間・一貫性の3点
- 判断は職務経歴書の冒頭10行でほぼ決まる
- 結果は1〜2週間。2週間過ぎたら催促していい
- 通過率は3割前後。求人の人気度で1〜5割まで動く
書類選考とは何か
履歴書と職務経歴書をもとに、面接に呼ぶ応募者を絞る最初の選考だ。応募者が多い求人ほど、ここで大半が落ちる。
人事は1通に数分しかかけない。だから職務経歴書の冒頭(職務要約と直近の職歴)でほぼ判断される。後半の丁寧な自己PRは、冒頭を通った人にしか読まれない。
企業が見ている3点
1、募集要件との一致|必須の経験・スキル・資格があるか。求人票の「必須」欄に書かれた語が、職務経歴書の上のほうに出てくるかを見ている。
2、在籍期間と転職回数|短期離職が続いていないか。回数そのものより、直近の在籍が短い場合に理由を確認したくなる。
3、志望の一貫性|これまでの経歴と応募職種がつながるか。営業から営業なら説明は要らないが、営業から企画なら、書類の中で橋をかける必要がある。
文章力は3点の後だ。要件に当たる経験が上に書かれていれば、文章が多少硬くても通る。
結果が出るまでの日数
| 応募経路 | 目安 |
|---|---|
| 直接応募 | 1〜2週間 |
| エージェント経由 | 1〜2週間+数日(企業→エージェント→本人) |
| 大手・応募者が多い求人 | 2〜3週間 |
| 急募の求人 | 数日 |
2週間を過ぎて連絡がなければ、催促していい。「◯月◯日に応募いたしました◯◯です。選考状況を教えていただけますでしょうか」で足りる。エージェント経由なら担当者に聞く。連絡が来ない時の判断は面接日程の返信が来ない時の記事で書いた。
通過率の相場
中途採用で3割前後と言われるが、幅が大きい。
- 人気の求人、未経験可の求人|1割台
- 専門性の高い求人で要件に合う人|5割超
- エージェントが要件を確認してから推薦した場合|通過率は上がる
自分の通過率が相場より低いなら、応募先の選び方か、書類の冒頭のどちらかに原因がある。相場の使い方と、応募数の逆算は書類選考の通過率の記事で書いた。
通らない時に直す順番
- 応募先|要件に7割以上当たっていない求人に出していないか
- 冒頭|職務要約に、職種・年数・一番の実績が入っているか
- 順番|応募職種に近い経験が上にあるか
- 数字|実績に数字が1つ以上あるか
- 体裁|A4で2枚以内、誤字がないか
上から順に直す。5から直しても、1が外れていれば通らない。書式を整えるだけなら作成ツールで足りる(職務経歴書ビルダーの記事)。
私が未経験からWeb業界に入った時の書類は、書ける経験が少ないぶん、冒頭に「何ができるか」を先に置いた。順番だけで通り方が変わるのは、その時に分かった。
よくある誤解
「書類選考は人事が全部読んでいる」。冒頭で判断され、通った人の分だけ後半が読まれる。
「落ちた理由は教えてもらえる」。直接応募では教えてもらえないことがほとんどだ。エージェント経由なら、担当者が企業から理由を聞き出せることがある。これがエージェントを使う実務上の利点になる。
よくある質問
書類選考なしの求人はありますか?
面接からスタートする求人はある(人手不足の職種、大量採用)。ただし書類を出さないだけで、面接の場で経歴は見られる。
同じ会社に再応募できますか?
多くの会社は一定期間(半年〜1年)を空ければ受け付ける。前回と同じ書類で出しても結果は変わらないので、経歴に変化があってから出す。
転職の資料をLINEで無料配布中
職務経歴書の冒頭10行テンプレート(職務要約の型と、要件語の置き方つき)を公式LINEで無料配布している。書類選考は、最初の10行で決まる。


