使ってみて、合わなかった。あるいは転職活動が終わった。それなら退会すればいい。
退会は気まずい行為ではなく、利用者の当然の権利だ。この記事では、退会の手順と、その前に確認しておくべきことを整理する。
先に1つ断っておく。Webサービスの退会画面の構成は変更されることがある。だからこの記事では、現時点で一般的な手順と、画面が変わっていても確実に退会できる方法の両方を書く。最終的な手順は公式サイトの案内を確認してほしい。
この記事の要点
- 退会の入口はマイページの設定項目か、問い合わせ窓口の2択だ
- 迷ったら問い合わせ窓口。退会希望と伝えれば手続きできないことはまずない
- 退会の前に、配信停止で足りないかを一度考える
- データの完全削除を求めるなら、退会とは別に削除依頼を出す
退会の手順。2つのルート
ルート1。マイページから手続きする。
Webサービスの標準の形はこうだ。
- ログインしてマイページを開く
- 設定・アカウント情報・登録情報などの項目を探す
- 退会・アカウント削除の項目に進む
- 理由の選択などに答えて確定する
この形に当てはまらない場合や、項目が見つからない場合は、探し続けずにルート2へ移れ。画面を探し回る時間の方がもったいない。
ルート2。問い合わせ窓口から退会を申し出る。
公式サイトの問い合わせフォームか、案内メールに記載の連絡先に、こう送ればいい。
「登録している◯◯(氏名・登録メールアドレス)です。退会を希望します。手続きをお願いします。」
理由を書く必要はない。聞かれたら「利用の予定がなくなったため」で十分だ。この一文で手続きが進まないサービスは、まずない。
退会前に確認すべき3つのこと
確認1。本当に退会か、配信停止で足りるか。
退会とメール配信停止は別物だ。
| 連絡 | アカウント | 再開 | |
|---|---|---|---|
| 配信停止 | 止まる | 残る | すぐ再開できる |
| 退会 | 止まる | 消える | 再登録からやり直し |
煩わしいのが連絡だけなら、配信停止で目的は果たせる。転職は数年単位で繰り返し検討するものだから、また使う可能性が少しでもあるなら残しておく手もある。連絡の止め方の詳細は電話がしつこい場合の対処に書いた。
確認2。進行中のやり取りがないか。
求人の案内や面談の予定が進行している状態で退会すると、相手側に迷惑がかかって、あなたも気まずい。進行中のものは断りの連絡を先に入れてから退会する。この順番だけ守れば、後腐れは残らない。
確認3。診断結果など、残したい情報を保存したか。
退会すればマイページの情報は見られなくなる。診断結果を後で見返したいなら、スクリーンショットを先に撮っておく。退会してから「あの数字いくつだったっけ」となるのは、あるあるだ。
データの扱い。消したい人は削除依頼まで出す
退会=データの即時完全削除、とは限らない。退会後のデータの扱いはプライバシーポリシーに定められていて、法令上の保存義務がある情報は一定期間残る場合があるのが一般的だ。
個人情報をできる限り消したい場合は、退会手続きとは別に、個人情報の削除依頼を問い合わせ窓口に出す方法がある。個人情報保護法には利用停止・消去の請求に関する定めがあり、事業者側には対応の窓口を設けることが求められている。
「退会に伴い、登録した個人情報の削除を希望します。対応可能な範囲と手続きを教えてください。」
ここまでやれば、やれることは全部やったことになる。
退会した後の話
退会そのものより大事なことを最後に書く。
サービスを切ったこと自体は、前進でも後退でもない。転職の検討そのものが終わったなら、それでいい。だが「連絡が煩わしくて全部切った。でも現状への不満は残っている」なら、道具を替えるだけの話だ。
登録しすぎて収拾がつかなくなっている人は転職サイトに登録しすぎた時の整理法を読んでほしい。全部切るのではなく、測る1・動かす1・待つ1の3枚に整理し直すのが正解だ。連絡が一切ない道具で現在地だけ確認したいなら、登録不要の診断が当サイトにある。
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退会をためらう心理と、その整理
退会の手順は上に書いた通りで、難しくない。それでも退会ボタンの前で止まる人がいる。心理の正体はだいたい3つだ。
1。「また使うかもしれない」。
合理的な迷いだ。この場合の答えは退会ではなく配信停止で、上の表の通りアカウントを残したまま連絡だけ止められる。再開のコストがゼロである価値は、転職のような数年周期のイベントでは意外と大きい。
2。「担当者に悪い」。
案内の連絡をくれた人の顔が浮かぶタイプだ。はっきり書く。退会は事務処理であって、人間関係の解消ではない。サービス側は毎日大量の退会を処理していて、あなたの退会で誰かが傷つくことはない。この遠慮で使わないサービスを残す方が、双方にとって無駄になる。
3。「退会の理由を聞かれるのが面倒」。
理由の入力欄は、たいてい選択式か任意だ。「利用予定がなくなったため」で全部通る。引き止めの画面が出ても、そのまま進めば終わる。
退会と一緒にやっておくといい、身辺整理
せっかく退会の腰が上がったなら、ついでに5分でできる整理を2つ勧めたい。
- 転職サービス全体の棚卸し。スマホのメールを「転職」で検索して、登録したまま忘れているサービスを洗い出す。使っていないものは同じ手順で配信停止か退会に回す。整理の考え方は転職サイトに登録しすぎた人へに書いた
- 残すサービスの役割を決める。測る1・動かす1・待つ1の3枚に絞る。全部切った人も、この3枚だけは目的が立った時にすぐ組めるよう、どれを使うか当たりを付けておく
退会は後ろ向きの行動ではない。道具箱から使わない道具を出して、使う道具だけを残す。それだけのことだ。
よくある質問
タレントスクエアはどうやって退会しますか?
マイページの設定・アカウント項目から退会に進むのが標準だ。見つからない場合は問い合わせ窓口から退会希望と伝えるのが確実で、これで手続きできないことはまずない。
退会とメール配信停止はどう違いますか?
配信停止は連絡が止まるだけでアカウントは残る。退会はアカウント自体を閉じる。また使う可能性があるなら配信停止で十分だ。
退会したら個人情報は消えますか?
退会後のデータの扱いはプライバシーポリシーに定められていて、保存義務のある情報は一定期間残る場合が一般的だ。完全な削除を求めるなら、別途削除依頼を出す方法がある。
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