診断を受けようとして、ふと手が止まる。無料で年収がわかる?そんなうまい話があるか?
その疑い方は正しい。疑えない人の方が危ない。
この記事では、タレントスクエアが怪しいのかどうかを、感想ではなく仕組みとデータの扱いから検証する。私はこのサービスの中の人ではないから、公開されている情報とサービスの仕組みから言えることだけを書く。
先に一文で。タレントスクエアが怪しく見える理由は無料の仕組みへの不安が大半で、収益源は企業側の報酬にあり、登録者に後から請求は来ない。
この記事の要点
- 無料の理由は単純だ。金を払っているのは求職者ではなく企業側になる
- 怪しく感じる理由は3つあり、全部に説明がつく
- 安全に使う要点は、プライバシーポリシーの確認と専用メールアドレスの2つ
- 危険なのはサービスより、診断結果を鵜呑みにする使い方の方だ
怪しく感じる3つの理由。全部に答える
理由1。無料なのに価値のあるものが出てくる。
タダより高いものはない、という学習を大人は全員済ませている。だから無料の診断には裏を疑う。その裏は実在する。ただし、あなたの財布ではなく企業の採用予算の側にある。
人材サービスの標準の形はこうだ。求職者は無料で使う。採用が決まった時に、採用した企業側から報酬が支払われる。診断はこの仕組みの入口として置かれている。あなたが商品なのではなく、あなたと企業の出会いが商品なんよ。
理由2。診断の後に登録や案内が続く。
結果だけ見て帰りたい人にとって、その後の案内は「やっぱり営業か」に見える。これは営業で合っている。隠す話ではない。上の仕組みの通り、診断の先に本体の事業があるからだ。
重要なのは、案内に進むかどうかはあなたが選べるという点だ。診断結果だけ持ち帰る使い方は普通に成立する。
理由3。広告でよく見る。
露出が多いものほど人は身構える。ただ、広告を出せること自体は事業が回っている証拠でもあって、怪しさの根拠にはならない。広告の量と信頼性は、正にも負にも相関しない。判断材料から外していい。
安全性のチェック方法。登録前に2つだけやれ
怪しいかどうかを他人のレビューで判断するより、自分で確認する方が確実だ。やることは2つで、合計5分で終わる。
チェック1。プライバシーポリシーの「利用目的」と「第三者提供」を読む。
個人情報をどう使うか、外部に渡す場合の条件は何か。この2項目を書くことは法律で求められている。登録フォームの近くに必ずリンクがある。
読むポイントはこうだ。
- 利用目的にサービス提供・求人紹介以外の変な項目がないか
- 第三者提供の条件が具体的に書かれているか
- 問い合わせ窓口が明記されているか
読んで曖昧だったら使わない。この基準はタレントスクエアに限らず、全サービスに使い回せる。
チェック2。連絡用のメールアドレスを分ける。
診断系サービスは登録後にメールが届く。無料サービス用のアドレスを1つ作って、そちらで登録する。これで最悪の場合でも、被害は受信箱1つで止まる。電話番号の入力が必要な場合は、連絡の頻度が気になるなら着信で判断して折り返せばいい。
本当のリスクは別の場所にある
正直に書くと、このサービスで金銭的な被害が出る仕組みは見当たらない。診断は無料で、途中で課金を求められる形ではないからだ。もし「結果を見るには◯円」という画面が出たら、それは別物なので閉じろ。
本当のリスクは、診断結果の扱い方にある。
- 出てきた想定年収を、自分の確定した値札だと思い込む
- 結果が良かったから準備なしで動く。悪かったから諦める
診断はあなたの値札ではなく、入力情報から出した目安だ。実際の年収は求人ごとの条件と交渉で決まる。この読み方の間違いは、サービスの怪しさより実害が大きい。診断系サービス全体の使い分けは転職診断の無料おすすめ比較にまとめてある。
結論。疑ったまま、確認して使え
疑いは捨てなくていい。プライバシーポリシーを読み、専用アドレスで登録し、結果は目安として扱う。この3点を守れば、リスクはほぼ管理できる。
その上でまず入口として使いやすいのは、転職可能性診断だ。いまの自分が転職市場でどの位置にいるかの目安が、数分で出る。
*クリックすると公式サイトが開く。設問に答えると、その場で結果が表示される。*
受けた後の流れ|① 設問に答える(数分) → ② その場で結果が表示される → ③ 結果だけ持ち帰ってもいいし、案内に進んでもいい
こういう人は使わないほうがいい。登録後の連絡そのものが一切嫌な人だ。その場合は登録の要らない当サイトの診断で先に整理すればいい。
各診断の中身は年収診断の精度、適職診断は当たるのか、転職可能性診断とは何かに分けて書いた。サービス全体の評判はタレントスクエアの評判にある。
3分で診断:市場価値タイプ診断——登録不要で、あなたの売り物の型を8問で判定する。外部サービスに出す前の整理に使える。無料。
診断サービスの安全性を測る、汎用チェックリスト
タレントスクエアに限らず、無料診断系のサービス全部に使える判定表を置いておく。5項目のうち4つ以上を満たせば、仕組みとしては標準的な人材サービスだと判断していい。
| チェック項目 | 見る場所 |
|---|---|
| 運営会社の名前と所在地が明記されている | サイト最下部の会社概要・特定商取引法の表記 |
| プライバシーポリシーに利用目的と第三者提供の条件がある | 登録フォーム付近のリンク |
| 診断・登録の途中で金銭を要求されない | 実際の画面 |
| 有料職業紹介の許可番号の記載がある | 会社概要・フッター |
| 問い合わせ窓口が実在する | 問い合わせページ |
3つ目だけ補足する。求職者から金を取る職業紹介は、法律で原則禁止されている。だから途中で課金が出てきた時点で、人材紹介の枠組みから外れた別の何かだ。閉じていい。
逆に、この表の全部を満たしていても残る不快感がある。それは「自分の情報が営業の材料になる」ことへの生理的な抵抗で、安全性の問題ではなく、取引条件を飲むかどうかの問題だ。飲めないなら使わない。それも正しい判断で、その場合は登録不要の道具だけで現在地を整理すればいい。
ここまでのまとめ
・無料の理由は単純だ。金を払っているのは求職者ではなく企業側になる
・怪しく感じる理由は3つあり、全部に説明がつく
・安全に使う要点は、プライバシーポリシーの確認と専用メールアドレスの2つ
私が診断系サービスをどう使っているか
参考までに、私自身の使い方も書いておく。私は転職を4回やっているが、診断系の道具はいつも「動く前の温度計」として使ってきた。
体温計で熱を測っても病気は治らない。それでも、測らずに出社するか休むかを決める人はいない。診断も同じで、結果そのものに人生を変える力はないが、判断の前に数字を1つ持っているかどうかで、その後の行動の精度が変わる。
だから、診断を受けて何も変わらなかったとしても、それは失敗ではない。「いまは動かない」という判断に根拠が1つ付いたということだ。怪しいかどうかを1週間調べ続けるより、5分の確認と数分の診断で前に進む方が、あなたの時間は守られる。
タレントスクエアの疑問を全部つぶす。専用記事の束
「怪しい」で検索したあなたが次に気になる疑問は、だいたい以下のどれかだ。全部専用記事がある。
- サービス全体の評判と使った感想→タレントスクエアの評判
- 登録の流れを画面順に知りたい→登録は3分の一本道
- 登録後の電話がしつこいという噂→電話の実態と止め方
- 年収診断の精度と仕組み→年収診断の精度検証
- 適職診断は当たるのか→適職診断の検証
- ミイダスとの違い→タレントスクエアとミイダスの比較
- 転職にどこまで使えるか→転職での使い方
- やめたくなったら→退会の方法
運営会社と許可番号。「怪しいか」は公開情報で確認できる
怪しいかどうかは感覚でなく、公開されている登録情報で確かめられる。会社概要ページに出ている内容を並べる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | タレントスクエア株式会社(2022年1月設立。旧社名 株式会社Prime Partner) |
| 代表 | 代表取締役 八田新大(東京大学経済学部卒→マッキンゼー→モルガン・スタンレー投資銀行部門→香港のヘッジファンド) |
| 本社 | 東京都中央区晴海 |
| 有料職業紹介事業 | 厚生労働省 許可番号 13-ユ-315110 |
| 特定募集情報等提供事業 | 厚生労働省 許可番号 51-募-000460 |
| 商標 | 「タレントスクエア」は登録商標(登録6766163) |
有料職業紹介の許可番号は、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で照合できる。許可番号が公開され、照合できる時点で、無許可の紹介業者ではない。設立が新しいことと、運営会社の実体がないことは別の話だ。
よくある質問
タレントスクエアは安全に使えますか?
仕組みとしては一般的な人材サービスの形で、求職者側は無料だ。プライバシーポリシーの確認と専用メールアドレスでの登録。この2つで実害のリスクはほぼ管理できる。
なぜ無料で診断が使えるのですか?
金を払っているのが求職者ではなく企業側だからだ。採用が決まった時に企業から報酬が入る形が標準で、診断はその入口として置かれている。
登録すると個人情報を売られたりしませんか?
第三者提供の条件はプライバシーポリシーに書くことが法律で求められている。登録前にその項目だけ読めばいい。曖昧なサービスは使わない、という基準を持て。
個人情報を登録しても、勤務先にバレませんか?
診断サービスの登録情報が、あなたの勤務先へ通知される仕組みはない。企業側に開示されるのは、あなたがスカウト機能などで自ら公開を選んだ範囲に限られる。心配なら、登録時に公開設定を最小にして、必要になってから広げればいい。
無料の裏で、後から高額な請求が来ることはありませんか?
診断や登録が無料のサービスの収益源は、あなたへの請求でなく、採用企業側からの成功報酬だ。あなたが後から料金を請求される構図はない。無料の理由が説明できるサービスは、怪しさの大半が解ける。逆に収益源が説明できないサービスこそ警戒していい。
転職の資料をLINEで無料配布中
診断結果の読み方シートをLINEで無料配布している。疑う力は資産だ。捨てずに、確認の手順に変えてほしい。



