履歴書の自己PR欄で手が止まった。強みと言われても、特別なものはない。転職サイトの例文を読んでも、自分に当てはまらない。何を、何文字で書けばいいのか。

先に言う。自己PRは、強みではなく事実で書く。強みを宣言する文章ではなく、やったことと結果を4段で並べる文章だ。それなら誰でも書ける。型、文字数、探し方、例文を置く。

先に一文で。転職の自己PRは、状況→課題→行動→結果の4段で事実を書き、最後に強みの名前をつける構成が正解で、文字数は履歴書200〜300字・職務経歴書100〜200字、強みが思いつかない人は業務の中で変えたこと・続けたこと・任されたことから探す。

この記事の要点

  • 自己PRは強みの宣言ではなく、事実の文章。4段で書く
  • 文字数は履歴書200〜300字、職務経歴書100〜200字
  • 強みは最後に名前をつける。先に探すから書けない
  • 例文は職種別に4つ。数字と固有名詞を差し替えれば使える

4段の型。状況→課題→行動→結果

大手の転職メディアの解説も、通る自己PRの構成は共通している。

書くこと字数の目安
状況どんな職場で、何を担当していたか40字
課題その中で何が問題だったか、何を求められたか40字
行動自分が何をしたか。ここが本体80字
結果数字か、周りの変化40字
強み(結び)上の事実に名前をつける+応募先での活かし方50字

合計250字前後。強みは最後に書く。先に「私の強みは責任感です」と書くから、後が続かない。

文字数。履歴書と職務経歴書で違う

書類文字数書き方
履歴書の自己PR欄200〜300字(最大400字)4段を1つ。応募先ごとに結びを差し替える
職務経歴書の自己PR100〜200字×1〜2項目見出しつき。実績欄と重複させない
転職サイトのプロフィール200〜300字職種と強みが最初の1行で分かるように
面接(口頭)30秒〜1分(200字前後)4段を口語で。結びは短く

長いほど読まれない。300字を超えたら、状況と課題を削る。

強みが思いつかない時の探し方

強みから探すと見つからない。業務から探す。担当した業務ごとに、3つの質問に答える。

  1. 自分なりに変えたことはあるか(手順・様式・記録の仕方)
  2. 続けたことはあるか(ミスなし・期限遵守・同じ役割を◯年)
  3. 任されたことはあるか(新人教育・締め作業・クレーム対応)

3つのどれか1つは、必ずある。それを4段に入れて、最後に名前をつける。「テンプレートを整えて再発行をゼロにした」なら「仕組みで防ぐ正確さ」、「3年間締切を守った」なら「継続する力」。名前は後付けでいい。

実績がない人の書類全体の型は実績がない人の職務経歴書に置いた。

職種別の例文。数字と固有名詞を差し替える

事務

営業部30名の営業事務として、受発注入力と請求書発行(月150件)を担当していました。入力ミスによる請求書の再発行が月数件あり、営業からの問い合わせ対応に時間を取られていました。入力テンプレートを整備し、部内で共有したところ、再発行は3年間ゼロで継続しています。仕組みで防ぐ正確さを、貴社の事務でも活かします。

事務の例文は事務職の自己PR例文にさらに置いた。

営業

法人向けの営業として、既存顧客40社を担当していました。担当を引き継いだ当初は、訪問が納品時のみで追加の受注が少ない状態でした。月1回の定期訪問と、納品後1週間の使用状況の確認を続けたところ、2年目に担当顧客の売上が前年比115%になりました。関係を続けて広げる営業を、貴社でも行います。

販売

アパレル店舗(スタッフ8名)で販売を担当していました。新人の離職が続き、教育に店長の時間が取られていました。接客の手順を1枚のチェックリストにまとめ、新人3名の初期研修を担当したところ、3名とも1年以上定着しています。人を育てて店を回す力を、貴社の店舗運営で活かします。

製造

組立ラインの検査工程を担当していました。不良の発生箇所が記録されておらず、同じ不良が繰り返されていました。発生箇所と時間帯を記録して班長に報告する運用を続け、担当ラインの不良率を工場平均以下で3年間維持しました。記録で改善につなげる姿勢を、貴社の品質管理で活かします。

AIで書く時の直し方

AIで骨組みを作るのは構わない。ただ、そのまま出すと形容詞ばかりで数字がなく、読み手には型で分かる。直すのは3点だ。

  1. 数字を入れる。頻度・規模・期間。AIは数字を作れない
  2. 固有名詞を入れる。自分の業務にしかない言葉(システム名・工程名・商材)
  3. 形容詞を削る。「積極的に」「丁寧に」「柔軟に」は消して、行動の事実に置き換える

AIの文章がバレる仕組みは職務経歴書をAIで書くとバレるかに書いた。

3分で診断職務経歴書ビルダー——質問に答えると、4段の型に沿った自己PRの骨組みができる。

自分の業務のどこが強みか、外から拾ってもらうなら

自分の業務は当たり前すぎて、どこが評価される事実かは自分では見えにくい。第三者に業務を話して、「それは強みだ」と言われる箇所を拾ってもらうと早い。

  • 向いている人:業務は言えるが、どこを自己PRにするか決められない人。応募先が決まっている人
  • 向かない人:応募先が決まっていない人。先に職種の方向を決めるほうが早い

*クリックすると公式サイトが開く。登録は経歴の入力のみで、面談の日程はあとから調整できる。*

登録後の流れ|① 無料登録して面談を予約する → ② 面談で担当した業務を話す → ③ 担当が拾った箇所で自己PRを組み、添削を受けて応募に進む

未完成の自己PRを見せるほうが効く。空欄のまま面談に行き、その場で埋めてもらえばいい。

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よくある質問

自己PRと志望動機は、何が違いますか?

自己PRは「自分がどんな人か」、志望動機は「なぜこの会社か」。混ぜると両方薄くなる。自己PRの結びの1文だけを応募先に合わせ、志望動機は別に書く。志望動機が思いつかない時は別記事へ。

学生時代のことを自己PRに書いてもいいですか?

社会人3年目以降は書かない。直近の業務から探す。1〜2年目で業務の実績が薄い場合に限り、学生時代のことを1段だけ入れる。

自己PRを応募先ごとに変えるべきですか?

4段の事実は変えない。結びの「活かし方」だけを応募先に合わせて差し替える。全部を変えると、応募のたびに1時間かかって続かない。

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