お金・条件
標準報酬月額
ひょうじゅんほうしゅうげつがく
社会保険料(健康保険・厚生年金)の計算の基準になる、給与を区切りのよい等級に当てはめた金額のこと。毎月の保険料も、将来の年金額も、この数字をもとに計算される。
よくある誤解
「保険料は毎月の給与に正確に比例して変わる」わけではない。標準報酬月額は原則年1回(定時決定)見直され、大きな給与変動があった時だけ随時改定される。だから時短勤務などで給与が下がっても、保険料への反映には数ヶ月の時差が出る。下がった給与から前の水準の保険料が引かれる期間があるのは、仕組み上の現象だ。
実務でどう関わるか
実務で意識する場面は3つある。1つ、時短勤務にした時の保険料の時差(数ヶ月は重く感じる)。2つ、3歳未満の子を育てる時短には、年金記録を時短前の水準とみなす特例(養育期間の従前標準報酬月額みなし措置)があり、申し出をしないと損をする。3つ、残業の多い月が続くと標準報酬月額が上がり、手取りの伸びより保険料の伸びを感じることがある。自分の等級は給与明細か年金事務所の通知で確認できる。
