面談の予約は取った。取った瞬間から、別の不安が始まる。何を聞かれるのか、何を話せばいいのか、志望動機みたいなものを用意しないといけないのか。
前日の夜に「エージェント 面談 何話す」と検索している時点で、あなたは真面目だ。
まとめると、届く相談はこうなる。
「初めて転職エージェントの面談を受けます。まだ辞めると決めたわけでもなく、やりたいことも曖昧です。こんな状態で行って迷惑ではないでしょうか。面接みたいに評価されるのかも不安です」
先に結論。
面談は面接ではない。準備ゼロで行っていい。
この記事の要点
- 面談は選考ではなく、情報のすり合わせの場だ
- 聞かれることはほぼ4つに決まっている。経歴・理由・希望・時期
- 正直に話すべきものと、話す義務がないものの線がある
- 面談は、こちらが担当者を面接する場でもある
面談で実際に聞かれること。ほぼ4つしかない
初回面談の中身は、どの会社でも大きくは変わらない。聞かれるのは4つだ。
1. これまでの経歴。職務経歴書の内容を口頭でなぞる。暗記は不要で、画面や書類を見ながらで構わない。
2. 転職を考えた理由。きれいな志望動機は要らない。「残業が多い」「給料が上がらない」「人間関係」。本音の不満の方が、求人選定の精度が上がる。
3. 次の希望条件。決まっていなければ、決まっていないと言っていい。嫌な条件(夜勤は無理、転勤は無理)だけでも言語化できれば、面談としては十分に機能する。
4. 転職の時期。すぐ動きたいのか、いい求人があればなのか。ここは正直に。急かされたくないなら「半年以内を目安に情報収集中」と言えばいい。
これだけだ。準備するとしたら、現職の不満を3つ、嫌な条件を3つ、頭の中で数えておく程度でいい。それ以上の準備は要らない。
正直に話すことと、話す義務がないこと
面談で損をする人は、盛る人と、開示しすぎる人の両方にいる。線を引いておく。
正直に話すべきもの
- 現在の年収。ここを盛ると、提示年収の交渉基準が狂って、最後に自分が困る
- 転職理由の本音。隠すと、同じ問題のある求人を紹介される
- 他社エージェントの利用状況。併用は普通のことで、隠す必要がない。むしろ伝えた方が対応が締まる
話す義務がないもの
- 持病や通院の詳細(業務に支障がある場合の扱いは、内定後の話でいい)
- 家庭の事情の細部
- 「絶対に辞める」という確約。迷っている段階なら、迷っていると言っていい
1つ迷うのは、メンタルの不調で辞めたい場合をどこまで話すかだ。正直、ここはケースバイケースで、私も一律の答えを持っていない。信頼できそうな担当なら話すと求人選定が的確になるし、そうでないなら「働き方を変えたい」という言い方に留める手もある。初回で全部を開く必要はない。
面談は、こちらが担当者を面接する場でもある
忘れられがちだが、面談は双方向の品定めだ。担当ガチャは実在する。だからこちらからも質問して、当たり外れを初回で見極めていい。
聞くべき逆質問は3つ。
- 「私と似た経歴の人は、どんな求人に決まっていますか」——具体例が出るかで、その領域の経験値が分かる
- 「この経歴で、いま応募できる求人はどのくらいありますか」——数字で答えるか、曖昧に濁すか
- 「紹介いただく求人は、なぜ私に合うと判断されたものですか」——理由を言えない紹介は、数合わせの可能性がある
話を聞く時間より営業トークの時間が長い担当、その場で応募を急かす担当は、外れの典型的なサインだ。担当の見極めはエージェントの当たり外れは運なのかで詳しくやっている。
どこで面談を受けるか
これから面談先を選ぶ段階なら、2つの入り方がある。
面談の丁寧さで選ぶなら、パソナキャリアから入るのが分かりやすい。話を聞く姿勢に定評があり、方向が固まっていない段階の相談として使いやすい。登録は無料だ。
*クリックすると公式サイトが開く。登録は経歴の入力のみで、面談の日程はあとから調整できる。*
そもそもどのエージェントが合うか分からないなら、転職エージェントナビのようなマッチング型で、状況に合う担当を紹介してもらう入り方もある。エージェント選びの段階から相談できるので、1社目の外れを引く確率を下げられる。
*クリックすると公式サイトが開く。登録後に、状況に合うエージェントの紹介を受けられる。*
複数の窓口の性質の違いはエージェントは全部同じなのか、登録にかかる時間の実際は転職サービス登録の所要時間比較にまとめてある。合わなければ断ればよく、文面は断り文面45選にある。
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面談を受けた後に連絡が途絶えた場合は、転職エージェントに放置された時の対処で順番に試せる手を書いた。
転職活動全体の順番は初めての転職 完全ガイドにまとめてある。面談はその一部だ。
よくある質問
エージェントの面談は選考に影響しますか?
面談そのものは選考ではない。ただし話した内容や姿勢は担当者の中で評価され、推薦の熱量や紹介求人の質に影響することはある。取り繕う必要はないが、嘘は自分の首を絞める。
何も決まっていない状態で面談を受けていいですか?
いい。方向が決まっていない人の整理を手伝うのも面談の機能だ。嫌な条件だけでも言語化していくと話が進む。
年収や退職理由は正直に話すべきですか?
現年収と転職理由は正直に話すべきだ。ここで盛ると、提示年収の交渉や求人選定が狂う。ただし話す義務のない事情まで開示する必要はない。
転職の資料をLINEで無料配布中
面談前の整理に使える転職戦略シートをLINEで無料配布している。前日の夜の検索を、これで終わりにしてほしい。




