地方に転職したい。だが、年収が下がる。いくら下がるのか。家賃が安いから埋まると聞くが、本当か。車の費用は。世帯で見るとどうなるのか。

先に言う。地方に転職すると、年収は東京の6〜9割に下がる。地域と職種で幅が違う。家賃は4〜8割に下がり、車の費用が月3〜5万円乗る。この3つを世帯で計算すれば、下がっても回るか、実感が上がるかが分かる。地域の目安の表と計算の順番を書く。地域別の目安、職種の差、家賃、車、計算、世帯、回る線、小さくする方法、地域の記事を書く。

先に一文で。地方転職の年収は東京を基準に大阪と名古屋が8〜9割で札幌と仙台と広島と福岡が7〜8割で製造の県が8割前後で農業と観光の県が6割前後と地域で幅が違い、看護と施工管理と製造の大手は下がりにくく事務と販売とITは下がると職種の差が乗ると知った上で、手取りの実感の差を年収の下がりから家賃の下がりを引いて車の費用を足して出し、1割以内なら実感は上がることが多く3割なら埋まらないと線を引き、世帯の収入と配偶者の仕事で見て、製造の大手と看護と施工管理とリモートと都市に通える街と共働きで下がり幅を小さくするのが正解だ。

この記事の要点

  • 地域で6〜9割。職種の差が乗る
  • 家賃は4〜8割。車は月3〜5万円
  • 実感の差=年収の下がり−家賃の下がり+車の費用
  • 1割以内なら実感は上がることが多い。3割は埋まらない

地域別の年収の目安

地域東京を1とした年収の目安特徴
大阪、名古屋0.8〜0.9名古屋の製造は全国で高い
横浜と川崎、埼玉と千葉の東京の通勤圏0.9〜1.0(東京に通えば1.0)家賃は0.7〜0.8
札幌、仙台、広島、福岡0.7〜0.8支店経済。製造は広島
製造の県(西三河・静岡・栃木・群馬・茨城・滋賀・三重・富山)0.8前後。製造の大手は1.0交替の手当で上がる
都市に通える県(奈良・和歌山・岐阜・佐賀・北九州)通えば都市の水準。県内は0.7〜0.8家賃は0.6〜0.7
北陸と甲信(金沢・福井・長野・山梨・新潟)0.7〜0.8共働きと持ち家で世帯の収入は高い
東北と山陰と南九州と四国(青森・秋田・山形・岩手・鳥取と島根・宮崎・鹿児島・高知・松山・徳島)0.6〜0.7農業と医療と公務員が柱。製造の大手は限られる
沖縄0.6前後観光とコールセンター。家賃は那覇で高め

同じ職種で同じ規模の会社に移るなら、この幅で下がる。職種を変えて移るなら、職種の差が乗る。都道府県別の詳しい事情は都道府県別の転職事情のまとめに書いた。

職種で違う下がり幅

職種地方での下がり幅なぜ
看護、介護、医療の技師小さい。0.9〜1.0全国で人手が足りない。地方の中では高め
施工管理、設備の保守小さい。0.9〜1.0全国で人手が足りない
製造の大手と系列小さい。0.9〜1.0工場は地方にある。交替の手当
公務員、教員同じ程度全国で同じ体系。地域手当の差
営業中。0.7〜0.9地方の支店と中堅は低め
事務、販売、サービス大きい。0.6〜0.8地方は応募が多く、年収が低い
IT、企画、広報、マーケ大きい。0.6〜0.8地方に求人が少ない。リモートで都市の年収を持ち込む
ドライバー、倉庫中。0.8〜0.9全国で人手が足りない

家賃の下がり

地域1人暮らしの家賃の目安東京を1として
東京23区8〜10万円1.0
大阪、名古屋、横浜、川崎6〜8万円0.7〜0.8
札幌、仙台、広島、福岡、京都、神戸5.5〜7.5万円0.6〜0.75
県庁所在地の多く4〜6万円0.5〜0.6
農業と観光の県の県庁所在地3.5〜5万円0.4〜0.5

家族の家賃は、東京で13〜18万円、地方の県庁所在地で6〜9万円。持ち家の率が高い県(富山・福井・秋田・山形)は、家族は家を買う前提の地域だ。

車の費用

項目月の目安
車の購入(中古の軽で50〜100万円・ローン)1〜2万円
保険0.5〜1.5万円
ガソリン0.5〜1.5万円
税と車検と駐車場0.5〜1万円
合計3〜5万円
雪の地方の加算冬のタイヤ、除雪、暖房で年10〜20万円

車なしで働ける街と職種は地方の転職で車なし・免許なしは無理かに書いた。政令市と県庁所在地の駅の周辺に住めば、車の費用を消せる。

手取りの実感の計算

順やること
1今の年収の手取りと、内定の年収の手取りを出す。手取りは額面の0.75〜0.8
2今の家賃と、地方の家賃の差を年で出す
3車の費用を年で出す。月4万円なら48万円。車なしなら0
4実感の差=手取りの差−家賃の差+車の費用(地方の側の固定費として引く)
例東京地方(事務)地方(製造の大手)
年収450万円360万円420万円
手取り350万円285万円(−65)325万円(−25)
家賃(年)96万円54万円(+42)54万円(+42)
車(年)048万円(−48)48万円(−48)
実感の差基準−71万円−31万円

年収の下がりが1割以内で家賃が半分なら、実感は上がることが多い。3割下がれば、家賃と車で埋まらない。移住で収入が下がる時の生活費の計算は移住で収入が下がる対策と生活費の計算に書いた。

世帯で見る

項目中身
共働きの県福井、富山、山形、島根、鳥取、新潟は共働きの率が全国で高い。1人の年収が低くても世帯の収入は高い
配偶者の仕事地方の求人を一緒に並べる。リモートで続けられるか。看護と保育と介護と事務は地方に求人がある
持ち家と三世代の同居富山、福井、秋田、山形は持ち家と同居が多く、家賃と子育ての費用が軽い
世帯の固定費家賃か住宅ローン、車(2台の県もある)、保険、通信、教育、貯蓄の最低額を出し、世帯の手取りで割る

1人の年収でなく、世帯の収入と固定費で判断する。地方は、世帯で暮らしが組まれている県が多い。

ここまでのまとめ

・地域で6〜9割。職種の差が乗る

・家賃は4〜8割。車は月3〜5万円

・実感の差=年収の下がり−家賃の下がり+車の費用

下がっても回る線

下がり幅判断
1割以内家賃と車で埋まり、実感は上がることが多い。動いていい
1〜2割家賃が半分になり車なしで暮らせるなら埋まる。車が要るなら実感は少し下がる。世帯で見る
2〜3割埋まらない。得る物(時間・家族・住む場所)が明確な時だけ。世帯の収入で回るかを確かめる
3割以上職種を変えた結果か、地域と職種の両方で下げた結果。計画を組み直す

年収を下げる転職の許容の線は転職で年収が下がるのは何割まで許容できるかに書いた。地方転職は、その計算に家賃と車と世帯を足す。

下がり幅を小さくする方法

方法中身
製造の大手と系列の県西三河、静岡、栃木、群馬、茨城、滋賀、三重、富山。製造の大手は地方でも東京と同じ程度
看護と施工管理と設備の保守全国で人手が足りず、地方でも下がりにくい
リモートで都市の年収を持ち込む都市の会社に残って地方に住む。線は地方移住とリモートワークに書いた
都市に通える街に住む埼玉、千葉、神奈川、奈良、和歌山、岐阜、三重、滋賀、佐賀、北九州。都市の年収で家賃を6〜8割に
世帯で見る共働きの県。配偶者の仕事を一緒に探す
車なしの街と職種政令市と県庁所在地の駅の周辺。事務と販売と医療と公務員

地域別の記事

地域記事
三大都市の周辺横浜・神奈川、埼玉、千葉、大阪、名古屋
地方の中心札幌、仙台、広島、福岡
製造の県静岡・浜松、宇都宮・栃木、富山
農業と観光の県宮崎、高知、秋田

全部の地域は都道府県別の転職事情のまとめに並べた。

福岡の年収の相場と東京との差は福岡の年収は低いのかに書いた。

地方の相場での年収の交渉の言い方は地方の転職で年収を交渉する言い方に書いた。

地方の年収400万円と東京の500万円の家計の比べ方は地方で年収400万円の手取りと暮らしに書いた。

よくある質問

年収が2割下がるが、家賃が半分になる。動いていいか

車が要らない街と職種なら、実感は少し上がる。車が要るなら、実感は少し下がる。世帯の固定費で回るかを出し、得る物(時間・家族・住む場所)が明確なら動く。

地方の年収の相場はどこで見るか

転職サイトの求人を勤務地で絞り、同じ職種の提示の幅を見る。ハローワークの求人票の賃金の欄。地域別の記事の年収の目安の表。3つを合わせると、地域と職種の相場が出る。

提示の年収が地域の相場より低い

相場を示して交渉する。地方の会社は提示が控えめなことがあり、経験と資格で上がる。製造の大手と系列は体系が決まっていて交渉の幅は小さい。中堅は幅がある。

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