営業を辞めたい。数字に追われ、断られ続け、上司に詰められる。だが辞めたいと言うと「甘えだ」と言われそうで、自分でもそう思ってしまう。

先に言う。甘えではない。ただし、理由が何かで次が変わる。営業を辞めたい理由は3つに分かれ、それぞれで続けるか辞めるか、次にどこへ行くかが違う。線引きと、営業経験が通じる職種を書く。

先に一文で。営業を辞めたいのは甘えではなく、理由を数字のプレッシャー・人間関係・商材への違和感の3つに切り分けて、数字なら営業以外へ、人間関係なら会社を変えて営業を続ける、商材なら業界を変えるのが正解で、営業経験は営業企画・カスタマーサクセス・人材・購買にそのまま通じる。

この記事の要点

  • 甘えではない。営業は負荷が最も高い職種の一つ
  • 理由は3つ。数字・人間関係・商材。それぞれ次が違う
  • 営業経験は、営業以外の4職種にそのまま通じる
  • 辞める前に、働き方(内勤・既存顧客担当)を変える手もある

理由を3つに切り分ける

理由中身続けるか、辞めるか
数字のプレッシャーノルマ、月末の詰め、達成しても翌月リセット営業自体が合わない可能性。営業以外へ
人間関係上司の詰め方、社内の競争、顧客の理不尽会社の問題。会社を変えて営業を続ける手がある
商材への違和感売りたくないものを売っている、顧客に薦められない業界の問題。業界を変えて営業を続ける

3つのうち、営業を辞めるべきなのは1つ目だけだ。2つ目と3つ目は、営業を辞めなくても解決する。ここを混ぜて「営業が無理」と判断すると、次の職種で同じ問題に当たる。

体のサイン(眠れない・食欲・出勤前の吐き気)が出ているなら、切り分けの前に休む。体調不良を理由にした退職へ。

甘えだと言われる時の、返し方

「営業は誰でも辛い」「3年は続けろ」と言われる。返す必要はないが、自分の中では整理しておく。

  • 営業は、数字と人の両方で評価される職種で、負荷が高いのは事実だ
  • 3年続けて向いていないと分かる人と、1年で分かる人がいる。分かった時点で動くほうが、次の職種で積める年数が長い
  • 続けた人が偉いのではなく、合う仕事で成果を出した人が評価される

私も1社目の美容業界を1年以内に辞めた。辞めた理由が環境(残業代なし・パワハラ)だったから、次は業界を変えた。理由が分かっていれば、辞めるのは撤退ではなく移動だ。

営業経験が通じる次の職種

営業を辞めても、営業で積んだものは消えない。顧客対応・数字管理・提案の3つは、次の職種でそのまま実績になる。

職種営業経験のどこが活きるか年収の目安
営業企画・営業事務数字の管理、営業の動きを知っている350〜450万円
カスタマーサクセス既存顧客の対応。新規開拓の数字がない350〜500万円
人材業界のアドバイザー提案と折衝。人を相手にする営業350〜500万円+歩合
購買・調達交渉と数字。売る側から買う側へ350〜450万円
インサイドセールス内勤で電話・メール中心。外回りがない350〜450万円
事務・製造など別職種折衝と数字管理は活きるが、実務は一から280〜380万円

数字のプレッシャーが理由なら、カスタマーサクセスか営業企画。新規の数字がなく、既存顧客の維持と改善が仕事になる。人と話すこと自体が辛いなら、購買や事務。

辞めずに、働き方を変える手

営業を続けたいが今の形が無理な人は、辞める前に3つを試す。

  1. 既存顧客担当への異動。新規開拓の数字が減る
  2. 内勤営業(インサイドセールス)への転職。外回りと移動がなくなる
  3. 業界を変える。同じ営業でも、商材が変わると数字の重さが変わる(例:保険→法人向けサービス)

保険営業を辞めたい人は保険営業を辞めたい時の転職先に分けて書いた。

女性で営業を辞めたい場合

外回りの体力、夜の接待、出産後の働き方。女性が営業を辞めたい理由には、営業そのものより働き方が多い。営業の実績がある女性は、内勤営業やカスタマーサクセスで求める企業が多く、辞めるより移すほうが年収を落とさずに済むことが多い。

3分で診断適職診断——数字型か対人型か、営業のどの部分が合わなかったかを先に見ておく。

営業のどこが合わなかったかを、外から見るなら

3つの理由の切り分けは、自分では混ざりやすい。営業経験を持つ人が次にどの職種で続いているかの傾向を、診断で先に見ると、次の応募先を絞りやすい。

  • 向いている人:営業を辞めたいが、次の職種を決められない人。数字と人のどちらが理由か分からない人
  • 向かない人:人間関係や商材が理由と分かっている人。会社か業界を変えるほうが先だ

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受けた後の流れ|① 数分の質問に答える → ② 合う仕事の傾向と職種候補が出る → ③ 営業経験が通じる職種の表と照らして、応募先を2〜3個に絞る

結果を正解として受け取らない。営業で辛かった部分と照らして、当たっている部分だけを使えばいい。

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よくある質問

営業を1年で辞めると、次の転職で不利ですか?

理由を1文で言えれば、大きな不利はない。「新規開拓の数字より、既存顧客の改善に向いていると分かった」のように、次の職種につながる言い方をする。1年の営業経験でも、顧客対応と数字管理の実績は書ける。

営業のストレスで体調を崩しています。辞めてもいいですか?

辞めていい。体調が理由なら、切り分けより先に休職か退職を考える。診断書があれば、退職の引き止めも止まる。

営業を辞めたら、年収は下がりますか?

営業企画・カスタマーサクセス・人材なら、歩合分が減る程度で大きくは下がらない。事務や製造など別職種に移ると、一度下がる。数字のプレッシャーから逃れる代わりに歩合を失うのは、営業を辞める人の全員が通る交換だ。

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辞めたい理由を数字・人間関係・商材に切り分ける記入シートと、営業経験が通じる職種の対応表を公式LINEで無料配布している。甘えではない。理由を分けて、次を決めてほしい。

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