面接の終盤で「いつから働けますか」と聞かれた。在職中だ。すぐとは言えない。だが、遅いと言うと落とされる気がする。何と答えればいいのか。何か月が普通なのか。
先に言う。在職中なら「内定から1か月半〜2か月後」と答えろ。退職の申し入れ1か月+引き継ぎと有給で、それが現実の線だ。早く言いすぎると、退職交渉で自分の首が締まる。質問の意図、現実的な線と計算、例文4つ、早すぎる答えと遅すぎる答え、履歴書に書く時、内定後の詰め方、急いでいる企業への返し、聞かれなかった時を書く。
先に一文で。面接で入社可能日を聞かれたら、在職中は「内定から1か月半〜2か月後」と期間と理由(就業規則の申し入れ期限・引き継ぎ・有給消化)をセットで答え、日付でなく内定からの期間で言い、すぐ入れると答えて退職交渉で詰まるより守れる期間を言って守る方が信用になり、3か月を超える時は理由を添え、退職済みなら「いつでも可能」で足り、内定後に企業と月初入社で日程を詰めるのが正解だ。
この記事の要点
- 在職中は内定から1か月半〜2か月
- 期間と理由をセットで。日付で言わない
- 早すぎる答えは退職交渉で詰まる
- 3か月超は理由を添える
質問の意図
| 意図 | 見ていること |
|---|---|
| 急募かどうかの照合 | 企業側の入社してほしい時期と合うか |
| 退職交渉ができる人か | 現職を計画的に辞められる人か。すぐと言う人は現職との関係を疑われることもある |
| 志望度 | 動く準備をしているか |
| 他社の状況 | 他社の内定を待っている人は、答えが曖昧になる |
答えの速さより、現実的な期間を理由と一緒に言えるかが見られている。
在職中の現実的な線
| 要素 | 期間 |
|---|---|
| 退職の申し入れから退職日 | 就業規則で1か月前が多い。民法は2週間 |
| 引き継ぎ | 2〜4週間。申し入れ期間と重なる |
| 有給消化 | 残り日数による。10〜20日なら2〜4週間 |
| 月初入社への調整 | 企業は月初入社を望むことが多い。数日〜3週間の調整 |
| 合計 | 内定から1か月半〜2か月 |
内定が月の中旬に出て、翌日に退職を申し入れ、1か月後の月末で退職、翌月1日に入社。これで1か月半だ。有給を使い切るなら2か月。入社日をどこまで延ばせるかの相場は入社日の調整はいつまで延ばせるかに書いた。
例文
在職中(基本)
内定をいただいてから、1か月半から2か月後を考えています。現職の就業規則で退職の申し入れが1か月前と定められており、引き継ぎを含めるとその期間が必要です。内定をいただけましたら、すぐに退職の手続きに入ります。
在職中で、有給を使い切りたい
内定から2か月後を考えています。退職の申し入れが1か月前で、残っている有給を消化する期間を含めています。貴社のご都合で早める必要があれば、有給の消化を短くして調整します。
在職中で、ボーナスの支給日の後に辞めたい
現職の賞与の支給が◯月◯日で、その後に退職の申し入れをしたいと考えており、入社は◯月初めを考えています。貴社のご都合と合わない場合は、ご相談させてください。
ボーナスの話は、正直に言って構わない。企業側は在職中の人の事情として理解する。
退職済み
いつでも可能です。貴社のご都合に合わせます。準備の期間として2週間ほどいただければ、より万全に入れます。
早すぎる答えが起こす問題
| 答え | 起きること |
|---|---|
| 「すぐ入れます」(在職中) | 内定後に退職交渉が1か月で終わらず、入社日を延ばす連絡をする。印象が落ちる |
| 「2週間で」 | 民法の線では可能だが、引き継ぎができず現職と揉める。有給を捨てる |
| 内定前に退職を申し入れる | 内定が出なかった時に、無職になる |
内定と退職交渉の順番は内定承諾と退職交渉はどっちが先かに書いた。面接では、現実に守れる期間を言い、その通りに入社する。
遅すぎる答えの線
3か月を超えると、急募の求人では不利になりやすい。企業は3か月先の人員計画を立てにくい。3か月を超える事情(プロジェクトの区切り・引き継ぎに時間がかかる役職・海外からの帰国)があるなら、理由を添えて、「一部の業務からリモートで先に関わることも可能です」のように歩み寄りを見せる。
履歴書の欄に書く時
本人の条件を書く欄に、「入社可能日 内定後1か月半〜2か月」か「◯年◯月以降」と書く。日付を決めて書くと、面接で縛られる。期間で書く。
内定後に日程を詰める順番
- 内定通知を受けたら、企業に「退職の申し入れを◯日にする。退職日は◯月◯日の見込み。入社は◯月◯日でどうか」と提案
- 現職に退職を申し入れ、退職日を確定
- 確定した退職日を企業に伝え、入社日を最終確定
- 入社日が企業の望む日とずれたら、有給の消化を短くするか、企業に延ばしてもらう
面接で言った期間と、内定後の提案がずれないようにする。ずれると、面接で言ったことが軽く見える。
企業が急いでいる時の返し
できる限り早く入りたいと考えています。現職の規則で1か月は必要ですが、引き継ぎを圧縮し、有給の消化を短くして、内定から1か月半以内を目指します。
譲れる部分(有給)を譲り、譲れない部分(就業規則の1か月)を残す。全部を譲らない。
聞かれなかった時
自分から言う必要はない。最後の「何か質問はありますか」の場面で、「入社の時期について、貴社のご都合はありますか」と逆に聞くと、企業側の急ぎ具合が分かる。年収の条件の答え方と同じで、聞かれたことに答える。線は面接で年収の条件を聞かれた時の答え方に書いた。
よくある質問
他社の選考が残っていて、入社時期を決められない
「内定から1か月半〜2か月後」の答えは、他社の有無に関係なく言える。内定の返事を待ってもらう話は、内定が出た後に別にする。
面接で答えた期間より、実際に早く入れそうになった
企業に「早められます」と伝える。早まることは歓迎される。遅れることが問題になる。
派遣や契約社員で、契約の満了日が決まっている
「◯月◯日で契約が満了するので、翌日から可能です」と日付で答えていい。有期の人は日付が確定している。
転職の資料をLINEで無料配布中
入社可能日の逆算表(内定日から退職の申し入れ・退職日・入社日を埋める)と、面接での答え方の型4つを公式LINEで無料配布している。守れる期間を言って、守る。それが一番の印象だ。

