エージェントからの電話が鳴り止まない。わかる。正しい断り方を教える
転職サイトに登録した途端、知らない番号から電話が来る。1日に5件。出なくてもメール攻撃。LINEまで来る。しまいにはSMSも。これ、あるあるだ。
エージェントも商売だ。あなたを転職させることで企業から年収の30-35%を手数料としてもらっている。年収500万の人を転職させたら150万の売上。だから必死に連絡してくる。
でも、あなたのペースを崩す権利は誰にもない。しつこいエージェントの正しい断り方と、本当に使えるエージェントの見分け方を教える。
断り方の具体的なテンプレート
丁寧に断りたい場合
「ご連絡ありがとうございます。現在、転職活動のペースを自分で管理しており、新たなエージェントのサポートは必要ありません。今後のご連絡はお控えいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。」
これをメールで送れ。電話には出るな。電話だと断りにくくなる。
きっぱり断りたい場合
「転職活動を一旦休止しています。再開する際にはこちらからご連絡します。今後のご連絡はお控えください。」
短く、明確に。交渉の余地を残さない。
無視でもOK
知らない番号からの電話は出なくていい。メールも返信しなくていい。3回無視すれば大抵は止まる。
良いエージェントの見分け方
初回面談で判断できる
良いエージェントは、あなたの話を聞いてから求人を紹介する。悪いエージェントは、あなたの話を聞く前に求人を押し付ける。
初回面談で「とりあえずこの求人を受けてみましょう」と言ってくるエージェントは切れ。「あなたのキャリアの方向性を一緒に考えましょう」と言ってくるエージェントは信頼していい。
質問の質で判断
良いエージェントは、「どんな仕事がしたいですか」ではなく「今の仕事で一番やりがいを感じる瞬間は?」と聞いてくる。表面的な質問ではなく、深い質問をしてくれるエージェントを選べ。
よくある質問
Q. エージェントの担当者を変えてもらえる?
A. できる。「担当者の変更をお願いしたい」と連絡すればいい。遠慮するな。
Q. 複数のエージェントに同じ求人を紹介された
A. よくある。1社からだけ応募してほしい。二重応募は企業に嫌われる。
Q. エージェント経由で内定辞退するのは気まずい?
A. エージェントに代行してもらえる。それもサービスの一つだ。
エージェントとの付き合い方5か条
1. 主導権を握れ
エージェントに振り回されるな。あなたの転職だ。あなたがペースを決める。「今週は連絡不要です。来週火曜に電話します」と自分からスケジュールを提示してほしい。
2. 条件は最初に明確にしろ
年収、勤務地、リモート可否、残業時間。最初の面談でこれらを全部伝えろ。条件が曖昧だと、的外れな求人を大量に送りつけられる。
3. 複数のエージェントを使え
1社に絞るな。最低3社に登録して、担当者の質と求人の質を比較してほしい。合わないエージェントは遠慮なく切れ。
4. エージェントの推薦理由を確認しろ
求人を紹介されたら、「なぜこの求人を私に紹介してくれたんですか?」と聞け。明確な理由がなければ、手当たり次第に送っている可能性がある。
5. 感謝は忘れるな
良いエージェントには感謝を伝えろ。転職が決まったら、お礼のメールを1通送るだけで、次に転職する時にも親身に対応してくれる。人間関係の基本だ。
実際にエージェントに騙された話
年収の話が違った
あるエージェントに「この会社は年収600万出ますよ」と言われて面接を受けた。最終的にオファーが出た年収は480万。エージェントに問い合わせたら、「最大で600万という意味でした」。最大値と平均値を混同させるテクニック。こういうエージェントは即切れ。
内定を急かされた
別のエージェントに「この求人は人気なので、早く返事しないと枠が埋まります」と焦らされた。結局、1週間待ってもらえた。焦らせてくるのは、エージェント側のノルマの都合。あなたの人生を他人のノルマに合わせる必要はない。
エージェントを正しく活用するための5ステップ
ステップ1。3社に同時登録
アサイン、タレントスクエア、ビズリーチ。最低3つに登録してほしい。1社だけだと比較ができない。3社の担当者と話して、一番信頼できるメインを決める。
ステップ2。初回面談で条件を全部伝える
年収、勤務地、業界、職種、リモート可否、残業時間、入社希望時期。全部伝えろ。条件が曖昧だと、的外れな求人が来る。
ステップ3。紹介された求人を3日以内に返事する
レスポンスが遅いと、エージェント側の優先度が下がる。興味がある求人も、ない求人も、3日以内に返事してほしい。
ステップ4。面接対策を依頼する
良いエージェントは、応募先企業の面接の傾向を知っている。「この会社の面接ではこういう質問が出る」「この回答が受けがいい」。この情報をもらわない手はない。
ステップ5。内定後の年収交渉を任せる
エージェント経由の転職は、年収交渉をエージェントがやってくれる。プロの交渉術で、自分でやるより高い年収を引き出せることが多い。遠慮なく任せろ。
転職エージェントを使わない転職方法
エージェントが合わない人向けの選択肢
- ビズリーチ(スカウト型)。企業から直接スカウトが来る。エージェントの押し売りがない。自分のペースで転職活動できる。
- 企業への直接応募。企業のコーポレートサイトの採用ページから直接応募。エージェント手数料がかからないから、企業側も歓迎することが多い。
- リファラル(知人紹介)。信頼できる知人に「転職を考えている」と伝えておく。紹介で入社すると、ミスマッチが少ない。
- SNS経由。Xで自分のスキルを発信していると、企業の人事からDMが来ることがある。特にIT系で多い。
エージェントが全てじゃない。自分に合った方法で転職活動を進めろ。大事なのは、どの方法を使うかじゃなく、実際に動くかどうかだ。
しつこいエージェントを一発で止めるメール文面
コピペで使えるテンプレート
件名。今後のご連絡について
○○エージェント ○○様
いつもお世話になっております。○○です。
現在、転職活動を一旦休止しております。再開する際にはこちらからご連絡させていただきますので、今後のお電話・メールでのご連絡はお控えいただけますと幸いです。
これまでのサポートに感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
○○
このメールを送れば、9割のエージェントは連絡を止める。残りの1割はブロックしてほしい。あなたの時間を、しつこいエージェントに浪費させるな。
転職活動を自分のペースで進めるための3原則
原則1。エージェントに振り回されない
エージェントは便利だが、あなたのキャリアの主導権はあなたにある。エージェントのペースに合わせる必要はない。面談の日程も、応募の判断も、全てあなたが決めろ。
原則2。情報は複数のソースから取れ
エージェント、口コミサイト、SNS、知人。1つの情報源に頼ると偏る。複数のソースを組み合わせて、総合的に判断してほしい。特にエージェントが推す求人は、エージェント側の都合が入っている可能性がある。
原則3。焦らない
在職中に転職活動をしているなら、焦る理由はない。3ヶ月かかっても、半年かかっても、ベストの1社を見つけるまで妥協するな。妥協した転職は、また数年後に転職する羽目になる。
スカウト型サービスと、信頼できるエージェント1-2社。この組み合わせが、30代の転職を最も効率的に進められる方法だ。
キャリアに迷った30歳の話
30歳の時、毎日「このままでいいのかな。。」と考えていた。
仕事は嫌いじゃない。でも、5年後10年後の自分が想像できない。同期は昇進したり転職したりしている。自分だけ止まっている気がして、焦りがあった。
でも今振り返ると、あの「迷い」は正常な反応だったと思う。20代は目の前の仕事を頑張ればよかった。30代は「何を頑張るか」を自分で選ぶ必要がある。
迷うのは、考えている証拠。迷わない人は、考えていないだけ。
転職活動でよくある不安と、私なりの答え
「転職して失敗したらどうしよう」
分かる。私も毎回不安だった。でも4回転職して、1回も後悔していない。なぜか。毎回、前より良い環境に移れたから。
大事なのは、「今より悪くなるリスク」と「今のままでいるリスク」を比較すること。今の環境がきついなら、現状維持の方がリスクが高い場合もある。
「自分にはスキルがない」
これ、ほとんどの場合は思い込み。会社で3年働いていたら、何かしらのスキルは身についている。自分では当たり前だと思っていることが、別の業界では「貴重な経験」になることもある。
ミイダスの市場価値診断をやってみると、自分が思っている以上に高い値段がつくことがある。私がそうだった。試してみてほしい。
「面接が苦手で。。」
私も最初はダメダメだった。でも10回受けたら慣れた。面接は場数がものを言う。
エージェントに面接練習をお願いするのもおすすめ。パソナキャリアは面接対策もやってくれるので、苦手な人はぜひ相談してみてください。
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この記事を読んだ方へ
キャリアの方向性に迷ったら、AIに選択肢を出してもらうのも一つの手。
自分に合う仕事がわからないなら、3分でデータが出る。
まず現在地を知ること。それが全ての始まり。
