理学療法士だ。病院か施設でリハビリをしているが、給与が上がらない、人が増えて先が見える。企業に転職したいが、PTの資格は企業で使えるのか。
先に言う。理学療法士の一般企業への転職は、資格を売る先に絞ると通る。医療機器と福祉用具、介護と健康の企業、産業保健、フィットネス。資格を使わない先に行くと、年収も経験もゼロから。先を決めてから動け。辞めたい理由、資格を売る職種、使わない職種、年収、難しい理由と入口、経験の訳し方、志望動機、面接、年齢、PTとOTの差、辞めない選択を書く。
先に一文で。理学療法士の一般企業への転職は医療機器と福祉用具のメーカーの営業と学術とフィールド・介護と健康の企業の企画と教育・訪問と通所の管理者・産業保健と健康経営・フィットネスとスポーツ・保険の医務査定・治験コーディネーター・医療系IT・福祉用具専門相談員といった資格を売る職種に絞れば通り、資格を使わない先は年収も経験もゼロからと知り、評価と計画を課題の把握と提案に説明を説明と提案に連携を調整に記録を書類に訳し、求人が少なく東京と大阪に集中するので職種を決めて半年かけ、志望動機に給与と勤務を書かずPTの経験をその職種でどう使うかを書くのが正解だ。
この記事の要点
- 資格を売る職種に絞れば通る
- 使わない先は年収も経験もゼロから
- 入口はメーカーの営業・事業所の管理者・産業保健・福祉用具・医療系IT
- PTの経験を企業の言葉に訳す
病院と施設を辞めたい理由の典型
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 給与が上がらない | PTの給与は年功で上がりにくい。10年目でも400万円台 |
| 人が増えて先が見える | PTの養成校が増え、若手が多い。管理職の枠は少ない |
| 土日の勤務 | 病院は365日リハをする所が増えた。土日の出勤 |
| 体力 | 移乗と介助で腰を痛める |
| 人間関係 | 少人数のリハ室、医師と看護師との関係 |
看護師と栄養士が資格を売って企業に移る型と同じで、線は看護師から一般企業への転職と栄養士・管理栄養士の一般企業への転職に書いた。PTは、動作と福祉用具と予防の知識で、資格を売る先の幅がある。
資格を売る職種
| 会社 | 職種 | 仕事 | 入口 |
|---|---|---|---|
| 医療機器・福祉用具メーカー | 営業・フィールド | 機器と用具の提案、病院と施設での使い方の説明 | PTの資格が加点。未経験の採用がある。一番太い入口 |
| 医療機器・福祉用具メーカー | 学術・開発 | 製品のエビデンス、開発への現場の声 | 狭い。経験者が中心 |
| 介護・健康の企業 | 企画・教育 | 介護予防のプログラムの企画、スタッフの教育 | 入口がある |
| 訪問・通所のリハの事業所 | 管理者 | 事業所の運営、スタッフの管理、営業 | PTの経験がそのまま使える。年収は同じ |
| 健康経営・産業保健の企業 | 腰痛と転倒の予防、運動の指導 | 企業の社員の健康の指導、セミナー | 需要が増えている。入口がある |
| フィットネス・スポーツ | トレーナー・企画 | 会員とアスリートの運動の指導、プログラムの企画 | 入口がある。年収は下がることが |
| 保険会社 | 医務査定・給付 | 保険の加入と給付の審査を、医療の知識で | 入口がある |
| 治験の受託会社 | CRC | 治験の患者と医師の間の調整 | 医療職の資格で入れる |
| IT | 医療系IT・リハビリのアプリ | リハのプログラムのデータの整備、監修 | 入口がある。リモートも |
| 福祉用具の貸与事業所 | 福祉用具専門相談員 | 用具の選定と調整 | 講習で資格。PTは動作の知識で強い |
| 出版・講師 | ライター・養成校の教員 | 記事の執筆、教育 | 副業から。教員は経験の年数 |
資格を使わない職種と年収の線
| 職種 | 年収 | 中身 |
|---|---|---|
| 一般事務・営業事務 | 300万円前後 | PTの経験は加点になりにくい |
| 営業(医療と介護以外) | 350万円台から | 人と話す経験が使える。医療と介護向けなら資格が加点 |
| IT(未経験) | 300〜350万円から | 20代なら入口がある。PTの経験はゼロから |
| 介護 | 300〜350万円 | 動作の知識が使える。年収は下がる。線は介護から異業種への転職に、介護の側の年収と道を書いた |
資格を使わない先は、年収も経験もゼロからだ。選ぶなら、その計算をしてから。
年収の現実
| 先 | PT(350〜450万円)と比べて |
|---|---|
| 医療機器・福祉用具の営業 | 上がる。400〜550万円。成果で上 |
| 産業保健・健康経営 | 同じか上がる。400〜500万円 |
| 医療系IT | 同じか上がる。400〜500万円 |
| 保険の医務査定 | 同じ。400万円前後 |
| 介護と健康の企業の企画、事業所の管理者 | 同じ。350〜450万円 |
| フィットネス | 下がることがある。300〜400万円 |
| 福祉用具専門相談員 | 下がることがある。300〜400万円 |
| 資格を使わない事務 | 下がる。300万円前後 |
PTの給与は年功で上がらない。企業の年功と昇進で上がる仕組みに移ると、5年後の年収は上がる先が多い。
難しい理由と入口
| 理由 | 入口 |
|---|---|
| 求人が少ない | PT専門の転職サービスの企業求人と、一般の転職サイトで「理学療法士 歓迎」を追う。半年 |
| 経験が訳されにくい | 下の表で訳す |
| 学術と開発は経験者が中心 | 営業とフィールドで企業に入ってから、社内で異動 |
| 東京と大阪に集中 | 医療機器の営業は全国に支店。事業所の管理者と福祉用具は全国。医療系ITはリモート |
ここまでのまとめ
・資格を売る職種に絞れば通る
・使わない先は年収も経験もゼロから
・入口はメーカーの営業・事業所の管理者・産業保健・福祉用具・医療系IT
経験の訳し方
| PTの経験 | 企業の言葉 | 使える職種 |
|---|---|---|
| 評価と計画 | 課題の把握、根拠のある提案 | 営業、企画、産業保健 |
| 患者と家族への説明 | 説明と提案、動機付け | 営業、フィールド、産業保健、フィットネス |
| 多職種との連携 | 部署をまたぐ調整 | 全部 |
| 記録と計画書 | 正確な書類、期限 | 保険の査定、CRC、医療系IT |
| 福祉用具の選定と住環境 | 商材の知識、提案 | 福祉用具の営業と相談員 |
| 実習生と後輩の指導 | 教育 | 企画と教育、養成校 |
| 介護予防の教室 | 人前で説明する力、企画 | 産業保健、介護と健康の企業 |
「PTをしていました」だけでは、企業に伝わらない。この表で訳す。
志望動機の型と例文
型は3つの文。1.PTの経験のうち、その職種で使える物を訳して。2.なぜ病院の外で、その職種か。3.その会社で何をするか。「給与」「先が見えない」は書かない。
医療機器の営業の例。「回復期の病院で理学療法士として◯年、◯人の患者の評価と治療を担当し、◯の機器を日常的に使い、新しい機器の導入時には病棟への説明を担当しました。機器を使う側の経験を、機器を病院に届ける側で使いたいと考え、貴社の営業を志望しました。現場のPTが使いやすい提案と、現場の声をメーカーに返す仕事を担いたいと考えています」。
産業保健の例。「施設で理学療法士として◯年、介護予防の教室を月◯回、◯人を対象に企画と指導をしてきました。病気や障害の後でなく、その前の予防に関わりたいと考え、貴社の健康経営の事業を志望しました。動作の評価と運動の指導の経験を、社員の腰痛と転倒の予防のプログラムに使いたいと考えています」。
面接で聞かれること
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜPTを辞めるか | 病院の悪口を言わない。「PTの知識を、◯◯の立場で使いたい」を事実で |
| 企業の働き方に合うか | 「数字と期限で動く組織だと理解している。病院でも単位数と計画書の期限を管理した」 |
| 数字の圧(営業へ) | 「単位数と稼働を意識してきた。目標の中身が納得できれば追える」 |
| 出張と転勤(メーカーの営業) | できる範囲を正直に |
| 患者と離れることに未練はないか | 「患者に届く前の段階や、予防の側で関わる形を選んだ」 |
| PC | ExcelとPowerPointが使えるか。計画書と勉強会の資料の経験を言う |
年齢の線
| 年齢 | 通る職種 |
|---|---|
| 20代 | 全部。学術とCRCの入口も少しある |
| 30代前半 | メーカーの営業とフィールド、産業保健、医療系IT、企画と教育、保険の査定 |
| 30代後半 | 事業所の管理者、産業保健、福祉用具、企画と教育、養成校 |
| 40代 | 事業所の管理者、介護と健康の企業の管理職、養成校の教員、講師 |
企業の未経験の入口は、30代前半までが中心だ。30代後半以降は、管理者と教育と福祉用具に絞られる。
PTとOTの差
| 理学療法士(PT) | 作業療法士(OT) | |
|---|---|---|
| メーカーの営業 | 動作と機器で強い | 福祉用具と自助具で強い |
| 産業保健 | 腰痛と転倒の予防で強い | メンタルと作業の負荷で強い |
| 介護と健康の企業 | 運動のプログラム | 認知と生活のプログラム |
| 精神科の経験 | 就労支援と障害者雇用の企業に道がある |
OTは、就労支援と障害者雇用の企業(就労移行支援の事業所・企業の障害者雇用の担当)にも道がある。PTとOTで、強い先が少し違う。
辞めない選択(病院以外のリハの職場)
| 職場 | 中身 |
|---|---|
| 訪問リハ | 年収が上がることが多い。1人で回る |
| 通所リハ・デイサービス | 日勤。土日休みの所がある |
| 介護施設 | リハの体制で差。日勤 |
| クリニック | 整形外科の外来。日勤 |
| スポーツの現場 | 求人は少ない。トレーナーと兼ねる |
辞めたい理由が今の病院の給与と勤務なら、訪問リハで年収を上げる道がある。PTそのものを離れたいなら、資格を売る企業の職種へ。歯科衛生士が院を離れる時の道と型は近く、線は歯科衛生士を辞めたいに書いた。
柔道整復師と整体師の経験を訳して移る先は柔道整復師・整体師の転職に書いた。
技師が資格と機器の経験を売って企業に移る職種は臨床検査技師・放射線技師の企業への転職に書いた。
トレーナーの入会と継続の数字を営業に訳して移る先はスポーツジム・トレーナーからの転職に書いた。
よくある質問
理学療法士から医療機器メーカーの営業になれるか
なれる。PTの資格が加点で、未経験の採用がある。福祉用具とリハの機器のメーカーが中心で、営業の数字と出張がある。年収は上がることが多い。
理学療法士の資格を使わずに転職して後悔する人は
年収が下がり、経験がゼロになった、と感じる人だ。資格を使わない先を選ぶなら、資格を売る先の年収と比べてから決める。
理学療法士から公務員や大学職員は
公務員は、自治体のリハ職(保健センター・障害者施設)の採用と、一般の行政職の試験。大学職員は、養成校の事務と教員。養成校の教員は、臨床の経験の年数(3〜5年以上)が要件だ。
転職の資料をLINEで無料配布中
理学療法士の企業の職種表(11職種の仕事と年収と入口)、PTの経験を企業の言葉に訳す表、志望動機の型と面接の6つの質問の答え、年齢別の通る職種の表を公式LINEで無料配布している。資格を売る先に絞って、半年かけて動く。
