介護の仕事を辞めたい。体がきつい、給料が上がらない。だが、介護しかやってこなかった。異業種に転職できるのか。年収は上がるのか、下がるのか。
先に言う。介護から異業種への転職は、「介護しかやってこなかった」と思うと決まらない。介護の経験は、対人・記録・チーム・安全の4つに訳せる。訳した先の職種は決まっている。年収は上がる先と下がる先がある。現実、経験の訳し方、通る職種、年収、資格、志望動機、面接、後悔、介護の中で変える選択、年齢を書く。
先に一文で。介護から異業種への転職は利用者と家族への対応を顧客対応に介護記録を正確な記録に多職種の連携をチームの調整に事故の防止を安全と手順に訳し、介護業界向けの営業と福祉用具専門相談員・人材紹介・営業事務と一般事務・コールセンター・ドライバーと物流・製造・警備・不動産と保険の営業から選び、年収は営業とドライバーと製造で上がり事務とコールセンターで下がり処遇改善加算の分がなくなると知り、志望動機に体力と給料を書かず介護の経験をその職種でどう使うかを書き、介護福祉士とケアマネで介護の中で上がる道と年収を比べてから決めるのが正解だ。
この記事の要点
- 介護の経験は対人・記録・チーム・安全に訳せる
- 通る職種は決まっている
- 年収は営業・ドライバー・製造で上がり、事務で下がる
- 介護の中で上がる道とも比べる
介護から異業種への転職の現実
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 訳せる職種 | 介護業界向けの営業、人材紹介、事務、コールセンター、ドライバー、製造、警備、営業 |
| 訳せない職種 | 専門の資格や技術が要る職種(経理・IT・法務)。資格を取ってから |
| 年収 | 上がる先と下がる先がある。処遇改善加算の分がなくなる |
| 体力 | 体を使う仕事を続けるか(ドライバー・製造・警備)、離れるか(事務・営業・コールセンター) |
| 決まる人 | 職種を2つに絞り、介護の経験を訳せる人 |
介護を辞めたい理由の多くは給料と体力だ。線は介護を辞めたい、給料が安いに書いた。異業種に出るか、介護の中で上がるかは、この記事で比べる。
介護の経験の訳し方
| 介護の経験 | 訳す先 | 言い方 |
|---|---|---|
| 利用者と家族への対応 | 顧客対応、クレームの対応 | 「◯人の利用者と家族の要望と苦情に対応した」 |
| 介護記録 | 正確な記録と報告 | 「毎日の記録と申し送りを◯年、ミスなく続けた」 |
| 多職種の連携(看護師・ケアマネ・リハ) | チームでの調整 | 「職種の違う◯人と、利用者のケアの方針を調整した」 |
| 事故の防止と手順 | 安全と手順の管理 | 「転倒と誤薬を防ぐ手順を守り、ヒヤリハットを◯件報告して改善した」 |
| 夜勤とシフト | 体力と時間の管理 | 「夜勤を月◯回、◯年続けた」 |
| 後輩の指導 | 教育 | 「新人◯人の指導を担当した」 |
| 福祉用具の選定と業者との調整 | 商材の理解と業者の管理 | 「用具の選定と業者との調整を担当した」 |
「介護しかやってこなかった」でなく、この表で訳す。
通る職種
| 職種 | なぜ通る | 年収 | 体力 |
|---|---|---|---|
| 介護業界向けの営業(福祉用具・介護ソフト・食事・備品) | 現場を知る営業は強い。施設への提案 | 350〜450万円。成果で上がる | 離れる |
| 福祉用具専門相談員 | 講習で資格が取れる。介護の知識がそのまま使える | 300〜400万円 | 少し使う |
| 人材紹介の介護分野 | 介護の転職を支援する側。業界の理解が加点 | 350〜450万円 | 離れる |
| 営業事務・一般事務 | 記録と対応の経験。応募が多い | 280〜330万円 | 離れる |
| コールセンター | 対人と記録の経験 | 280〜330万円 | 離れる |
| ドライバー・物流 | 体力と時間の管理 | 300〜400万円 | 使う |
| 製造 | 手順と安全の経験。交替勤務なら年収が上がる | 300〜380万円 | 使う |
| 警備 | 安全と手順の経験 | 300万円前後 | 使う |
| 不動産・保険の営業 | 対人の経験。高齢者向けの商材なら介護の知識が加点 | 350万円+歩合 | 離れる |
介護業界向けの営業と福祉用具専門相談員は、介護の経験がそのまま加点になる、一番近い異業種だ。職種変更の全体の考え方は販売・アパレルから職種を変えるに書いた。介護から異業種も、対人の経験を訳す型は同じだ。
年収の現実
| 先 | 介護(300〜350万円)と比べて |
|---|---|
| 介護業界向けの営業 | 同じか上がる。成果で上 |
| 不動産・保険の営業 | 上がる可能性。歩合の波 |
| ドライバー(大型)・製造(交替) | 上がる |
| 福祉用具専門相談員・人材紹介 | 同じ |
| 営業事務・一般事務・コールセンター・警備 | 同じか下がる |
処遇改善加算は介護職だけの手当で、異業種に出るとなくなる。年収を上げるのは営業とドライバーと製造で、体を楽にするのは事務とコールセンターだ。両方は取れないことが多い。30代男性の未経験の職種の年収は30代男性の未経験転職に書いた。介護からの転職も、同じ表で年収を見る。
資格の扱い
| 資格 | 異業種で | 介護の中で |
|---|---|---|
| 介護福祉士 | 加点になりにくい。介護業界向けの営業と人材紹介では加点 | 資格手当。リーダーへの道 |
| ケアマネ | 介護業界向けの営業で加点 | 年収が上がる。日勤で体を使わない |
| 福祉用具専門相談員 | 福祉用具の営業の入口 | 施設の中でも |
| 生活相談員 | 異業種では使いにくい | 日勤の事務と調整の仕事。年収が上がる |
介護の中で、ケアマネと生活相談員は、体を使わず年収が上がる道だ。異業種に出る前に、この道と比べる。
ここまでのまとめ
・介護の経験は対人・記録・チーム・安全に訳せる
・通る職種は決まっている
・年収は営業・ドライバー・製造で上がり、事務で下がる
志望動機の型と例文
型は3つの文。1.介護の経験のうち、その職種で使える物を訳して。2.なぜその職種か。3.その会社で何をするか。「体力的にきつい」「給料が安い」は書かない。
介護業界向けの営業の例。「介護施設で◯年、利用者と家族への対応と、福祉用具の選定と業者との調整を経験しました。現場で使う側として、施設に合う用具と合わない用具を見てきたので、現場を知る立場で施設に提案する仕事をしたいと考えています。貴社の◯の商材を、現場の介護職員が使いやすい形で提案し、施設との長い関係を作りたいと考えています」。
営業事務の例。「介護施設で◯年、毎日の記録と申し送りをミスなく続け、利用者と家族と多職種の間の連絡を担ってきました。正確な記録と、相手に合わせた連絡を、営業と顧客の間に立つ営業事務で使いたいと考えています。Excelの関数は独学で身に付けました」。
面接で聞かれること
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜ介護を辞めるか | 悪口を言わない。「介護の経験を、◯◯の立場で使いたい」を事実で |
| 体力と腰 | 聞かれたら正直に。体を使う仕事に行くなら「夜勤を◯年続けた体力がある」 |
| 夜勤がないだけが理由でないか | 「日勤を選んだ理由はあるが、この職種を選んだ理由は◯◯」 |
| 介護に戻らないか | 「介護の経験を活かす形で、この職種を選んだ。戻る前提でない」 |
| 数字の圧(営業へ) | 「介護でも稼働率と事故の件数を追っていた。目標の中身が納得できれば追える」 |
| PC | Excelとメールが使えるか。介護記録のソフトの経験を言う |
介護の面接で聞かれることの型は介護の転職面接で聞かれることに書いた。異業種の面接は、逆の立場で同じ質問が来る。
後悔する人
| 後悔の型 | 中身 |
|---|---|
| 一般事務に移って年収が下がり、仕事に手応えもない | 年収の計算なしで、体を楽にすることだけで選んだ |
| 介護の人間関係と利用者との関わりが、実は良かったと気付く | 対人の仕事の手応えを、事務に移って失った |
| 営業の数字の圧に合わなかった | 介護の稼働率とは圧の質が違う |
| 介護の中で上がる道を見ずに出た | ケアマネと生活相談員の年収を比べなかった |
後悔を防ぐのは、年収の計算と、介護の中で上がる道との比較だ。
介護の中で職場を変える選択との比べ方
| 異業種へ | 介護の中で職場を変える | 介護の中で資格で上がる | |
|---|---|---|---|
| 年収 | 先で上がるか下がる | 施設で差。訪問や夜勤専従で上がる | ケアマネと生活相談員で上がる |
| 体力 | 職種で選べる | 日勤のみの施設、デイサービス | ケアマネと相談員は体を使わない |
| 人間関係 | 変わる | 変わる | 変わる |
| 経験 | 訳して使う | そのまま使う | そのまま使う |
| 期間 | 3〜6か月 | 1〜3か月 | 資格の年数(ケアマネは実務5年) |
辞めたい理由が今の職場の人間関係と体力なら、介護の中で職場を変える方が早い。介護そのものを離れたいなら、異業種へ。
年齢の線
| 年齢 | 判断 |
|---|---|
| 20代 | 通る職種は全部。営業とITの入口もある |
| 30代 | 介護業界向けの営業、人材紹介、事務、ドライバー、製造。経験を訳す |
| 40代 | 介護業界向けの営業(現場の経験が長いほど強い)、ドライバー、製造、警備 |
| 50代 | ドライバー、製造、警備、施設の管理。介護の中で上がる道も現実的 |
理学療法士が資格を売って企業に移る職種と年収は理学療法士・作業療法士の一般企業への転職に書いた。
柔道整復師と整体師の経験を訳して移る先は柔道整復師・整体師の転職に書いた。
相談員の経験を訳して企業の人事と支援に移る先は社会福祉士・相談員の一般企業への転職に書いた。
ケアマネの経験を訳して介護の中と外で移る先はケアマネからの転職に書いた。
児童指導員の計画と連携の経験を訳して移る先は児童指導員・放課後デイからの転職に書いた。
よくある質問
介護福祉士を取ってから辞めた方がいいか
介護業界向けの営業と人材紹介に行くなら、資格が加点になるので取ってから。それ以外の異業種では加点になりにくいので、待たなくていい。介護の中で上がるなら、必須だ。
介護から事務職に転職できるか
できるが、一般事務は応募が多く決まりにくい。営業事務の方が、対人の経験が訳せて通る。年収は下がる。
介護から異業種に出て、また介護に戻れるか
戻れる。介護は人手不足で、経験者はいつでも戻れる。異業種の経験(営業・事務)は、介護の中で相談員や管理者の道で使える。
転職の資料をLINEで無料配布中
介護から異業種への転職の職種表(9職種の年収と体力と通る理由)、介護の経験を訳す表、志望動機の型と面接の6つの質問の答え、介護の中で上がる道との比較表を公式LINEで無料配布している。介護しかやってこなかった、でなく、訳して選ぶ。
