朝、目が覚めた瞬間に涙が出る。支度をしていると吐き気がする。電車の中で動悸がして、会社の手前で足が止まる。それでも出社して、何事もなかったように働いている。

先に言う。朝の涙と吐き気は、気合いでは消えない。甘えではなく、心身が限界に近いことを知らせるサインだ。サインの一覧、今日休んでいい線、受診の目安、休んだ後の順番を書く。辞めるかは、まだ決めなくていい。

先に一文で。朝に泣く・吐き気がする・動悸がするのは甘えではなく心身の限界のサインで、今日は休んでよく、2週間以上続くなら心療内科か精神科を受診し、診断書が出れば休職と傷病手当金で生活を守りながら、辞めるかどうかは回復してから決めるのが正解だ。

この記事の要点

  • 朝の涙・吐き気・動悸・不眠は、限界のサイン。気合いの問題ではない
  • 今日は休んでいい。休んで治らないなら、受診の段階
  • 受診の目安は2週間。診断書が出れば、休職と給付で守れる
  • 辞めるかは回復してから。今決めなくていい

サインの一覧。どれか1つで足りる

体のサイン中身
起床時に涙が出る理由が分からないまま泣く。週に何度も
出社前の吐き気・腹痛・下痢家を出る前、電車の中、会社の手前で
動悸・息苦しさ会社に近づくと心拍が上がる
眠れない・朝起きられない寝つけない、夜中に目が覚める、起きられない
食欲がない・体重が減った1ヶ月で数kg
休日も回復しない日曜の夜に症状が戻る。月曜が最も重い

心療内科の解説では、これらは適応障害やうつ病の初期、自律神経の乱れとして説明される。どれか1つが2週間続いているなら、甘えの話ではなくなっている。月曜だけ重い人の見方は月曜日に会社に行きたくないへ。

今日、休んでいい線

朝に症状が出ている日は、休んでいい。理由は2つある。

  1. 症状が出ている状態で出社しても、業務は回らない。ミスが増え、怒られ、症状が重くなる
  2. 休まずに倒れると、会社への影響は1日休むより大きい

連絡は「体調不良のため、本日お休みをいただきます」で足りる。症状を詳しく説明する義務はない。休んだ日は、休む。罪悪感で仕事のメールを見ると、休んだ意味が消える。

受診の目安。2週間

状態やること
1〜2日休む。休んで戻るなら疲労
2週間以上続く心療内科か精神科を受診する
週の半分以上の朝に出る受診する
業務に支障(遅刻・欠勤・ミスの増加)受診する

受診は、辞める決断ではない。状態を知るための手段で、診断がつけば、次の選択肢が開く。何科に行くかで迷う時は仕事のストレスで体調が悪い時に何科に行くかに書いた。

診断書が出たら、できること

選択肢中身
休職診断書を会社に出して休む。就業規則の休職制度の期間を確認する
傷病手当金休職中、給与の約3分の2が健康保険から出る。最長で通算1年6ヶ月。入社1年未満でも在職中なら受けられる
退職引き止めは診断書で止まる。ただし退職後の傷病手当金は継続1年以上の加入が条件

順番は、休職→回復→復職か転職の判断、だ。辞めるのが先ではない。休職と傷病手当金の順番はうつで退職を考えた時の順番に書いた。入社1年未満の人は転職後の傷病手当金へ。

休んだ後に考える順番

  1. まず回復。症状が消えるまで、辞めるかどうかは考えない。判断力が落ちている時の決断は、後で後悔が残る
  2. 原因を切り分ける。上司か、業務量か、職種か、会社全体か。原因が上司なら異動で解決することもある
  3. 戻るか、移るか。原因が変わる見込みがあれば復職、なければ転職。復職が怖い時の考え方は復職が怖い

転職する場合、適応障害やうつの経験が不利になるかは適応障害は転職でバレるかに書いた。告知の義務はない。

私の話

1社目の美容業界のブラック企業で、朝に体が動かない時期があった。当時は甘えだと思って出社を続け、1年以内に辞めた。今なら、あの時点で休んで受診していたと思う。気合いで乗り切ったのではなく、辞めるまで体が持っただけだった。

3分で診断辞めどき診断——今の状態が休む段階か、動く段階かを先に切り分ける。

よくある質問

休むと、職場に迷惑をかけて余計に行きづらくなります

1日休んだことを責める職場なら、それ自体が原因の一部だ。普通の職場は、体調不良の欠勤を1日で問題にしない。迷惑を心配できるうちに休むほうが、倒れてから長期で抜けるより迷惑は小さい。

病院に行くと、会社にバレますか?

バレない。受診は個人の医療情報で、会社に通知されない。健康保険の利用明細に病院名は出るが、会社が見ることはない。診断書を出す時に初めて会社が知る。

朝だけ辛くて、仕事が始まると普通に働けます

朝だけに症状が出るのは、適応障害の初期によく見られる形だ。働けているから大丈夫、ではなく、朝に体が拒否しているサインとして扱う。2週間続くなら受診する。

休む時の連絡文と受診の準備をLINEで無料配布中

休む連絡の文面、受診の目安のチェックリスト、診断書が出た後の手続き(休職・傷病手当金)の順番を公式LINEで無料配布している。朝の涙は気合いでは消えない。今日は休んでいい。

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