市場価値診断で年収650万と出た。素直に喜べない。こんなうまい話があるか、という直感が働く。

即答する。その直感は半分正しい。無料の市場価値診断には、数字が高めに出やすい営業の力学がある。ただし詐欺ではない。仕組みを全部分解するから、知った上で使うかどうかを決めてほしい。

この記事の要点

  • 無料診断の多くは、転職サービスへの登録を促す入口として存在する
  • 高い数字の方がサービスの目的と相性がいい。これが怪しさの正体だ
  • このサイトも紹介側だ。その立場を明かした上で書いている
  • 数字は仮説として読み、実際の市場の反応で検証すれば道具になる

仕組み。無料診断は何のために無料なのか

まず経済の話をする。診断の開発と運営には金がかかる。それを無料で提供できるのは、診断が転職サービスの入口として機能しているからだ。診断を受けた人の一部が登録し、転職し、企業から紹介料が入る。この構図自体は、テレビが無料で見られるのと同じ広告の経済で、悪ではない。

ただし力学は生まれる。低い数字を見た人は落ち込んで閉じる。高い数字を見た人は登録して動く。サービスの目的から見て、推計が上限寄りの性質を持つことに矛盾がない。ミイダスの数字が高く出る具体的な仕組みは別記事で3つに分解したし、タレントスクエアの精度の話はこちらで書いた。

立場を明かす。このサイトも紹介側だ

ここで正直に書いておく。このサイトも、診断サービスの紹介リンクを扱っていて、登録が発生すれば収益になる立場だ。「怪しいかどうか」を検索して出てくる記事の多くが、実は紹介側のメディアによって書かれている。この記事もその構図の中にある。

だからこそ、隠さずに判断材料を全部並べる方針を取っている。怪しさの正体は仕組みの不透明さで、仕組みが見えれば、あなたは自分で判断できる。使わなくていい人も書いておく。転職の意思が全くなく、数字を見ても行動が変わらない人だ。その人が受けても、高い数字に一瞬気分が上がって終わる。

それでも使える場面。仮説製造機として使う

仕組みを知った上で、使える場面は明確にある。

1、現在地の仮説が欲しい時。自分の市場価値の目安が全くない状態から、「650万の可能性がある」という仮説を無料で得られる。仮説はゼロより遥かにいい。

2、検証とセットで使う時。診断→スカウトが届く型のサービスなら、届く求人の年収帯が推計の答え合わせになる。診断の数字より、実際に届いたスカウトの数字を信じる。この順番さえ守れば騙されようがない。

3、登録なしで整理だけしたい時。そもそも経歴を渡したくないなら、登録不要の診断で方向性の整理だけする手がある。当サイトの診断は連絡先を取らない型だ。

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登録型・登録なし型の使い分けと選び方の全体は転職診断はどれを受けるべきかにまとめてある。

よくある質問

診断で個人情報を入れるのが不安です。

不安なら入れなくていい。登録不要の診断で整理する段階と、経歴を渡して市場の反応を見る段階は分けられる。渡すのは、市場の実際の反応が必要になった時で遅くない。

高く出た数字を信じて転職して大丈夫ですか?

数字だけを根拠に退職するのは危ない。実際の求人・スカウト・内定提示という市場の実物で検証してから動く順番なら、診断は有用な起点になる。

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診断結果の読み方と検証の手順を、公式LINEで無料配布している。怪しいと感じる感覚は捨てなくていい。仕組みを知って、道具として使い倒せばいいだけだ。

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