職務経歴書のテンプレートに「事業内容」の欄がある。会社の説明を書けと言われても、何を書けばいいのか。会社のサイトの文をそのまま写していいのか。大手なら省いていいのか。

先に言う。事業内容は、その会社が何を誰に売っていたかを1行で書く欄だ。自分の仕事の前に、読む人に舞台を渡す。書き方の型、業界別の例、調べ方、規模の添え方、大手の場合、読む側が見ている点を書く。

先に一文で。職務経歴書の事業内容は勤めていた会社が何を誰に売っていたかを業種・主な商品やサービス・顧客で1〜2行にまとめ、従業員数や売上規模を添えて会社の大きさを伝える欄で、会社サイトの会社概要か有価証券報告書で調べて縮め、大手でも自分が関わった部門が分かる1行を書き、自分の仕事の中身は職務内容の欄に分けて書くのが正解だ。

この記事の要点

  • 何を誰に売っていたかを1〜2行
  • 従業員数や売上で規模を添える
  • 会社概要か有価証券報告書で調べる
  • 自分の仕事は書かない。舞台だけ

事業内容の欄が何のためにあるか

読む側は、あなたの前の会社を知らないことが多い。「営業として売上を1.2倍にした」と書かれても、何を売っていたかが分からないと、その数字の重さが分からない。事業内容は、あなたの仕事を読む前に、読む人へ舞台を渡す欄だ。

だから書くのは会社のことだけで、自分の仕事は書かない。仕事は職務内容の欄が受ける。

書き方の型

事業内容 法人向け会計ソフトの開発・販売(中小企業約3万社が利用)
従業員数 350名 売上高 80億円(2025年度)

型は、業種、主な商品かサービス、顧客の種類、規模の4つだ。1〜2行に収める。

業界例
IT中小企業向けの勤怠管理クラウドの開発・運用
メーカー自動車部品(ブレーキ系)の製造、国内完成車メーカー向け
商社・卸業務用食材の卸売、外食チェーンと給食会社が主な顧客
小売関東で衣料品店を40店舗運営
人材医療・介護分野の人材紹介と派遣
不動産首都圏で戸建て住宅の建築と販売
広告Web広告の運用代行、中小企業の集客支援
医療・介護訪問介護と通所介護の事業所を県内に12か所運営

会社のサイトの文をそのまま写すと、「豊かな社会の実現に貢献する」のような言葉が入って長くなる。何を誰に売っていたかだけ残す。

規模を添える

従業員数、売上高、店舗数、拠点数のどれか1〜2つを添える。同じ「営業部のリーダー」でも、30人の会社と3,000人の会社では中身が違う。読む側はそこを見る。従業員数の書き方と、数字が分からない時は職務経歴書の従業員数の書き方に書いた。

調べ方

手段見る所
会社のサイト「会社概要」「事業内容」のページ。従業員数と売上も載っていることが多い
有価証券報告書上場企業なら「事業の内容」の項。一番正確
当時の求人票・採用サイト辞めた会社で今のサイトが変わっている時
自分の名刺・社内資料会社紹介の1文がそのまま使える
会社がなくなっている在籍当時の内容を覚えている範囲で書き、「(2024年に事業終了)」と添える

在籍当時と今の事業が違うなら、在籍当時の内容を書く。

大手・有名企業の場合

省かずに書く。読む側が知っていても、様式は揃える。ただし1行で足りる。

事業内容 総合電機メーカー(自分は家電事業部の国内営業を担当)

のように、自分が関わった部門をカッコで添えると、後の職務内容にそのままつながる。全社の事業を全部書く必要はない。

事業内容で見られている点

読む側が見ているのは3つだ。同じ業界か、同じ顧客を相手にしていたか、会社の規模が応募先と近いか。この3つが応募先と重なるほど、「すぐに戦力になる」と読まれる。

重ならない時は、事業内容の欄で無理に寄せない。職務内容の欄で、仕事の型(新規開拓・既存深耕・管理など)が応募先と重なることを見せる。職務経歴書と履歴書の分担は職務経歴書とはに、実績が書けない時の型は職務経歴書が書けないに書いた。

よくある質問

会社が複数ある。全部に事業内容を書くか

書く。会社ごとに1〜2行で揃える。古い会社は1行で足りる。会社が多い時の削り方は職務経歴書は何社まで書くかに書いた。

従業員数や売上が分からない

分かる方だけ書く。どちらも分からなければ「従業員数 約100名」のように概数でいい。何も書かないより、規模の目安がある方が読みやすい。

派遣で働いていた。派遣元と派遣先のどちらの事業内容を書くか

雇用先は派遣元なので会社名は派遣元を書き、事業内容は「人材派遣業(派遣先 株式会社◯◯にて経理業務)」のように、派遣先の仕事が分かる形で添える。

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