職務経歴書の自己PR。何から書き出せばいいのか。「私の強みは」は古いのか。最後はどう締めるのか。「頑張ります」で終わっていいのか。真ん中はどう埋めるのか。
先に言う。自己PRの最初の1文は強みの結論、最後の1文は応募先でどう使うか。真ん中は事実と数字。この3つの箱で、読む側の迷いが消える。書き出しの型とNG、締めの型とNG、職種別の例文、真ん中の置き方、長さを書く。
先に一文で。職務経歴書の自己PRは最初の1文で強みの結論を書き、真ん中に場面と行動と数字と結果の事実を置き、最後の1文で応募先の仕事でその強みをどう使うかを書く3つの箱で作り、自己紹介や抽象語で始めず、意欲やお願いで締めず、300〜500字で強みは1つに絞るのが正解だ。
この記事の要点
- 書き出しは強みの結論を1文
- 真ん中は場面・行動・数字・結果
- 締めは応募先でどう使うかを1文
- 自己紹介で始めず、お願いで締めない
3つの箱
| 箱 | 書くこと | 長さ |
|---|---|---|
| 書き出し | 強みの結論 | 1文 |
| 真ん中 | 場面、課題、行動、数字、結果 | 4〜6文 |
| 締め | 応募先の仕事でどう使うか | 1文 |
読む側は最初の1文で何の話かを掴み、真ん中で本当かを確かめ、最後の1文で自社に関係があるかを判断する。この順で書くと、読む側の動きに合う。
書き出しの型
| 型 | 例 |
|---|---|
| 結論型 | 数字で課題を切り分けて直すことが強みです |
| 行動型 | 月3件あった受注ミスの原因を、過去3か月分から洗い出して確認表を作りました |
| 役割型 | 5人のチームで、進捗の管理と顧客との調整を1人で担ってきました |
どの型でも、最初の1文で強みが分かることが条件だ。「私の強みは」と書くかどうかは好みでいい。
やってはいけない書き出し
| NG | 理由 |
|---|---|
| 「◯年間、営業として働いてきました」 | 自己紹介。職務経歴の欄と重複する |
| 「私はコミュニケーション能力に自信があります」 | 抽象語。他の応募者と同じ文になる |
| 「貴社の理念に共感し」 | 志望動機。自己PRの欄ではない |
| 「自己PRをさせていただきます」 | 前置き。1行を無駄にする |
| 「至らない点も多いですが」 | 弱みから始めている |
締めの型
| 型 | 例 |
|---|---|
| 応募先接続型 | この動き方は、貴社の◯◯の業務でも同じように使えると考えています |
| 再現型 | 環境が変わっても、原因を数字で切り分けてから手を打つ順番は変わりません |
| 次の段階型 | 次は、この力を1人の担当から、チーム全体の仕組みに広げる仕事で使いたいと考えています |
締めは、強みを応募先の仕事につなげる1文だ。応募先の仕事を求人票から1つ拾って入れると、使い回しに見えない。
やってはいけない締め
| NG | 理由 |
|---|---|
| 「精一杯頑張ります」 | 意欲の表明。強みと関係がない |
| 「よろしくお願いいたします」 | お願い。書類の締めには要らない |
| 「御社で成長させていただきたいです」 | 会社に何をもらうかの話になっている |
| 「以上です」 | 締めがない |
| 途中でですます調が崩れる | 最後まで同じ調子で |
職種別の書き出しと締めの例
| 職種 | 書き出し | 締め |
|---|---|---|
| 営業 | 既存顧客の使い方を聞き取り、追加の提案につなげることが強みです | 貴社の既存顧客への深耕でも、同じ聞き取りから始めます |
| 事務 | 手順を書き出して、誰でも同じ結果になる形にすることが強みです | 貴社で担当する◯◯の業務でも、まず手順の見える化から入ります |
| エンジニア | 障害の原因をログから切り分けて、再発を防ぐ仕組みまで作ることが強みです | 貴社の◯◯の運用でも、直すことと再発を防ぐことを一緒にやります |
| 販売・接客 | 客の言葉にならない要望を、質問で引き出すことが強みです | 貴社の◯◯の店舗でも、聞くことから売上を作ります |
| 介護・看護 | 利用者の変化を記録で共有して、チームで先に手を打つことが強みです | 貴社の施設でも、記録を起点にした共有から始めます |
事務職の本文の例は職務経歴書の自己PR例文・事務職版に書いた。
真ん中の置き方
書き出しと締めの間に、事実を4〜6文で置く。順番は、場面(いつ・どこで・何を担当)、課題(何が問題だったか)、行動(何をしたか)、数字(どのくらい)、結果(どうなったか)。
数字がない人は、件数・頻度・期間・人数で作る。作り方は職務経歴書が書けないに書いた。真ん中が薄いと、書き出しの結論が浮く。
長さ
300〜500字、1〜2段落。強みは1つ、多くて2つ。3つ以上並べると、真ん中の事実が1つずつ薄くなり、書き出しの結論も曖昧になる。履歴書の自己PR欄との書き分けは職務経歴書の自己PRは履歴書と同じでいいかに、強みが思いつかない時は転職の自己PRがない・書けないに書いた。
冒頭の3〜5行に何を書くかと職種別の例文は職務経歴書の職務要約の書き方に書いた。
よくある質問
書き出しに応募先の名前を入れるべきか
入れなくていい。応募先の名前は締めの1文で使う。書き出しは自分の強みの話に集中する。
締めを応募先ごとに変えるのが面倒だ
締めの1文だけ変えればいい。書き出しと真ん中は同じで通る。求人票の業務内容から1語拾って入れる。
箇条書きで書いてもいいか
いい。ただし書き出しと締めは文で書き、真ん中の事実を箇条書きにする形にする。全部が箇条書きだと、強みの結論が見えない。
転職の資料をLINEで無料配布中
自己PRの書き出しと締めの例文50組(職種別・強み別)と、真ん中を埋める5つの問いの表を公式LINEで無料配布している。最初と最後の1文が決まれば、真ん中は事実を置くだけだ。



