退職を切り出す前に、理由を何と言うか悩んでいる。本音は給料と人間関係だ。だが、そう言えば「改善するから残れ」と言われる気がする。引き止められない理由の言い方はあるのか。嘘をついていいのか。

先に言う。引き止められない退職理由は、会社が解決できない理由だ。給料と人間関係は解決を提案される。家庭と体と決めた進路は、提案の余地がない。引き止められない理由の条件、引き止められる理由、型ごとの言い方、嘘を使わない理由、本音の言い換え、条件を上げると言われた時、退職届に書く理由を書く。

先に一文で。引き止められない退職理由は会社が解決できない物で、結婚や配偶者の転勤・親の介護・体調・決まった転職先・学び直しや家業のように給料や異動で直せない話を、詳細を説明せず決めたことだと1回で伝え、本音が給料や人間関係でも嘘は作らず「今の環境では実現できないことを次でやる」と自分の進路の話に言い換え、条件を上げると言われても条件の問題ではないと返すのが正解だ。

この記事の要点

  • 会社が直せない理由は引き止められない
  • 給料・残業・人間関係は提案を呼ぶ
  • 嘘は作らない。言い換える
  • 詳細を説明しない。決めたことだと1回で

引き止められない理由の条件

条件なぜ引き止められないか
会社が解決できない給料を上げても、部署を変えても、その理由は消えない
本人がもう決めている相談でなく報告の形になる。相談には提案が返る
詳細を聞きにくい家庭・体・家族の事情は、上司が踏み込みにくい

3つ揃っている理由が、一番引き止められない。

引き止められる理由

理由返ってくる提案
給料が低い昇給・手当・評価の見直し
残業が多い業務の調整・人の補充
人間関係・上司異動・上司との面談
仕事の中身が合わない配置転換・新しい仕事
やりがいがない新しい案件・役職

会社が直せる話をすると、直すと言われる。直すと言われた後に辞めると、「直すと言ったのに」と関係が悪くなる。情に訴える引き止めの対処は転職の引き止めがうざい時の対処に、引き止めが違法に近づく線は退職の引き止めは違法かに書いた。

型ごとの言い方

型言い方
結婚・配偶者の転勤「結婚に伴い、◯月から◯◯に住むことになりました。通勤ができないため、◯月◯日で退職いたします」
親の介護「親の介護が必要になり、今の勤務時間では対応ができません。◯月◯日で退職いたします」。介護の詳細は言わなくていい
体調「体調の面で、今の働き方を続けることが難しいと医師からも言われています。◯月◯日で退職いたします」。病名は言わなくていい
次の会社が決まっている「次の会社が決まり、入社日が◯月◯日で確定しています。◯月◯日で退職いたします」
学び直し・資格「◯◯の資格を取るため、◯月から学校に通います。仕事との両立が難しいため、退職いたします」
家業を継ぐ「家業を継ぐことになりました。◯月◯日で退職いたします」
進路の変更(業界を変える)「◯◯の業界で働くことを決めました。今の会社では経験できない仕事のため、退職いたします」

どの型も、日付を入れる。日付があると、相談でなく報告になる。体調を理由にする時の引き止めへの返し方は退職の引き止めが体調不良・人手不足を理由にに書いた。

嘘の理由を使わない理由

嘘崩れ方
結婚すると言ったが、していない同僚と繋がっているSNSで分かる。退職後の手続きで独身のまま
介護と言ったが、していない業界が同じなら、次の会社での様子が伝わる
体調と言ったが、元気有給消化中や退職後の様子で分かる
次が決まっていると言ったが、決まっていない失業保険の手続きで会社が離職理由を書く時に、ずれが出ることがある

嘘は、辞める日までは持つが、辞めた後に崩れる。同じ業界で働き続けるなら、崩れた嘘は残る。本音を言う必要はないが、嘘も作らない。

本音が給料や人間関係の時の言い換え

本音言い換え
給料が低い「次の会社が決まり、そちらで挑戦したい」(決まっているなら)。「自分の市場価値を確かめたく、外で働くことを決めた」
人間関係「今の環境では実現できないことがあり、環境を変えることを決めた」
残業が多い「働き方を変えることを決めた。今の仕事の量では両立できないことがある」
仕事が合わない「◯◯の仕事をやりたいと決めた。今の会社にはその仕事がない」

会社の問題でなく、自分の進路の話にする。「決めた」という言葉を入れる。面接で話す退職理由の言い換えは面接の退職理由の例文・理由別に書いた。社内向けと面接向けの言い方は、矛盾しない範囲で揃えておく。

条件を上げると言われた時

ありがたいお話ですが、条件の問題ではなく、決めたことなので変わりません。引き継ぎについてご相談させてください。

理由の詳細を説明しない。説明すると、その詳細を潰す提案が返ってくる。1回で断って、引き継ぎの話に移す。条件を受けて残るかの判断はカウンターオファーは受けるべきかに書いた。

退職届に書く理由

退職届の理由は「一身上の都合により」で足りる。上で言った理由を書く必要はない。会社都合(倒産・解雇・退職勧奨)でない限り、自己都合の退職届はすべてこの1文だ。詳しく書くと、後で失業保険の離職理由とずれる元になる。

誰に何日前に言うかとメール例文は派遣会社を辞める伝え方に書いた。

よくある質問

理由を聞かれて、答えないのは失礼か

失礼でない。「一身上の都合で、詳細はお話ししにくい事情があります」で足りる。上司は、家庭や体の事情には踏み込めない。

引き止められないと寂しい

引き止めがないことと、あなたの評価は関係ない。会社は、辞める人を引き止めない方針の所が多い。

次の会社が決まっていると言ったら、会社名を聞かれた

言わなくていい。「同じ業界の会社です」で止める。言うと、その会社の悪い話や、取引先だった場合の気まずさが出る。

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