内定が出た。勤務地が遠い。引っ越しが要る。だが、いつ引っ越せばいいのか。入社の前か、後か。退職の前に引っ越していいのか。住民票はいつ移すのか。会社に何を伝えるのか。
先に言う。転職の引っ越しは、内定が出てから、入社の1〜2週間前に済ませる。内定前に引っ越すな。入社後に引っ越すなら、通勤手当と住民税の変更を会社に出す。住民票は14日以内だ。タイミング3つ、入社前の順番、入社後の順番、住民票、会社に伝えること、費用、賃貸の審査、失業保険、入社日が近い時、下見ができない時を書く。
先に一文で。転職の引っ越しは内定が出てから入社の1〜2週間前に済ませ、内定前には動かず、順番は内定→物件探し(内定通知書で審査)→退職→引っ越し→転出届と転入届(14日以内)→入社で、入社後に引っ越すなら会社に新住所・通勤経路と手当・緊急連絡先を届けて住民税の異動は会社に任せ、費用は会社負担の規定を内定後に聞き、退職後に失業保険を受けるなら手続きの場所が新住所の管轄に変わることを知っておくのが正解だ。
この記事の要点
- 内定後、入社の1〜2週間前に
- 内定前に引っ越さない
- 住民票は転入から14日以内
- 会社には住所・通勤経路・緊急連絡先
引っ越すタイミング3つ
| タイミング | 向く人 | 注意 |
|---|---|---|
| 内定後〜入社の1〜2週間前 | 基本。多くの人 | 入社直前だと荷解きと手続きが終わらない |
| 入社後、1〜2か月経ってから | 最初は長い通勤でも構わない人。土地勘を得てから決めたい人 | 通勤手当と住民税の変更を会社に出す |
| 内定前 | 避ける | 内定が出なかった時に、仕事も家も動かした状態になる |
引っ越しの費用を会社が負担する場合は、時期と条件が会社の規定で決まっていることがある。内定後、承諾の前に人事に聞く。負担の条件は転職の引っ越し費用は会社負担になるかに書いた。
入社前に引っ越す時の順番
| 順 | やること | 時期 |
|---|---|---|
| 1 | 内定。入社日を確定 | 入社2か月前 |
| 2 | 物件探し。内定通知書か労働条件通知書で審査 | 入社6〜8週間前 |
| 3 | 現職に退職を申し入れ | 入社1か月半前 |
| 4 | 引っ越し業者の手配。転職シーズン(3〜4月)は早めに | 入社1か月前 |
| 5 | 転出届(旧住所の役所)。引っ越しの14日前から出せる | 引っ越し1〜2週間前 |
| 6 | 退職。前の会社に新住所を伝える(源泉徴収票・離職票の送付先) | 入社2〜3週間前 |
| 7 | 引っ越し | 入社1〜2週間前 |
| 8 | 転入届(新住所の役所)。マイナンバーカードの住所変更も同時に | 引っ越しから14日以内 |
| 9 | 運転免許、銀行、カード、携帯の住所変更 | 入社まで |
| 10 | 入社。入社書類に新住所を書く | 入社日 |
前の会社に新住所を伝え忘れると、源泉徴収票と離職票が旧住所に届く。
入社後に引っ越す時の順番
| 順 | やること |
|---|---|
| 1 | 入社。旧住所で入社書類を出す |
| 2 | 物件探し。在職中なので審査は今の会社の収入で |
| 3 | 引っ越し。有給か週末で |
| 4 | 転出届と転入届。14日以内 |
| 5 | 会社に住所変更の届け。通勤経路と定期代の変更、緊急連絡先の変更 |
| 6 | 会社が社会保険と住民税の住所変更を届ける |
会社への届けが遅れると、通勤手当が旧住所の額で払われ続け、後で精算になる。引っ越しの翌週には出す。
住民票の移動
| 手続き | 場所 | 期限 |
|---|---|---|
| 転出届 | 旧住所の市区町村 | 引っ越しの14日前から。マイナンバーカードがあればオンラインで出せる |
| 転入届 | 新住所の市区町村 | 引っ越しから14日以内。転出証明書(オンライン転出なら不要)と本人確認書類 |
| 同じ市区町村内 | 転居届のみ | 14日以内 |
| マイナンバーカードの住所変更 | 転入届と同時に | 転入から90日以内に手続きしないと失効 |
14日を過ぎても受け付けられるが、正当な理由なく遅れると過料の対象になることがある。住民税は、1月1日に住んでいる市区町村に払うので、年をまたぐ引っ越しは翌年の住民税の払い先が変わる。住民税の全体は転職で住民税はどうなるかに書いた。
会社に伝えること
| 伝える物 | 誰に | 何に使うか |
|---|---|---|
| 新住所 | 人事・給与の担当 | 社会保険、雇用保険、税の届け |
| 通勤経路と定期代 | 総務・給与 | 通勤手当の計算 |
| 緊急連絡先 | 人事 | 本人と連絡が取れない時 |
| 住民税 | 何もしない | 会社が異動を届ける。あなたは住民票を移すだけ |
入社前の引っ越しなら、入社書類に新住所を書けば全部済む。入社書類の全体は入社書類は何が必要かに書いた。
費用
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 引っ越し業者 | 単身で同一地方なら3〜6万円、遠方なら8〜15万円。3〜4月は1.5倍 |
| 敷金・礼金・仲介手数料・前家賃 | 家賃の4〜6か月分 |
| 家具・家電 | 単身で10〜20万円(持っていなければ) |
| 合計 | 単身で家賃7万円なら50〜80万円 |
会社が負担するのは、引っ越し業者の費用と、場合によって敷金礼金の一部。規定がある会社は、内定通知書か就業規則に書いてある。
賃貸の審査
| 状況 | 審査 |
|---|---|
| 在職中 | 今の会社の収入で通る。転職先のことは言わなくてもいいが、勤務地が変わる理由を聞かれる |
| 退職済みで、内定の書面がある | 内定通知書か労働条件通知書を出す。年収の記載があれば通りやすい |
| 退職済みで、書面がない | 通りにくい。人事に「賃貸の審査に使う」と伝えて、年収を記載した書面を頼む |
| 家賃が月収の3分の1を超える | 通りにくい。家賃を下げる |
転職を前提とした審査に慣れている不動産会社は多い。「◯月◯日入社の内定が出ている」と最初に言う。
失業保険の手続きの場所
退職後に失業保険を受けてから入社する人は、手続きの場所が住民票の住所の管轄ハローワークになる。引っ越し前に手続きした人は、転入後に新住所の管轄ハローワークへ住所変更を届ける。認定日の場所も変わる。
引っ越しと入社日が近い時
| 状況 | 対処 |
|---|---|
| 引っ越しが入社の前日 | 荷解きは後回し。入社書類とスーツと初日の持ち物だけを別の袋に |
| 引っ越し業者が入社日以降しか取れない | 先に身一つで新居に入り、荷物は後日。ホテルか家具付きの短期物件も選択 |
| 入社日を延ばしたい | 内定後すぐに頼めば、1〜2週間は延ばせることが多い。線は入社日の調整はいつまで延ばせるかに書いた |
遠方への転職で下見ができない時
- 内見はオンラインで。不動産会社が動画で案内する
- 勤務地から30分以内、駅から徒歩10分以内、スーパーが近い、の3条件で絞る
- 最初は家具付きの短期物件(1〜3か月)に入り、土地勘を得てから本契約する選択もある
- 面接で会社に行く日に、周辺を歩く
履歴書の通勤時間欄に転居予定と書く方法は履歴書の通勤時間欄の書き方に書いた。
よくある質問
内定辞退の可能性があるうちに物件を仮押さえしていいか
申込までなら、キャンセルできる(申込金は戻る)。契約すると解約に費用がかかる。承諾を決めてから契約する。
前の会社の社宅に住んでいる
退職日までに退去が原則。退職と入社の間に引っ越しを挟む。退去の期限を総務に確かめ、次の物件の入居日を合わせる。
引っ越しを理由に、入社を1か月延ばしてもらえるか
頼めば通ることが多い。内定後すぐに、「転居のため、入社を◯月◯日にしていただけますか」と日付で頼む。
転職の資料をLINEで無料配布中
転職の引っ越しの順番表(内定から入社までの手続きと期限・会社に伝える物・前の会社に伝える物)を公式LINEで無料配布している。内定の後に動く。順番を守れば、入社日に荷物と手続きが揃う。



