45歳、事務職で正社員の転職先を探している。求人サイトには「45歳以上歓迎」の事務職が何万件も出てくるが、応募しても書類で落ちる。求人の数と、通る求人の数が違いすぎる。
先に言う。45歳の事務職転職は、求人の選び方で決まる。通る求人には見分け方があり、落ちる書類には共通点がある。見分け方、書類の差、年収の相場、条件の置き方を書く。
先に一文で。45歳女性の事務職転職は、年齢層の記載・業務の幅・企業規模で通る求人を見分け、前職の年収でなく相場の帯で条件を置き、書類は業務の頻度と規模で書いて年齢より実務で読ませるのが正解だ。
この記事の要点
- 求人は多いが、45歳が通る求人は中小企業の業務の幅が広い事務に寄る
- 大手の一般事務の正社員は20〜30代で埋まる。ここに出すから落ちる
- 書類は年齢でなく実務で読ませる。頻度・規模・継続で書く
- 年収は300〜400万円の帯が現実。前職基準で置くと決まらない
求人の数と、通る求人の数は違う
45歳以上歓迎の事務職求人は、大手サイトで数万件ある。だが中身は3つに分かれる。
| 求人の型 | 45歳の通りやすさ | 見分け方 |
|---|---|---|
| 中小企業の総務・経理補助・営業事務(兼務) | 通りやすい | 業務内容が3つ以上並んでいる。「40代活躍中」「主婦歓迎」の記載 |
| 大手・上場企業の一般事務 | 通りにくい | 業務が1つ(データ入力・受付など)。若手が多い職場と書いてある |
| 派遣・契約社員の事務 | 通りやすい | 正社員ではないが、45歳でも入りやすく、正社員化の入口になる |
業務の幅が広い求人ほど、45歳が通る。中小企業は一人で複数の業務を回せる人を探していて、それは若手より経験者に向いている。逆に業務が1つに絞られた求人は、若手を安く採る前提のことが多い。
45歳全般の現実は45歳の転職の現実に書いた。ここでは事務職に絞る。
落ちる書類と、通る書類の差
45歳の事務職で書類が落ちる人には共通点がある。
- 業務内容が「一般事務」の4文字で終わっている。何を、月に何件、何人分やっていたかが書いていない
- 職務経歴が長すぎる。20年分を全部書いて4枚になっている。直近10年に絞り、それ以前は年表だけにする
- 自己PRが「丁寧」「正確」の形容詞だけ。事実がないと読まれない
通る書類は、業務を頻度・規模・継続で書く。
営業部門(25名)の営業事務として、受発注入力(月約200件)・請求書発行・経費精算を担当。請求書のテンプレートを整備し、3年間、再発行ゼロで継続。電話・来客対応は1日平均15件。給与計算の補助(30名分)と社会保険の手続きを総務と分担。
これで読み手には「一人で複数の業務を回せる人」と伝わる。書き方の型は実績がない人の職務経歴書と事務職の自己PR例文に置いた。
年収の相場と、条件の置き方
| 地域 | 月給の帯(正社員・事務職) | 年収の目安 |
|---|---|---|
| 地方 | 20〜23万円 | 280〜340万円 |
| 都市部 | 22〜27万円 | 320〜400万円 |
| 経理・労務の実務あり | 上記+2〜4万円 | 350〜450万円 |
前職の年収を基準に置くと、対象の求人が消える。相場の帯で置き、経理・労務など上げられる実務があるかで上を狙う。手取りの変化は年収別の手取り早見表で先に見ておく。
厚生労働省の令和2年転職者実態調査では、45〜49歳の転職で賃金が増えた人は39.7%、減った人は32.5%で、まだ増えた側が上回る。50〜54歳になると減った人が53.2%に跳ね上がる。動くなら40代のうちだ(年代別の内訳)。
派遣・契約から正社員化する経路
45歳で正社員の事務職に直接入るのが難しいなら、派遣・契約社員から入って正社員化する経路がある。
- 紹介予定派遣。最長6ヶ月の派遣期間の後、双方の合意で正社員か契約社員になる。45歳でも入りやすい
- 契約社員→無期転換。5年を超えると無期転換の申込権が生じる。正社員とは別だが、雇用は安定する
- 派遣で実務を作る。経理補助や労務の実務を1〜2年で作り、正社員の応募で「実務あり」の帯に入る
紹介予定派遣の現実は紹介予定派遣で正社員になれるのかに書いた。
資格は、取るなら実務に直結する2つ
事務職で45歳の書類を通りやすくする資格は、簿記2級と社会保険労務の実務(給与計算・社保手続き)だ。MOSやビジネスマナー系の資格は、45歳では評価されない。簿記2級の使い方は簿記2級で経理未経験から転職できるかへ。
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- 向いている人:事務職の経験があり、正社員で条件(残業・休日)を守りたい人。応募先の見分けを外に出したい人
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よくある質問
45歳の事務職で、正社員にこだわらないほうがいいですか?
こだわっていい。ただし直接正社員に入る経路と、派遣・契約から正社員化する経路の両方を持つ。片方に絞ると、決まる速さが落ちる。
子どもの都合で、残業なしの事務を探しています
残業なしの条件は、中小企業の総務系より、業務が定型の事務(経理補助・データ管理)のほうが守られやすい。求人票の「残業月◯時間」の実績の記載を見る。記載がない求人は、面接で聞く。
ブランクが5年あります。事務職に戻れますか?
戻れる。ブランクの説明は1文で済み、事務の実務経験があれば45歳でも派遣・契約から入りやすい。長いブランクの扱いはブランク3年からの再就職に書いた。
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