男性で育休を取ろうか迷っている。1年は長すぎるか。評価は下がるか。収入はどうなるか。取った人の本音が知りたい。

先に言う。取る前の不安は、取った後にはほとんど残らない。残るのは、取らなかった場合の想像だけだ。私が1年の育休を取った感想として、取る前に怖かったこと、取って分かった3つ、後悔したこと、収入の実感、復帰後の変化、迷っている人に言えることを書く。制度の数字は改正で変わるので、最新の公的情報を確認する前提で読んでほしい。

先に一文で。男性の1年育休で取る前に怖かった評価・居場所・収入の不安は取った後にはほぼ残らず、家事育児の量は想像の倍で会社との距離と時間の使い方が変わり、前半をだらだら過ごしたことだけ後悔していて、収入は減るが暮らせる範囲で、復帰後は働き方の選び方が変わったので、取る前の信頼づくりと育児以外に育てる1つを決めてから取るのが正解だ。

この記事の要点

  • 取る前の不安は取った後に残らない
  • 家事育児の量は想像の倍
  • 後悔は前半の過ごし方
  • 取る前に信頼と、育てる1つを決める

取る前に怖かったこと

怖かったこと中身
評価1年いなかった人として扱われるのではないか
居場所戻った時に席があるか
収入給付金で暮らせるか

正直に言う。3つとも怖かった。特に居場所だ。男性で1年取った前例が社内になかった。

だが私は、取る前の3年で信頼を作っていた。仕事を前倒しで出し、引き継ぎを先に整え、上司と人事に早い段階で相談した。この3年がなければ、取れなかったか、取っても居場所は薄かったと思う。取り方の順番は男性育休の取り方の順番に書いた。

取って分かった3つ

家事育児の量は想像の倍だった。取る前は「半分やる」つもりだった。実際は、半分では回らない量がある。取って初めて、これまで妻がどれだけ抱えていたかが分かった。

会社との距離が変わった。1年離れると、会社が世界の全部ではなくなる。戻る前提でいたが、戻らない選択肢も自分の中に生まれた。

時間の使い方が変わった。育児の合間の細切れの時間で何ができるかを考えるようになった。この時間で発信を始めた。発信の話は男性の1年育休とキャリアに書いた。

後悔したこと

前半をだらだら過ごした。

育児と家事に慣れるまでは余力がない。それは仕方ない。だが慣れた後の数ヶ月に、時間の使い方を決めていなかった。何となくスマホを見て、何となく1日が終わる期間があった。

後半に発信を始めてから、時間の密度が変わった。取る前に「育児以外で何を育てるか」を1つ決めておくべきだった。育休中にできる副業の線は育休中の副業はいくらまでかに書いた。

収入と給付金の実感

項目実感
給付金最初の半年は賃金の67%、その後50%が目安
社会保険料免除される
税金給付金は非課税
手取りの減り方額面ほどではない

減るが暮らせる範囲だった。固定費を先に下げておけば1年は回る。数字は制度改正で変わるので、厚生労働省とハローワークの最新を確認してほしい。

復帰後に何が変わったか

復帰後、働き方の選び方が変わった。

育休中に沖縄に移住し、フルリモートで復帰した。その後、育休中に育てた発信が副業として給与を超える月が出て、退職して独立した。育休を取らなければ、この順番は起きていない。

取った男性の割合は男性の育休取得率のデータに書いた。

取るか迷っている人に言えること

3つだ。

  • 取る前の不安は、取った後にはほとんど残らない
  • 取る前に信頼を作る。取ってから作ることはできない
  • 育児以外で育てる1つを決めてから取る

長さは、取れるなら長い方がいい。1ヶ月では家事育児に慣れるだけで終わる。半年を超えると、会社との距離と時間の使い方が変わる。

育休中に辞めるか復帰してから辞めるかは育休明けに退職して独立した男性の順番に書いた。## よくある質問

Q. 評価や居場所はどうなるか

取る前の信頼と、復帰後の最初の3ヶ月で決まる。信頼がない状態で取ると薄くなるので、取る前に作る。

Q. 収入はどのくらい減るか

給付金は最初の半年67%、その後50%が目安で、保険料免除と非課税で額面ほど減らない。固定費を下げておけば1年は回る。

Q. 後悔したことは

前半をだらだら過ごしたこと。育児以外で育てる1つを決めてから取るべきだった。

転職先で3年かけて信頼を作った4つは転職して3年間やり続けたことに書いた。