フリーランスになったら時間ができると思っていた。実際は会社員の頃より忙しい。休みの予定が立たない。何をしているか分からないまま1日が終わる。
先に言う。時間がないのは仕事が多いからじゃない。決めることが多いからだ。会社員より忙しくなる仕組み、時間を奪う4つ、時間破産の兆候、減らす順番、時間が戻った後、私が決める量を減らして時間が余った話を書く。
先に一文で。フリーランスに時間がないのは境目がなく全部自分で決めるからで、決めることの多さ・断れない案件・請求と事務・営業の不安の4つが仕事に見えない時間を奪っているので、決める量を仕組みに固定し、基準以下の案件を断り、事務を月1回にまとめ、指名と紹介で営業の不安を消す順番で減らすのが正解だ。
この記事の要点
- 忙しさの正体は決める量
- 奪うのは決定・案件・事務・営業の不安
- 減らす順番は決める量が先
- 時間が戻ったら単価と発信に使う
会社員より忙しくなる仕組み
| 会社員 | フリーランス |
|---|---|
| 始業と終業がある | 境目がない |
| 担当の範囲が決まっている | 全部自分の範囲 |
| 誰に聞くかが決まっている | 自分で調べて決める |
| 給料は月1回入る | 請求しないと入らない |
境目がなくなる。全部自分で決める。決めるたびに時間と集中が削られる。仕事そのものの時間より、決める時間の方が増える。
時間を奪う4つ
| 奪うもの | 中身 | 見え方 |
|---|---|---|
| 決めることの多さ | 何を先にやるか、受けるか、いくらか | 仕事に見えない |
| 断れない案件 | 安い、範囲が広い、納期が短い | 仕事に見える |
| 請求と事務 | 請求書、経費、確定申告 | 面倒に見える |
| 営業の不安 | 次の仕事がない不安で常に探している | 何もしていないように見える |
4つのうち3つは仕事の時間に見えない。だから忙しいのに何をしたか分からない状態になる。
時間破産の兆候
- 返信が溜まっている
- 休みの予定が立たない
- 自分の時給を計算していない
- 何をしたか思い出せない日が週に3日以上ある
2つ以上当てはまれば、時間破産の入口だ。
減らす順番
- 決める量。1日の決めることを書き出して、仕組みにできるものを固定する。作業の順番、受ける基準、単価の下限
- 案件。基準以下の案件を断る
- 事務。月1回にまとめて、ツールに任せる
- 営業の不安。指名と紹介で仕事が来る形を作る
順番が大事だ。多くの人は案件を減らそうとする。だが決める量が同じなら、案件が減っても忙しさは変わらない。決める量を先に減らす。減らし方は決断疲れの対策と意思決定を減らす仕組みに書いた。
時間が戻った後に何をするか
時間が戻ったら、2つに使う。
- 単価を上げる。時給を計算して、下限を上げる。計算はフリーランスの単価の決め方に書いた
- 発信を育てる。指名と紹介が来る形は、発信から生まれる
戻った時間を案件で埋めると、また時間がなくなる。
私が1日の決める量を減らして時間が余った話
私は独立して最初の頃、朝起きてから「今日は何をするか」を決めることから1日が始まっていた。受けるか迷う案件があれば半日考えた。請求書は月末にまとめて焦った。
1日の決めることを全部書き出したら、半分以上は毎日同じことを決め直していた。作業の順番を固定した。受ける基準と単価の下限を決めて、基準以下は迷わず断った。請求は月1回の作業にした。
仕事の量は減っていない。だが時間が余った。余った時間で発信を育てて、今は営業をしていない。一人で回す1日の割り方は一人社長の1日の時間割に書いた。
しないことを先に決める話は「何をするか」より100倍大事な「何をしないか」に書いた。## よくある質問
Q. 会社員より時間がないのはなぜか
境目がなく、全部自分で決めるからだ。決める時間が仕事の時間より増える。
Q. 時間を奪っているものは
決めることの多さ、断れない案件、請求と事務、営業の不安の4つ。3つは仕事の時間に見えない。
Q. 何から減らすか
決める量、案件、事務、営業の順。仕事を減らすより決める量を減らす方が先だ。

