学校事務に転職したい。土日祝が休みで、落ち着いた仕事だと聞く。だが、公務員なのか、私立なのか、未経験で入れるのか。志望動機に何を書くのか。
先に言う。学校事務は、公立と私立で入口がまったく違う。公立は公務員試験で年齢の線がある。私立は各校の中途採用で、事務と経理の経験を見る。どちらを受けるかを先に決めないと、準備が無駄になる。仕事内容、公立と私立、入口、年収、働き方、志望動機、面接、年齢、資格、大学職員との違い、向いていない人を書く。
先に一文で。学校事務への転職は公立が都道府県や市の学校事務職員の採用試験で年齢の線があり私立が各校の中途採用で事務と経理の経験を見ると知り、どちらを受けるかを先に決め、公立なら試験の勉強を私立なら簿記と事務の経験の訳し方を用意し、年収は公立が地方公務員の行政職に準じ私立は学校で差が大きいと分かり、志望動機に子どもが好きと書かず事務と経理の正確さで学校の運営を支える側に立つ理由を書き、1校に1〜数人で教員との関係が仕事のしやすさを決めると知って選ぶのが正解だ。
この記事の要点
- 公立は公務員試験、私立は中途採用
- どちらを受けるかを先に決める
- 志望動機に「子どもが好き」は書かない
- 1校に1〜数人。教員との関係が要
学校事務の仕事内容
| 仕事 | 中身 |
|---|---|
| 給与と旅費 | 教員と職員の給与、出張の旅費の計算と支払い |
| 予算と会計 | 学校の予算の執行、支払い、決算。公立は自治体の会計の規則 |
| 備品と施設 | 備品の発注と管理、施設の修繕の手配 |
| 就学援助と証明書 | 就学援助の申請、在学と成績の証明書の発行 |
| 保護者と業者の対応 | 電話と窓口。給食費や教材費の徴収 |
| 教員の事務の補助 | 教員が授業に集中できるように、事務を引き受ける |
子どもと直接関わる仕事は少ない。教員と保護者と業者が相手だ。
公立と私立の違い
| 公立の学校事務 | 私立の学校事務 | |
|---|---|---|
| 採用 | 都道府県や市の学校事務職員の採用試験(地方公務員) | 各校の中途採用 |
| 年齢の線 | 30歳前後までが多い。社会人経験者枠で広い自治体もある | 学校ごと。30代の中途採用がある |
| 見られる物 | 試験の点数と面接 | 事務と経理の経験、簿記 |
| 配属 | 小中高のいずれか。数年ごとに学校を異動 | 同じ学校。異動はない |
| 給与 | 地方公務員の行政職 | 学校で差が大きい |
| 人数 | 1校に1〜数人 | 1校に数人〜十数人 |
民間から公務員への線は民間から公務員への転職は何歳まで可能かに書いた。公立の学校事務は、その中の1つの職種だ。
未経験の入口
| 入口 | 中身 |
|---|---|
| 公立の採用試験 | 試験に通れば未経験で入れる。教養試験と面接。自治体によって専門試験 |
| 私立の中途採用 | 事務と経理の経験があれば。簿記があれば少し有利 |
| 臨時・非常勤の学校事務 | 公立の臨時職員や私立の非常勤から入り、正規の採用に応募する |
| 派遣 | 私立の学校事務の派遣。正規化は少ない |
事務職の志望動機の全体は事務職の志望動機の例文に書いた。学校事務は、その中で経理と正確さを売る職種だ。
年収の現実
| 区分 | 30代 | 40代 |
|---|---|---|
| 公立(地方公務員の行政職) | 350〜450万円 | 450〜550万円 |
| 私立(大手の中高) | 400〜500万円 | 500〜600万円 |
| 私立(小規模) | 300〜380万円 | 350〜450万円 |
| 臨時・非常勤 | 時給や日給。200万円台 |
年功で上がる。ボーナスは公立で年4か月台。
働き方の実態
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 人数 | 公立は1校に1〜数人。1人で全部を回す学校もある |
| 教員との関係 | 職員室で教員と働く。教員との関係が、仕事のしやすさを決める |
| 繁忙期 | 年度の切り替え(3〜4月)、決算、給与の年末調整 |
| 長期休み | 夏休みも出勤。子どもは休みでも、事務は動く |
| 残業 | 少ない学校が多い。繁忙期に増える |
| 休日 | 土日祝。学校行事で土曜の出勤があり、代休 |
「夏休みが休み」は誤解だ。長期休みも出勤する。
志望動機の型と例文
型は3つの文。1.前職で事務と経理の正確さと期限を守った事実。2.学校の運営を支える側に立ちたい理由。3.その自治体や学校で何をするか。
事務からの例。「事務として◯年、給与の計算と経費の処理を月◯件、ミスなく回してきました。学校の運営は、教員が授業に集中できるように事務を正確に回す職員で支えられていると知り、その側に立ちたいと考えました。◯市の学校事務として、給与と会計を正確に回し、教員と保護者の窓口を担いたいと考えています」。
保育士からの例。保育士の経験は、保護者への対応と記録の正確さに訳せる。線は保育士から事務職への転職に書いた。学校事務は、保育士の経験が一番近く訳せる事務職の1つだ。ただし「子どもが好き」は書かず、保護者への対応と事務の正確さを書く。
面接で聞かれること
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜ学校事務か | 事務と経理の正確さで学校の運営を支える理由を、前職の事実から |
| 子どもと関わる仕事でないと知っているか | 「事務と経理で教員を支える仕事だと理解している」 |
| 教員とどう付き合うか | 「教員は授業の専門家。事務で支える立場として、頼まれる前に動く」 |
| 1人で全部を回せるか(公立) | 「前職で◯◯を1人で回した。分からないことは教育委員会と他校の事務に聞く」 |
| 保護者からの苦情 | 「事実を確かめて、できることを伝える。前職で◯◯の対応をした」 |
| 異動(公立) | 「学校を数年で変わることは前提で応募している」 |
年齢の線
| 年齢 | 公立 | 私立 |
|---|---|---|
| 20代 | 一般枠で受けられる | 入れる |
| 30代前半 | 自治体による。社会人経験者枠を探す | 中途採用の中心 |
| 30代後半 | 社会人経験者枠のみ | 経理の経験があれば |
| 40代 | ほぼ受けられない | 経理の管理職の経験で。少ない |
資格
| 資格 | 判断 |
|---|---|
| 簿記3級・2級 | 私立で有利。公立でも会計の理解で役に立つ |
| 公務員試験の勉強 | 公立は必須。教養試験の対策を半年〜1年 |
| MOS | 少し有利 |
| 教員免許 | 不要。学校事務は教員でない |
大学職員との違い
大学職員は、大学の運営(教務・入試・学生支援・研究支援)で、企画と調整の仕事が多く、年収も高い。学校事務は、小中高の事務と経理で、1校に数人だ。大学職員の線は大学職員への転職に書いた。落ち着いた事務を求めるなら学校事務、企画と調整を含む仕事を求めるなら大学職員だ。
向いていない人
| 向いていない | なぜ |
|---|---|
| 子どもと関わりたい人 | 事務と経理の仕事。子どもと関わる場面は少ない |
| 1人で仕事を回すのが不安な人 | 公立は1校に1〜数人 |
| 教員との関係を避けたい人 | 職員室で働く |
| 年収を上げたい人 | 年功で緩やかに上がる |
| 夏休みが休みだと思っている人 | 出勤する |
塾講師の経験を訳して異業種に移る先は塾講師からの転職に書いた。
司書の調査と整理の経験を訳して正社員になる先は図書館司書の転職に書いた。
よくある質問
学校事務は公務員か
公立の学校事務は地方公務員(都道府県か市の職員)。私立の学校事務は学校法人の職員で、公務員でない。
学校事務の臨時職員から正規になれるか
臨時職員のまま正規にはなれない。正規の採用試験を受ける。臨時の経験は面接で言えるが、試験の点数は別だ。
学校事務は男性でもなれるか
なれる。公立は試験で性別は関係ない。私立も男性の学校事務はいる。
転職の資料をLINEで無料配布中
学校事務への転職の公立と私立の比べ方、前職の経験の訳し方、志望動機の型と面接の6つの質問の答え、働き方の確かめ方を公式LINEで無料配布している。公立か私立かを先に決めて、準備を分ける。

