派遣の顔合わせに行った。ほぼ採用と聞いていた。落ちた。なぜなのか。面接は禁止のはずではないのか。次も落ちるのが怖い。
先に言う。顔合わせは面接ではない。だが、選ばれている。法律と実態のずれ、落ちる理由、不採用のサイン、通る準備、落ちた後にやることを書く。
先に一文で。派遣の顔合わせは法律上は面接でなく派遣先が選考することは禁じられているが、実態は結果で受け入れが決まり1〜3割は落ちるので、勤務条件を事前に派遣会社と合わせ、職歴を1分で話せるようにし、質問を2つ用意して臨み、落ちたら派遣会社に理由を聞いて次の条件合わせに使い、複数の派遣会社に登録して案件の数を増やすのが正解だ。
この記事の要点
- 法律は派遣先の選考を禁止。実態は顔合わせで受け入れが決まる
- 落ちる確率は1〜3割。理由は条件・スキル・比較・印象の4つ
- 不採用のサインは、入る前提の話が出ないこと
- 落ちたら理由を聞き、複数の派遣会社で案件の数を増やす
法律と実態
| 中身 | |
|---|---|
| 法律 | 労働者派遣法第26条第6項。派遣先が派遣社員を特定する行為(面接・履歴書での選考・年齢や性別の指定)を禁止 |
| 建前 | 顔合わせは、派遣社員が職場と業務を理解するための「職場見学」 |
| 実態 | 顔合わせの後、派遣先が受け入れの可否を派遣会社に伝える。複数の候補を見て選ぶこともある |
派遣会社と人材業界の解説が揃って書くのは、ほぼ採用に近いが100%ではなく、勤務条件やスキルの想定違いで断られることがある、ということだ。
落ちる理由。4つ
| 理由 | 中身 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 勤務条件のずれ | 開始日・勤務時間・残業の可否・期間が派遣先の想定と合わない | 顔合わせの前に、派遣会社と条件を確定させる |
| スキルの想定違い | 派遣会社が伝えたスキルと、本人の説明にずれがある | 職歴とできることを、盛らずに1分で話す |
| 他の候補との比較 | 複数の派遣会社から候補が出て、比べられた | 自分では防げない。案件の数で対応する |
| 印象 | 遅刻、服装、声が小さい、目を合わせない、質問がない | 基本の準備で防げる |
自分で防げるのは1・2・4で、3は案件の数で吸収する。
不採用のサイン
| 前向きなサイン | 不採用のサイン |
|---|---|
| 勤務開始日を具体的に聞かれる | 開始日の話が出ない |
| 初日の流れ、持ち物、席の説明がある | 業務の説明が一般的で短い |
| 一緒に働く人に紹介される | 担当者1人で終わる |
| こちらの質問に具体的に答える | 質問が少なく、時間が短い |
サインは目安で、結果は派遣会社からの連絡で確認する。面接のサインの読み方の一般論は面接で落ちたサインは当たるのかに書いた。
通る準備。3つ
- 条件を先に合わせる。開始日・時間・残業・期間・時給を、派遣会社と確定させてから行く。顔合わせで条件を変えない
- 職歴を1分で。会社名は言わず、業務内容と使えるツール・経験年数を事実で。盛らない。1分の型は転職面接の自己紹介は1分と同じだ
- 質問を2つ。「配属先で最初に任される業務は何ですか」「繁忙期はいつで、残業はどのくらいですか」。働く前提の質問が、前向きに読まれる
服装はオフィスカジュアルかスーツで、派遣会社の担当に合わせる。
落ちた後にやること
- 理由を聞く。派遣会社の担当は、派遣先の理由を把握していることが多い。条件かスキルか比較かで、次の対策が変わる
- 複数の派遣会社に登録する。同じ職種の案件は、派遣会社ごとに別にある。1社に絞ると、1案件の結果に振り回される
- 紹介予定派遣なら、選考は正式にある。顔合わせでなく面接で、落ちるのは普通のことだ。紹介予定派遣から正社員になる現実へ
派遣から正社員に移る道は派遣から正社員になれた人の道に書いた。
3分で診断:転職の選考タイプ診断——顔合わせで崩れやすい型かを先に見ておく。
貿易事務に未経験で入るなら貿易事務に未経験で転職する現実だ。
秘書を狙うなら秘書に未経験で転職する現実だ。
よくある質問
顔合わせで、履歴書を求められました。違法ですか?
派遣先が履歴書で選考するのは禁止されている。派遣会社が作ったスキルシート(氏名や年齢を伏せたもの)を派遣先に見せるのは認められている。履歴書そのものを求められたら、派遣会社の担当に確認する。
顔合わせに2回落ちました。自分に問題がありますか?
2回なら、比較や条件の可能性が高い。3回以上続くなら、職歴の話し方か印象を派遣会社の担当に見てもらう。担当は顔合わせに同席しているので、直す点を言える。
顔合わせの結果は、いつ来ますか?
当日〜3日以内が多い。1週間来ないなら、派遣会社に確認する。派遣先が他の候補と比べている場合は、時間がかかる。
出典(一次資料)
- 労働者派遣法第26条第6項(派遣労働者を特定することを目的とする行為の禁止)
顔合わせの準備シートをLINEで無料配布中
条件の確認表、職歴を1分で話す記入シート、質問2つの例、落ちた時に派遣会社に聞く項目を公式LINEで無料配布している。顔合わせは面接ではない。だが、選ばれている。



