年末が近い。転職したいが、年末年始に動いても企業は休みだし、年明けから始めるべきなのか。年内に応募した会社から連絡が来ないのは、落ちたからなのか。

先に言う。年末年始は、止まる2週間と、動く1月で決まる。止まる2週間で書類を仕上げ、1月上旬に一気に出す。日程、連絡が来ない理由、保険の空白、エージェントの稼働を書く。

先に一文で。年末年始の転職活動は、企業の採用が止まる12月下旬〜1月上旬の2週間で書類を仕上げ、1月上旬に応募して1月下旬〜2月の面接ピークに乗り、2〜3月に内定して4月入社を狙うのが標準で、年をまたぐ連絡なしは落ちたからではなく、12月末退職・1月入社の保険の空白は退職日を入社日の前日にすれば避けられる。

この記事の要点

  • 企業の採用は12月下旬〜1月上旬の約2週間止まる。連絡がないのは休みだから
  • 12月に書類、1月上旬に応募、1〜2月に面接、2〜3月に内定、4月入社
  • 年内に応募してもいい。結果は1月の第2週以降
  • 12月31日退職・1月入社は保険の空白が生じる。退職日を入社日の前日にする手がある

止まる2週間

期間企業側あなたがやること
12月上旬〜中旬年内の選考を進める。求人は減り始める自己分析、職務経歴書の完成、応募先の一覧を作る
12月下旬〜1月上旬(約2週間)採用担当が休み。選考は止まる書類の最終確認、逆質問の準備、口コミの確認
1月上旬〜中旬求人が一気に増える。書類選考が再開一気に応募する。週5社を目安
1月下旬〜2月面接のピーク面接。複数社を並行
2〜3月内定、条件交渉退職を伝える。引き継ぎ
4月入社

1月に求人が増える理由と乗り方は1月は転職求人が増えるのかに書いた。年末年始に書類を仕上げた人と、年明けに始める人で、1ヶ月の差がつく

年内に応募すべきか

してもいい。年内に応募した書類は、年明けの1月第2週以降に見られる。応募が早い分、年明けに一気に届く応募より先に見られる利点がある。ただし、年内に面接まで進めることは少なく、年をまたぐ前提で動く。

年内の応募で気をつけるのは1点。12月中旬までに出す。下旬に出すと、休み明けの大量の応募と同じ扱いになる。

年をまたいで連絡がない

12月下旬〜1月上旬の連絡なしは、落ちたからではない。採用担当が休みで、選考が止まっている。年明けの第1週も、休み明けの処理で遅れる。

経過判断
年内応募→1月第2週まで待つ
1月中旬を過ぎても連絡なし確認のメールを1通
1月末を過ぎても連絡なし落ちた前提で次に進む

12月末退職・1月入社の保険の空白

12月31日に退職すると、1月1日に会社の健康保険と厚生年金の資格を失う。1月6日入社なら、1月1日〜5日が空白になり、国民健康保険と国民年金に入る手続きと保険料が生じる。

退職日と入社日保険12月の社会保険料
12月31日退職・1月6日入社1月1〜5日は国保・国民年金(手続きが要る)12月分は退職する会社から引かれる
1月5日退職・1月6日入社空白なし。1月6日に喪失と取得が同日12月分は退職する会社。1月分は新しい会社
12月30日退職・1月6日入社12月分から国保・国民年金12月分の会社負担分がなくなり、自己負担が増える

転職先が決まっているなら、退職日を入社日の前日にすると空白がなくなる。有給消化で1月5日まで在籍する形にすれば、出社は12月中に終えられる。月末退職と月末前日の保険料の差は最後の給与で保険料が2倍引かれる理由、冬のボーナスをもらってから12月に辞める日程は冬のボーナス後に12月退職する日程に書いた。

1月入社と4月入社、どちらを狙うか

1月入社4月入社
活動開始10〜11月12〜1月
競争少なめ多い(求人も応募も多い)
ボーナス12月支給を前の会社でもらってから6月支給を新しい会社で(減額の可能性)
向く人既に活動中で、年内に内定が出そうな人年末年始から準備を始める人

年末年始から準備を始めるなら、4月入社が現実的だ。1月入社の利点は1月入社のメリット、月ごとの損得は転職は何月が得かへ。

エージェントの年末年始

エージェントも12月28日前後から1月4日前後まで休む。ただし、休み前に登録と面談を済ませておけば、休み明けの求人の紹介が初日から来る。年内に面談まで済ませ、条件を伝えておくのが、年末年始の使い方として最も差がつく。

3分で診断辞め時診断——1月入社か4月入社か、賞与と有給から逆算する。

よくある質問

年末年始に、企業の採用ページから直接応募してもいいですか?

いい。応募は届く。見られるのは年明けだが、応募順で見る会社では先に見られる。

年末の忘年会や年始の挨拶で、転職活動がバレませんか?

活動自体はバレない。バレるのは、面接のための休みの取り方と、SNSの投稿だ。年末年始の休みを面接に使うことはないので、この期間は最もバレにくい。

年内に内定が出て、入社日を1月4日と言われました

12月31日退職・1月4日入社なら、1月1〜3日の空白が生じる。会社に相談して、退職日を1月3日にできるか(有給消化で在籍)か、入社日を1月1日付にできるかを聞く。会社によっては1月1日付の入社を認める。

出典(一次資料)

  • 日本年金機構「退職後の年金手続き」「資格喪失日」
  • 全国健康保険協会「退職後の健康保険」

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