50代、男性。会社に長くいたが、資格も専門も、外で通るスキルがない。転職したい、あるいはしないといけない。求人を見ても、年齢で弾かれる気がする。正社員は無理なのか。

先に言う。50代男性の転職は、求人が減るのでなく、求人の種類が変わる。管理職の経験を売る道と、人手不足の職種に入る道の2つしか残らない。どちらで動くかを先に決めて、半年で決めろ。現実、スキルなしで決まる職種、管理職経験を売る道、年収の線、決まる人と決まらない人の差、使う窓口、面接で聞かれること、期間、動かない判断を書く。

先に一文で。50代男性の転職は管理職の経験を中小企業で売る道か、施設警備・ビルメンテナンス・ドライバー・介護・マンション管理員・製造の検査・清掃管理といった年齢を問わない人手不足の職種に入る道の2つから先に選び、世帯の固定費から年収の下限を出して下回らない求人だけを見て、前職の肩書を面接に持ち込まず年下の上司の下で働けると示し、ハローワーク・50代向けサイト・人材紹介・知人の4つの窓口を使い、在職中に半年の期限で動くのが正解だ。

この記事の要点

  • 道は2つ。管理職経験を売るか、人手不足の職種に入るか
  • 年収の下限を世帯の固定費から先に出す
  • 前職の肩書を面接に持ち込まない
  • 窓口を4つ使い、在職中に半年で動く

50代男性の転職の現実

項目中身
求人の種類20〜30代向けの育成前提の求人は消える。即戦力の管理職か、年齢を問わない人手不足の職種に変わる
年収下がる人が多数。管理職ほど下がる幅が大きい
活動の期間30代より長引く。3か月で決まる人は少なく、半年〜1年
決まる人職種を絞り、年収の線を決め、窓口を複数使う人

数字(転職入職率・年収が下がる人の割合)は50代の転職の現実に書いた。年齢で求人の種類がどう変わるかは転職の年齢の壁は何歳かに書いた。

スキルなしで正社員に決まる職種

職種なぜ50代が決まるか年収の目安きつい点
施設警備人手不足。年齢を問わない。資格は入社後に取れる300万円前後夜勤と立ち仕事
ビルメンテナンス資格を入社後に取る前提の求人がある。50代の採用実績が多い300〜400万円資格を取り続ける
タクシー運転手二種免許は会社が費用を出す所が多い。歩合300〜450万円拘束時間と歩合の波
配送ドライバー普通免許で乗れる車両の求人が多い300〜400万円体力と時間
介護人手不足。無資格から入り、初任者研修を働きながら取る300〜350万円体力と夜勤
マンション管理員50〜60代が中心。日勤250〜350万円年収が低い
製造の検査・組立人手不足の工場。50代の採用がある300〜380万円立ち仕事と交替
清掃の管理現場の責任者。50代の採用がある300〜350万円早朝と体力

年収は会社と地域で幅がある。共通するのは、前職の年収より下がることと、50代の採用が実際にあることだ。ビルメンテナンスの中身はビルメンテナンスに未経験で転職するに、タクシーの実際はタクシー運転手への転職の実際に書いた。

管理職経験を売る道

道中身年収
中小企業の管理職大手で管理職をした経験を、中小企業の部長や工場長候補で売る。人材紹介が主な窓口前職の8〜9割で収まることがある
事業承継や後継者の右腕中小企業の社長の下で、組織を回す役会社による
顧問・業務委託正社員でなく、月数日の契約。複数社を掛け持つ1社あたり月10〜30万円
同業の取引先前職で付き合いのあった会社。知人の紹介前職に近い

この道は、管理職の経験と、部下を持って数字を作った実績がある人だけだ。「部長だった」だけでは売れない。「何人の部下で、何を、どれだけ変えたか」を1枚で書ける人が売れる。

年収の線

順やること
1世帯の固定費を出す。住宅ローンの残り、保険、子どもの学費の残り、生活費
2退職金と、年金の受給までの年数を出す。60歳か65歳までに、いくら要るか
3妻の収入があれば足す
4月の手取りの下限を出し、年収の下限にする
5下限を下回る求人は見ない。上回る求人だけを比べる

前職が600万円で、人手不足の職種に入るなら、300〜400万円になる。この差を、退職金と貯蓄と妻の収入と、支出の削減でどう埋めるかを先に計算する。計算せずに動くと、提示が出た時に決められない。

決まる人と決まらない人の差

決まらない人決まる人
何でもいいと言いながら、前職と同じ条件の求人ばかり見る職種を2つに絞る
年収の下げる線を決めていない下限を紙に書いてから動く
面接で前職の肩書と経験を長く話す次の仕事で何をするかを話す。前職は1分で
年下の上司の下で働くことに、態度が出る「◯歳の上司の下で働くことに問題はない。前職でも年下の上司がいた」と先に言う
転職サイトだけ使うハローワーク、50代向けサイト、人材紹介、知人の4つ
退職してから動く在職中に動く

決まらない原因は年齢でなく、動き方だ。年齢は変えられないが、動き方は変えられる。

使う窓口

窓口向く道中身
ハローワーク人手不足の職種50代の求人が実際に多い。使い方は50代の転職でハローワークは使えるかに書いた
50代向けの転職サイト両方ミドル・シニア向けのサイト。年齢で弾かれない
人材紹介(ミドル向け)管理職経験を売る道中小企業の管理職の求人は、紹介で動く
知人・元取引先両方50代の転職で、最も決まる率が高い窓口

4つ全部を使う。1つだけだと、半年で決まらない。

面接で聞かれること

質問答え方
なぜ今、転職か事実を短く。「会社の事業の縮小で」「定年後も働ける場所を、今のうちに」。前職の悪口は言わない
年収の条件下限を言う。「◯万円以上であれば」。前職の年収は聞かれたら答える
体力「健康診断で問題はない。前職でも◯◯をしていた」と、事実で
年下の上司「問題はない。前職でも年下の上司の下で働いた」。聞かれる前に言う
いつまで働くか「65歳まで、体が動く限り」。長く働く意思を示す
前職の経験をどう活かすか次の仕事に直接つながる物だけ。管理の経験は、人手不足の職種では「現場の責任者になれる」と結ぶ

活動の期間と在職中に動く理由

期間は半年を目安に、最長1年。半年で決まらなければ、職種か年収の線を動かす。在職中に動くのは、収入が途切れると年収の下限が守れなくなり、焦って条件を下げるからだ。退職を迫られている場合は、50代でリストラされた、その後に書いた順番で、失業保険と退職金を先に確かめる。

動かない判断

残る方がいい場合
今の会社で60歳まで残れて、定年後の再雇用の制度がある
年収の下限を下回る求人しかない地域に住んでいて、引っ越しができない
住宅ローンの残りが大きく、年収が3割下がると回らない
体力に不安があり、人手不足の職種の現場の仕事が難しい

残るなら、定年までの年数で、定年後の準備(資格・副業・人脈)を進める。50代で先に作る物は会社に依存しない50代の順番に書いた。資格を取るかの判断は50代の転職に役立つ資格に書いた。

施設管理とビルメンの違いと管理の側に入る入口は施設管理への転職に書いた。

清掃の経験を訳して年収を上げる道は清掃の仕事からの転職に書いた。

よくある質問

50代男性で、事務職の正社員は無理か

ほぼ無理だ。事務職は応募が多く、年齢の若い人と経験のある人が優先される。事務の経験が長い人でも、50代男性の正社員の事務は決まりにくい。総務や経理の管理職の経験があれば、中小企業の管理職の道で探す。

大阪や地方で50代男性の求人はあるか

人手不足の職種は、全国にある。警備、ビルメン、ドライバー、介護、製造は、地方の方が求人が多いことすらある。管理職経験を売る道は、都市部の中小企業が中心で、地方では知人の紹介が主な窓口になる。

面接の服装は

スーツで行く。人手不足の職種の面接でも、50代はスーツが基本だ。若い人の私服面接の基準は、50代には当てはまらない。

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