50代で転職するなら、資格があったほうがいいと聞いた。だが、何を取ればいいのか。今から取って間に合うのか。資格がなければ無理なのか。
先に言う。50代の資格は、求人の応募条件に書いてあるものだけ取る。経験で決まる年代で、資格は条件を満たすためのものだ。取る価値がある5つ、変わらない資格、資格なしで決まる人、3ヶ月の線を書く。
先に一文で。50代の転職は経験で決まり資格は経験の代わりにならないので、狙う求人の応募条件に書いてある資格(施設管理の電気工事士や危険物・介護の初任者研修・中型大型免許・警備の検定・簿記2級)だけを3ヶ月以内で取れるものに絞って並行して取り、MBAや診断士など応募条件にならない汎用資格は後回しにするのが正解だ。
この記事の要点
- 50代の採用は経験で決まる。資格は応募条件を満たすためのもの
- 取る価値がある5つは、応募条件に書いてある資格
- MBA・診断士・キャリコン・FPは、50代の転職では変わらない
- 取るなら3ヶ月以内。取ってから探すのは遅い
資格が効く場面、効かない場面
| 効く | 効かない |
|---|---|
| 求人の応募条件に書いてある | 応募条件にない |
| 未経験の職種に入る入口になる(介護・警備・施設管理) | 経験のある職種で、経験に足す |
| 法律で資格が要る業務(電気・危険物・運転) | 汎用の知識を示すもの |
50代の採用担当が見るのは、経験と、すぐ働けるかの2つだ。資格は2つ目の材料で、1つ目の代わりにならない。50代の転職の全体像は50代の転職の現実へ。
取る価値がある5つ
| 資格 | 狙う職種 | 取得の目安 |
|---|---|---|
| 第二種電気工事士・危険物取扱者(乙4)・ボイラー技士 | 施設管理・ビル管理・マンション管理 | 各1〜3ヶ月 |
| 介護職員初任者研修 | 介護職 | 1〜3ヶ月(130時間) |
| 中型・大型免許・フォークリフト | ドライバー・倉庫 | 数日〜1ヶ月 |
| 警備業務検定(施設・交通誘導) | 警備 | 入社後に取れることが多い |
| 簿記2級 | 経理・会計事務 | 3〜6ヶ月 |
どれも、求人票の応募条件に実際に書かれている資格だ。施設管理は50代の未経験でも枠が多く、3つの資格があると応募先が広がる。警備の実態は警備員はきついのかに書いた。
取っても変わらない資格
| 資格 | 50代の転職で変わらない理由 |
|---|---|
| MBA | 経験の代わりにならず、取得に1〜2年と費用がかかる |
| 中小企業診断士 | 独立や副業では使えるが、転職の書類では経験が見られる |
| キャリアコンサルタント | 人材業界以外では応募条件にならない |
| FP | 金融以外では応募条件にならない |
| 宅建(不動産以外) | 不動産の営業・事務なら効くが、他では効かない |
| TOEIC(高得点) | 英語を使う求人以外では効かない |
独立や副業の目的なら別だ。転職の書類を通すためなら、優先順位は低い。30代40代の資格の選び方は転職に役立つ資格。30代40代へ。
資格なしで決まる人の共通点
- 経験を数字にしている。担当人数、予算、改善した数字、続けた年数
- 応募先の条件に合わせて、経験を翻訳している。「営業部長」でなく「◯人を率いて◯%伸ばした」
- 譲る条件を決めている。年収か役職か勤務地か
- すぐ働ける状態を示している。健康、体力、いつから入れるか
資格がなくても、この4つがあれば決まる。逆に、資格があっても4つがなければ決まらない。
取るなら3ヶ月以内
| 判断 | 理由 |
|---|---|
| 3ヶ月以内で取れる | 転職活動と並行できる。「◯月に受験予定」で応募できる |
| 半年〜1年かかる | その間に年齢が上がり、空白が延びる。50代では遅い |
狙う求人を先に決め、応募条件の資格だけを、3ヶ月以内で取る。取ってから探す順番は、50代では逆だ。ハローワークの職業訓練で、施設管理や介護の資格を無料に近い費用で取る道もある。50代のハローワーク転職の現実に書いた。
3分で診断:リスキル診断——今の職種から、3ヶ月以内で取れて応募条件になる資格を先に絞る。
設備管理の未経験転職はビルメンテナンスに未経験で転職する。資格と年収だ。
宅建を活かす道は宅建を取って30代未経験で転職する。活かせる職種5つだ。
行政書士を持っているなら行政書士の資格で転職できるか。活かせる転職先4つだ。
総務・人事で効く資格として衛生管理者の資格は転職で有利かだ。
FPの資格の効き方はFPの資格は転職で有利か。効く業界3つだ。
よくある質問
50代で、事務の転職に簿記は要りますか?
経理の経験があれば不要。未経験で経理を狙うなら簿記2級が応募条件になることが多い。一般事務なら簿記3級とMOSで足りる。
資格の勉強を、雇用保険の給付で安くできますか?
教育訓練給付金で、対象講座なら受講費の2〜7割が戻る。介護職員初任者研修、簿記、電気工事士の講座が対象になっていることがある。ハローワークで対象講座を確認する。
50代で資格を取っても、年齢で落とされませんか?
応募条件を満たしていれば、書類は通りやすくなる。年齢で落とされるのは、応募条件を満たしていない時と、経験が数字になっていない時だ。
50代の資格の判断シートをLINEで無料配布中
狙う求人の応募条件を書き出す表、3ヶ月以内で取れる資格の一覧、資格なしで決まる4つの確認表を公式LINEで無料配布している。50代の資格は、求人の応募条件に書いてあるものだけ取る。


