施設管理の求人を見た。ビルメンと何が違うのか。未経験でも入れるのか。現場の資格が要るのか。志望動機に何を書けばいいのか。
先に言う。施設管理とビルメンは、同じ仕事に見えて違う。ビルメンは設備を動かす側、施設管理は建物と業者と予算を管理する側だ。管理の側は事務と調整の仕事で、現場の経験がなくても入口がある。仕事内容、ビルメンとの違い、施設の種類、入口、前職の訳し方、資格、年収、きつい点、向く人、面接、志望動機、年齢を書く。
先に一文で。施設管理への転職はビルメンが設備の運転と点検の現場で施設管理が建物と業者と予算と法定点検とテナント対応を管理する側だと知った上で、総務の施設担当から・ビルメンの現場から管理へ・不動産管理から・中小の施設管理の未経験求人の4つの入口から入り、総務の経験を業者と契約の管理に営業をテナント対応に現場を設備の理解に事務を予算と書類に訳し、資格は必須でなく防火管理者と衛生管理者を入社後に取り、年収は300〜350万円から責任者で450〜600万円で、突発の故障と夜間休日の呼び出しと板挟みがきつい点だと知って選ぶのが正解だ。
この記事の要点
- ビルメンは動かす側、施設管理は管理する側
- 現場の経験がなくても入口がある
- 総務・営業・事務の経験が訳せる
- 資格は必須でない。防火管理者は入社後
施設管理の仕事内容
| 仕事 | 中身 |
|---|---|
| 維持の計画 | 建物と設備の寿命と状態を見て、修繕と更新の計画を数年単位で立てる |
| 修繕の手配と業者の管理 | 故障と不具合の修繕を業者に頼み、見積を比べ、工事を管理する |
| 予算と契約 | 年間の修繕と保守の予算、業者との保守契約 |
| 法定点検の管理 | 消防、電気、エレベーター、建築の定期点検の期限を管理し、業者に手配する |
| テナント・利用者の対応 | 苦情、要望、工事の連絡 |
| 安全と防災 | 防火管理、避難訓練、事故の対応 |
| エネルギーとコスト | 電気とガスと水の使用量を管理し、コストを下げる |
現場で工具を持つ仕事は少ない。業者と契約と予算と期限を管理する仕事だ。
ビルメンテナンスとの違い
| ビルメンテナンス | 施設管理 | |
|---|---|---|
| 仕事 | 設備の運転と点検の現場 | 建物と業者と予算の管理 |
| 雇われ先 | ビルメン会社。建物に配属 | 建物のオーナー、施設を持つ会社の総務や施設部門、不動産管理会社 |
| 資格 | 電気工事士、ボイラー、危険物、冷凍機が仕事の中身 | 必須でない。防火管理者と衛生管理者は入社後 |
| 働き方 | 交替と夜勤がある建物が多い | 日勤が中心。呼び出しはある |
| 年収 | 300〜400万円 | 300〜600万円。責任者で高い |
| 未経験 | 入れる。資格を入社後に取る | 入れる。管理と調整の経験を訳す |
ビルメンの入り方はビルメンテナンスに未経験で転職するに書いた。現場から入って管理に上がる道と、最初から管理の側に入る道の2つがある。
施設の種類と仕事の差
| 施設 | 特徴 |
|---|---|
| オフィスビル | テナント対応と、設備の更新。不動産管理会社が多い |
| 商業施設 | 営業時間の外の工事、テナントの入れ替え。休日の出勤 |
| 病院 | 24時間動く設備。医療機器と感染の管理との連携。止められない |
| 学校・大学 | 長期休みに工事。安全の管理 |
| 工場 | 生産設備との連携。ユーティリティ(電気・ガス・水) |
| マンション | 管理組合との調整。不動産管理会社 |
| 公共施設 | 自治体の予算と入札。指定管理者 |
| 物流施設 | 大型の設備。テナントの物流会社との調整 |
施設の種類で、忙しさと求められる知識が違う。求人票で、どの施設かを見る。
未経験の入口
| 入口 | 中身 |
|---|---|
| 総務の施設担当から | 総務で建物の修繕と業者の手配を担当し、施設管理の専門に移る。一番近い道 |
| ビルメンの現場から管理へ | 現場で設備を知り、管理の側に上がる。設備が分かる管理者は強い |
| 不動産管理から | マンションやビルの管理の経験を、施設管理に |
| 中小の施設管理の未経験求人 | 施設を持つ会社の施設担当を、育てる前提で採る |
総務の中の施設担当は、施設管理の入口として一番近い。総務の入り方は総務に未経験で転職するに書いた。
前職の経験の訳し方
| 前職 | 訳す先 | 言い方 |
|---|---|---|
| 総務 | 業者と契約の管理 | 「オフィスの修繕と業者の手配を◯件、保守契約の更新を担当した」 |
| 営業 | テナントと利用者の対応 | 「顧客の苦情と要望に対応し、社内と調整した」 |
| 製造や建設の現場 | 設備の理解 | 「現場で設備の点検と不具合の報告を担当した」 |
| 事務 | 予算と書類 | 「予算の管理と契約の書類を正確に回した」 |
| 購買 | 業者の選定と見積の比較 | 「見積を比べて業者を選び、価格を交渉した」 |
| 店舗の管理 | 店舗の設備と業者 | 「店の設備の故障の対応と、業者の手配を担当した」 |
資格
| 資格 | 判断 |
|---|---|
| 防火管理者 | 入社後に講習で取る。ほぼ必須になる |
| 衛生管理者 | 従業員50人以上の事業所で。総務と兼ねる時 |
| ビル経営管理士 | 不動産管理会社の施設管理で評価 |
| 認定ファシリティマネジャー | 施設管理の専門の資格。大手で評価。入社後に |
| 建築物環境衛生管理技術者(ビル管) | 大きな建物で選任が要る。実務経験が受験資格 |
| 電気工事士・ボイラー・危険物 | 現場側の資格。管理の側では必須でないが、あれば設備が分かる管理者として強い |
入る前に取る資格はない。入った後に、防火管理者、ファシリティマネジャーの順で取る。
年収の現実
| 段階 | 年収 |
|---|---|
| 未経験の入口 | 300〜350万円 |
| 担当者 | 350〜450万円 |
| 施設の責任者・管理職 | 450〜600万円 |
| 大手の不動産管理会社・大きな施設の施設部門の管理職 | 600万円以上 |
雇われ先で差が大きい。50代の男性が入れる職種としても現実的で、線は50代男性の転職に書いた。
きつい点
| きつい点 | 中身 |
|---|---|
| 突発の故障 | 停電、水漏れ、エレベーターの停止。計画が崩れる |
| 夜間と休日の呼び出し | 施設によっては、緊急の連絡が夜間と休日に来る |
| 業者と利用者の板挟み | 利用者は「早く直せ」、業者は「部品が来ない」 |
| 予算の圧 | 修繕の予算を削られ、故障が増える |
| 責任 | 事故と法定点検の漏れの責任 |
現場の施工管理のきつさとは違うが、責任と呼び出しの型は近い。線は施工管理がきつい理由に書いた。施設管理は、施工管理より工期の圧が少なく、突発の対応が多い。
向いている人
| 向いている | なぜ |
|---|---|
| 業者と話すのが苦でない | 修繕と保守は業者との仕事 |
| 期限と書類を管理できる | 法定点検と契約の期限 |
| 突発の対応で切り替えられる | 故障は予告なく起きる |
| 建物と設備に興味がある | 設備の仕組みを知ると、業者との話が通る |
| 日勤で長く働きたい | 施設管理は日勤が中心で、年齢を問わない |
面接で聞かれること
| 質問 | 答え方 |
|---|---|
| なぜ施設管理か | 前職の事実から。総務なら「建物と業者の管理を専門にしたい」 |
| ビルメンとの違いを知っているか | 「設備を動かす側でなく、建物と業者と予算を管理する側だと理解している」 |
| 業者とどう付き合うか | 「見積を比べ、工事を確かめる。丸投げしない。前職で◯◯の業者を管理した」 |
| 突発の故障にどう対応するか | 「安全を確かめ、業者に連絡し、利用者に状況を伝える。順番を決めておく」 |
| 夜間と休日の呼び出し | 対応できる範囲を正直に |
| 設備の知識 | ないなら、入社後に学ぶ計画(防火管理者・設備の講習)を具体で |
志望動機の例文
総務からの例。「総務として◯年、オフィスの修繕と業者の手配を◯件、保守契約の更新を担当してきました。建物を維持する計画と業者の管理を専門にしたいと考え、施設管理を志望しました。貴社の◯の施設で、法定点検と修繕の計画を管理し、利用者が安全に使える建物を維持する仕事を担いたいと考えています。防火管理者と認定ファシリティマネジャーの取得を計画しています」。
現場からの例。「製造の現場で◯年、設備の点検と不具合の報告を担当してきました。設備を動かす側から、建物と設備を維持する計画と業者の管理の側に立ちたいと考えています。現場で設備の仕組みを知っていることを、業者との調整と修繕の判断に使いたいと考えています」。
年齢の線
| 年齢 | 判断 |
|---|---|
| 20代 | 入れる。育てる前提の求人がある |
| 30代 | 入れる。総務・営業・現場の経験を訳す |
| 40代 | 入れる。管理と調整の経験があれば。施設管理は40代の未経験が通りやすい職種 |
| 50代 | 入れる。総務や現場の管理職の経験を、施設の責任者で売る形 |
年齢を問わない職種の1つだ。
消防士の経験と資格を訳して民間に移る先は消防士から民間への転職に書いた。
電気工事士が資格の積み上げで年収を上げる道は電気工事士の転職に書いた。
清掃の経験を訳して年収を上げる道は清掃の仕事からの転職に書いた。
警備員の経験を訳して通る先と自己PRの型は警備員からの転職に書いた。
よくある質問
施設管理は文系でもできるか
できる。管理と調整の仕事で、設備の知識は入社後に業者との仕事で付く。理系の知識より、期限と書類と業者の管理だ。
施設管理の残業は
日勤で、残業は月20時間前後の職場が多い。突発の故障と、大きな工事の時期に増える。夜間と休日の呼び出しは、施設の種類と当番の仕組みで差がある。
施設管理から次にどこへ行けるか
不動産管理会社の管理職、大手の施設部門、ファシリティマネジメントのコンサル、総務の管理職。建物と業者と予算の管理の経験は、横に使える。
転職の資料をLINEで無料配布中
施設管理とビルメンの比べ方、施設の種類の表、前職の経験の訳し方、志望動機の型と面接の6つの質問の答えを公式LINEで無料配布している。動かす側でなく、管理する側に入る。


