一人社長になった。税金は何を払うのか。節税は何から始めればいいのか。経費を増やせばいいのか。役員報酬はどう決めるのか。

先に言う。一人社長の税金対策は、経費を増やすことでなく、役員報酬の決め方と社会保険の組み方で決まる。税金の種類、役員報酬で変わるもの、節税の順番、失敗する型、税理士に任せる線を書く。税額は個別で違うので、考え方と順番を書く。

先に一文で。一人社長は法人税・法人住民税・法人事業税・消費税と個人の所得税・住民税と社会保険料を払い、役員報酬の額で法人と個人の税の配分と社会保険料が決まるので、節税は役員報酬の設定→社会保険の組み方→共済や退職金→経費の順番で組み立て、経費のために使う・役員報酬を途中で動かす・税理士なしで判断するの3つを避け、税理士に任せる線を先に決めるのが正解だ。

この記事の要点

  • 税金は法人と個人と社会保険の3つの層
  • 役員報酬の額が、税の配分と社会保険料を決める
  • 節税の順番は、役員報酬→社会保険→共済→経費
  • 経費から始めない。使った額は消える

払う税金の種類

税金補足
法人法人税・法人住民税・法人事業税法人住民税は赤字でも均等割がある
法人消費税免税の期間と条件がある。売上で変わる
個人所得税・住民税役員報酬にかかる
社会保険健康保険・厚生年金法人負担分も実質自分で払う

個人事業主の時より種類が増える。全体を税理士に見てもらう前提で考える。法人化の判断は法人化のタイミングへ。

役員報酬で変わるもの

役員報酬法人の税個人の税社会保険料
高い法人の利益が減り、法人税が減る所得税・住民税が増える増える
低い法人の利益が残り、法人税が増える減る減る

役員報酬は年度の始めに決め、途中で動かすと原則として損金にできない。年度の売上の見通しで決める。社会保険の中身はマイクロ法人の社会保険と節税へ。

節税の順番

順番中身効果
1役員報酬の設定税の配分の大半が決まる
2社会保険の組み方役員報酬の額で保険料が決まる
3共済・退職金経営セーフティ共済、小規模企業共済、退職金の仕組み
4経費使った額は消える。最後

共済の考え方は経営セーフティ共済、経費の線引きは一人社長の経費の一覧と線引きへ。

節税で失敗する型

何が起きるか
経費のために使う税が減る額より支出が大きい
役員報酬を途中で動かす原則として損金にできない
税理士なしで判断する要件を見落として否認される
節税を目的にする事業の判断が歪む

税理士に任せる線と自分で持つ線

任せる自分で持つ
申告・会計・要件の判断役員報酬をいくらにするかの意思
経費の可否記録を残すこと
社会保険の手続き売上の見通し

私は沖縄で一人の会社を回している。税の判断は税理士に任せ、私は意思と記録だけ持つ形にした。判断を自分でしないことが、一人社長の決める回数を減らす。

加入の条件と届出の期限は一人社長の健康保険と社会保険の手続きだ。

決算までにやることと期限は一人社長の初めての決算の流れだ。

いくらにするかの4つの基準は一人社長の役員報酬の決め方だ。

福利厚生費の要件と役員一人の線は一人社長の健康診断・人間ドック・ジムは経費になるかだ。

自分でやれる線と任せる範囲は一人社長に税理士はいらないのかだ。

段階順に全記事を並べた入口は一人社長の完全ガイドだ。

よくある質問

赤字なら税金はゼロ?

法人住民税の均等割は赤字でも払う。社会保険料も役員報酬がある限り払う。

消費税はいつから払う?

免税の期間と条件がある。売上の規模と設立からの期間で変わるので、税理士に確認する。

一人社長の節税で一番効くのは?

役員報酬と社会保険の組み方。ここが決まれば、経費は誤差の範囲になる。