年収700万は夢じゃない。だが職種を間違えると一生届かない
あなたの年収はいくらだ。400万? 500万? もし「頑張れば700万いけるはず」と思っているなら、一つ聞きたい。あなたの職種は、700万に届く仕組みになっているか。
私は転職を重ねる中で、手取りを上げてきた。でもこれは私の能力が特別だったわけじゃない。700万に届く職種を選んだだけだ。逆に言えば、どれだけ優秀でも仕組みとして年収が上がらない職種はある。事務職で年収700万はほぼ不可能だ。飲食業の現場で700万もまず無理だ。これは差別じゃなく仕組みの問題だ。
日本の給与所得者の中で年収700万以上は全体の約20%。5人に1人。特別なエリートじゃなくても到達できる数字だ。でも職種選びを間違えると、どれだけ残業しても、どれだけ成果を出しても届かない。だから今日は、年収700万を超えられる職種を全部書く。
ITエンジニア(上流工程)。最も再現性が高い
PMやテックリードなら確実に届く
結論から言う。IT系の上流工程は、年収700万を超える最も再現性の高いルートだ。私の周りでもPM(プロジェクトマネージャー)やテックリードで700万を超えている人間は山ほどいる。
具体的に言うと、Web系のPMで年収650万〜850万が相場だ。SIerの上流SEなら700万〜900万。テックリードなら800万〜1000万。コードが書けるだけじゃダメだ。要件を決める工程やマネジメント、顧客折衝ができると一気に年収が跳ねる。
未経験からでも5年で届く現実的なルート
「自分はプログラミングなんてできない」と思うかもしれない。でも30代未経験からITエンジニアになって、5年で700万に届いた人を私は何人も知っている。最初の2年はSESで経験を積み(年収300万〜400万)、3年目に自社開発企業に転職(年収500万〜550万)、5年目にPMやリードに昇格(年収700万〜)。このルートは再現性がある。
エンジニアの年収を上げる具体的な行動
技術力だけで年収を上げるのは限界がある。700万を超えるには、技術+αが必要だ。具体的には、要件定義ができる、チームをまとめられる、顧客と直接会話できる。この3つのうち2つ以上できれば、700万は確実に見える。
コンサルタント。激務だが見返りは大きい
戦略コンサルなら3年で到達する
コンサル業界の年収は高い。特に戦略系コンサルは入社3〜5年で700万を余裕で超える。マッキンゼー、BCG、ベインのBIG3なら新卒でも600万スタートだ。3年後にはマネージャーで1200万〜1500万。
でもBIG3じゃなくても大丈夫だ。アクセンチュア、デロイト、PwCなどのIT系コンサルでも、30代前半で700万〜900万は十分到達できる。
未経験からコンサルに入る方法
コンサル未経験でも30代前半なら入れる。営業からコンサルへ移って条件を大きく上げた、という報告も届いている。ポイントは「論理的思考力」と「業界知識」。何かしらの業界で深い知見があれば、コンサルファームはそれを評価する。
年収700万に届く職種の早見表。到達年数と入口
| 職種 | 700万の目安年数 | 未経験からの入口 | 届きやすさ |
|---|---|---|---|
| ITエンジニア(上流・PM・テックリード) | 5〜10年 | SES→自社開発→上流へ | 高い |
| ITコンサル・業務コンサル | 3〜5年 | 事業会社の企画・SE経験から | 高い(激務) |
| 法人営業(無形商材・SaaS・人材) | 3〜7年 | 営業経験があれば業界変更で届く | 中(インセンティブ依存) |
| 不動産営業(売買仲介・投資用) | 2〜5年 | 未経験可が多い。宅建で加速 | 中(歩合の比率が高い) |
| 金融(銀行・証券・保険の法人営業) | 5〜10年 | 新卒中心。中途は経験者 | 中 |
| 施工管理(建設・プラント) | 5〜10年 | 未経験可。資格で上がる | 中(現場負荷) |
| 薬剤師・看護師(管理職・専門) | 10年〜 | 資格が前提 | 中 |
| メーカー(技術職・海外営業) | 10〜15年 | 新卒中心。中途は経験者 | 低〜中(年功) |
| 事務・一般職 | 届きにくい | 職種転換が前提 | 低 |
年数は目安で、同じ職種でも会社の規模と商流で大きく変わる。エンジニアの場合の「環境で決まる」仕組みはエンジニアで年収700万に届く条件の記事、営業の場合は営業で年収700万を目指す記事で書いた。
今の職種から届かない時の動かし方
1、職種はそのまま、業界を変える|営業なら営業のまま、単価の高い業界へ。事務なら事務のまま、IT・金融の営業事務へ。職種と業界を同時に変えるより通りやすい。
2、職種を変える|事務から営業、営業からコンサル。年収の天井が違う職種へ移る。年齢が若いほど通る。
3、社内で役割を上げる|同じ会社でマネジメントか専門職の道に乗る。転職より時間はかかるが、リスクは低い。
どれを選ぶかは、今の年収と職種で決まる。まず自分が同じ職種・経験年数の相場でどこにいるかを数字にしてから動く。
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年収700万の手取りと生活
700万の手取りは530万円前後で、月に直すと賞与を除いて35万円前後になる。税率が上がる帯なので、額面ほど生活は変わらない。手取りの内訳は年収700万の税金と手取りの記事、生活水準は年収700万の生活レベルの記事、30代で700万に届いている人の割合は30代で年収700万は上位何%かの記事で書いた。
よくある質問
Q. 年収700万に届くまでどのくらいかかる?
職種と現在の年収による。ITエンジニアなら未経験から5年、経験者の転職なら1〜2年。コンサルなら3〜5年。SaaS営業なら転職直後から成績次第で届く可能性がある。
Q. 地方でも年収700万は可能?
可能だ。ただし選択肢は限られる。フルリモートのIT系企業、地方の建設業(施工管理)、地方銀行の管理職あたりが現実的。フルリモートで東京の企業に勤めるのが最も再現性が高い。
Q. 資格は必要?
職種による。施工管理なら施工管理技士は必須。金融ならFP、証券アナリスト。ITならAWS認定やPMPがあると有利。だが多くの職種では、資格より実務経験の方が重視される。
Q. 年収700万だと手取りはいくら?
独身なら手取り約530万〜550万。月に約44万〜46万だ。扶養家族がいるともう少し手取りは増える。
年収が上がった瞬間のリアルな話
1社目の年収は300万だった。飲食業界の店長。朝から晩まで働いて、手取りは月22万。
2社目に転職した時、年収が500万になった。同じ「接客スキル」を使っているのに、業界を変えただけで200万上がった。この時に気づいた。年収は能力じゃなくて、「どこで働くか」で決まるんだと。
3社目は700万。4社目(フリーランス)は月収85万。
振り返ると、スキルが劇的に上がったわけじゃない。「自分のスキルが高く評価される場所」を選んだだけ。これが軸ずらし転職の本質だと思っている。
現在の年収別ロードマップ
年収300万台の人は、まず業界を変えることから始めろ。飲食、小売、介護にいるなら、IT、コンサル、SaaS営業への転職を検討する。未経験でも入れるポジションは山ほどある。業界を変えるだけで年収400万〜500万に届く。
年収400万〜500万の人は、職種の専門性を高めるフェーズだ。ITエンジニアならPMを目指す。営業ならエンタープライズ営業に挑戦する。コンサルなら上位のポジションを狙う。このフェーズでは実務経験が最大の武器になる。3年間の実績を積めば、700万に手が届く。
年収500万〜600万の人は、もう一歩だ。転職エージェントに登録して、700万以上の求人にエントリーしてほしい。今の経験値なら十分に戦える。ビズリーチに登録してスカウトを待つのも効果的だ。
転職以外で年収700万に届く方法
副業という選択肢もある。本業500万+副業200万で合計700万。これなら職種を変えなくても届く。特にWebライティング、動画編集、SNS運用は初期投資が少なく始められる。本業のスキルを活かしたコンサルティングも有力だ。
ただし副業で安定して200万稼ぐのは簡単じゃない。まずは月5万から始めて、1年かけて月15万〜20万に育てる。地道だが確実なルートだ。
年収700万の先にあるもの
700万に届いたら、次は1000万を目指すフェーズだ。700万までは職種選びで届く。1000万超えには「マネジメント力」か「希少な専門性」が必要になる。PMなら複数プロジェクトを統括するレベル。営業なら部門長クラス。コンサルならシニアマネージャー以上。
年収は階段だ。一段ずつ上がっていけばいい。まずは700万。そこから見える景色は、今とは全然違うはずだ。
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