条件が良さそうな求人を見つけた。だが、ブラック企業だったらどうしよう。求人票だけで見分けられるのか。何を見ればいいのか。

先に言う。良い会社ほど、数字で書く。ブラック企業ほど、精神論と曖昧な言葉でごまかす。求人票の5つのサイン、面接で確認する5つの数字、口コミの使い方を書く。

先に一文で。求人票でブラック企業を見分けるには、常時募集・精神論だけで数字がない・固定残業代の内訳が曖昧・年収の幅が広すぎる・105日以下に休日出勤の5つのサインを見て、3つ重なれば避け、残った候補は面接で残業の実績・有給取得率・離職率・平均勤続年数・残業代の計算単位の5つの数字を聞くのが正解だ。

この記事の要点

  • サインは5つ。常時募集、精神論、固定残業の曖昧さ、年収の幅、105日以下+休日出勤
  • 1つで断定しない。3つ重なれば避ける
  • 良い会社は数字を書く。残業の実績、有給取得率、離職率
  • 面接で5つの数字を聞く。答え方も判断材料になる

求人票の5つのサイン

サイン中身なぜ危険か
常時募集同じ求人が半年以上、または一年中出ている事業拡大でなければ、辞める人を補充し続けている
精神論だけで数字がない若手が活躍、アットホーム、やる気重視、成長できる残業・有給・離職率の数字を書けない事情がある
固定残業代込みの給与「月給30万円(固定残業代◯時間分を含む)」で、時間数か金額が書いていない長時間働いても残業代が増えない。内訳が曖昧なら違法の可能性も
年収の幅が広すぎる350万〜1,000万円下限が実額で、上限は歩合の天井。歩合で稼がせる型
105日以下+休日出勤の記載年間休日105日以下で、「休日出勤あり」「繁忙期は出勤」最低ラインの休日をさらに削る

固定残業代の仕組みはみなし残業とは、求人票の給与欄の読み方は求人票の給与欄の読み方、105日の中身は年間休日105日はきついのかへ。

良い会社の求人票。数字で書く

項目良い会社の書き方
残業月平均◯時間(実績)。繁忙期は◯時間
有給取得率◯%、平均取得日数◯日
離職率直近1年◯%、または平均勤続年数◯年
給与基本給と手当を分けて書く。固定残業代は時間と金額を明記
休日完全週休2日、年間休日◯日、内訳(祝日・夏季・年末年始)

数字を書ける会社は、書いて損がない会社だ。数字がない求人票は、数字を聞く

面接で確認する5つの数字

質問聞き方危険な答え
残業の実績「配属予定の部署で、月の残業時間の実績を教えてください。繁忙期も」「人による」「そんなにない」。数字が出ない
有給取得率「有給の取得率、または平均取得日数はどのくらいですか」「取れる人は取っている」
離職率「直近1年で退職された方は何人ほどですか」「把握していない」「多くはない」
平均勤続年数「平均の勤続年数を教えてください」若手が中心の会社で3年未満
残業代の計算単位「残業代は1分単位で計算されますか」15分単位・30分単位、または答えられない

5つを聞くこと自体を嫌がる会社は、それが答えだ。良い会社は、聞かれ慣れていて即答する。

口コミの使い方

求人票と面接で残った候補は、口コミで検品する。見るのは、残業・有給・退職理由の3つで、複数の投稿に共通する傾向だけを材料にする。1件の悪口で決めない。口コミの偏りと読み方は転職会議の評判に書いた。

ハローワークの求人での見方

ハローワークの求人票は、掲載が無料なので採用予算のない会社の求人も混ざる。見分け方は2点で、記載の細かさ(残業・賞与の実績・離職率の記載)と、同じ求人が半年以上出ていないか。相談員は企業の採用実績と定着を把握していることが多いので、「この会社の定着はどうですか」と聞く。詳細はハローワークの求人の質へ。

私の話

1社目の美容業界のブラック企業は、求人票に「アットホーム」「やる気重視」と書いてあり、残業と休日の数字はなかった。入って分かったのは、残業代が出ず、休日出勤が当たり前だったことだ。数字を聞く発想が、当時の私にはなかった。数字を聞いて答えられない会社を避けるだけで、あの1年は避けられた。

3分で診断エージェント診断——求人票の見分けを自分でやる型か、担当に内情を聞く型かを先に絞る。

応募前に、残業と離職の口コミで検品するなら

求人票と面接で見えないのは、辞めた人の理由だ。中にいた人の声で、残業・有給・退職理由の傾向を先に見ておく。

*クリックすると転職会議の公式サイトが開く。会社名で検索すると、残業・有給・退職理由についての社員・元社員の投稿が読める。*

利用の流れ|① 無料登録 → ② 候補企業の残業・給与・退職理由の口コミを読む → ③ 複数の声に共通する傾向だけを判断材料にする

応募前に、残業と退職理由の口コミを読んでおく(転職会議)

在宅の求人で迷っているなら在宅の求人が怪しい時の3つのサインだ。

内定が早すぎて不安なら内定が早すぎて不安な時の5つの確認だ。

転勤なしの会社を探すなら転勤なしの求人の探し方と求人票の見分け方だ。

110日〜125日の段階別の差は年間休日110日は少ないか。段階別の内訳と時給換算だ。

基本給と手当の割合で損をする仕組みは基本給が低くて手当が多い会社のデメリットだ。

よくある質問

常時募集でも、事業拡大の会社はありますか?

ある。求人票に「増員」「新拠点の立ち上げ」の記載があり、会社の業績が伸びているなら、常時募集は拡大の証拠になる。見分けるのは、募集理由の記載と、口コミの退職理由だ。

固定残業代がある会社は、全部避けるべきですか?

避けなくていい。固定残業代は、時間数と金額が明記され、超えた分が別に払われるなら適法で、残業が少ない会社なら得になる。避けるのは、内訳が曖昧で、超えた分が払われない会社だ。

面接で5つの数字を聞くと、印象が悪くなりませんか?

ならない。聞き方を「配属先の実態を知った上で入社したい」とすれば、慎重な人と読まれる。嫌がる会社は、答えたくない数字がある会社だ。

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