もう何社落ちたか数えるのをやめた。書類で落ち、たまに面接に行っても連絡が来ない。自分が社会に必要とされていない証明を、応募のたびに集めている気分になる。

私のDMにはフリーターの人からの相談が繰り返し届く。まとめるとこうだ。

「フリーターから正社員を目指して応募していますが、落ち続けています。何十社も出しているのに書類すら通りません。やっぱりフリーターからは無理なのかと諦めかけています。何がいけないのか自分では分かりません」

届く相談の典型例として答える。結論を先に置く。あなたの能力が足りないのではない。応募している場所が違う。

  • 一般の求人サイトは、経験者向けの求人が大半を占めている
  • 同じ探し方で10社落ちたら、変えるのは自分ではなく応募先だ
  • バイト経験は翻訳すれば書類に書ける実績になる
  • 未経験を前提とした枠は、別の入口にまとまっている

落ち続ける原因の大半は、応募先の選択にある

まず、いちばん重要な事実から書く。一般の求人サイトに並んでいる求人の多くは、実務経験者を前提としている。

「未経験歓迎」と書いてあっても、実際には同業種の経験者を優先している求人は珍しくない。そこにフリーターとして応募すれば、経験者と直接比較される。結果は当然、通らない。

そして最悪なのは、この結果を「自分の価値の判定」として受け取ってしまうことだ。実際に起きているのは、あなたを評価する土俵ですらない場所に応募していたというだけの話なのに。

これは実力の問題ではなく、探す場所の問題なんよ。だから解決策も明確で、土俵を変えればいい。

同じ探し方で10社落ちたら、やり方を変える合図だ

回数の目安を渡す。同じ探し方で10社落ちたら、その探し方は機能していない。

多くの人がここで「もっと応募数を増やそう」と考える。これが一番きつい選択だ。同じ方法で落ち続ければ、増えるのは自己否定だけになる。

変えるべきは3つのうちどれかだ。

  1. 応募先(未経験を前提とした枠に変える)
  2. 書類(バイト経験を業務の言葉に翻訳する)
  3. 探し方(1人で探すのをやめて、紹介してもらう側に回る)

この3つは、どれも今日から変えられる。そして変えた瞬間に結果が動くことがある。落ち続けた数十社は、あなたの限界を示していない。

バイト経験は、翻訳すれば実績になる

「書けることがない」という人へ。あなたは働いてきた。それを業務の言葉に置き換えていないだけだ。

先に文章で言い切る。バイト経験は、業務の言葉に翻訳すれば全部書ける。レジ接客は顧客対応とヒアリング、新人指導はOJT担当、シフト管理は人員の調整、長く続けたことは定着の実績になる。数字を付けた瞬間に、読み手が評価できる形に変わる。

バイトでやっていたこと職務経歴書の言葉
レジ・接客顧客対応、要望のヒアリングと提案
新人に教えた新人教育・OJTの担当
シフトを組んだ人員の調整、稼働の管理
発注・在庫を見た発注業務、在庫管理
クレーム対応対人折衝、問題解決の対応
長く続けた継続勤務◯年(定着の実績)

コツは数字を付けることだ。「接客をしていました」ではなく、「1日◯人の接客を担当し、◯年継続しました」。同じ事実でも、数字が入った瞬間に読み手が評価できる形になる。

特に「長く続けた」は強い。未経験を採る側の最大の不安は、すぐ辞めることだ。同じバイトを2年続けた事実は、その不安に対する直接の回答になる。

書ける材料の掘り起こし方は職務経歴書に書くことがない人へにまとめてある。

応募先を変える。3つの入口を並べる

ここからが具体的な行動だ。1人で求人サイトを見るのをやめて、紹介される側に回る。

入口1。未経験求人の母数で選ぶ。ハタラクティブは未経験可の求人を中心に扱っていて、書類と面接のサポートも付く。まず、いまの自分の条件でどれだけの求人が出てくるかを画面で確認してほしい。想像で自分の市場を決めないこと。登録は無料だ。

*クリックすると公式サイトが開く。かんたんな入力のあと、担当から連絡が来て求人紹介の面談に進む。*

ハタラクティブで未経験可の求人を見てみる

入口2。定着重視で選ぶ。UZUZは20代・第二新卒特化で、入社後に続くかを重く見る方針を取っている。同じ未経験枠でも、紹介される会社の顔ぶれが1社目とはかなり違う。2社のリストを並べた時点で、選択肢は倍になる。

*クリックすると公式サイトが開く。フォーム送信後に担当から連絡が入り、オンラインで面談できる。*

UZUZに無料で相談してみる

入口3。方向が決まっていないなら、適性から入る。何の仕事を狙うかが定まっていない状態で応募すると、志望動機が弱くなって面接で落ちる。相性転職PersonalFileのような適性診断から入るサービスで、自分がどの型の仕事に向くかを言語化してから求人を見ると、応募の精度が上がる。

*クリックすると公式サイトが開く。適性診断に答えると結果が出て、そのまま相談に進める。*

相性転職PersonalFileで適性から整理する(20代向け)

3社全部に登録しろという話ではない。役割の違うものを2つ持てば十分だ。担当者との相性で結果が変わる以上、1社の判断をあなたの全評価だと思わない方がいい。合わなければ断ればいいだけで、角の立たない断り方は断り文面45選に全部置いてある。

私も、経歴が綺麗ではない側から始めた

最後に自分の話をする。私の1社目は美容業界のブラック企業で、1年以内に辞めた。その後はカフェのバイトやポスティングをしながらのフリーター期間があった。

あの頃、自分の経歴に書けることが何もないと思っていた。実際には、バイトで続けたことも、辞めた理由を説明できるようになったことも、全部材料だった。足りなかったのは経験ではなく、それを言葉にする方法と、応募する場所の知識だった。

そこから未経験でWeb業界に入り、大手系企業のUIデザイナーになり、2年後にディレクターへ上がった。入った後は、経歴ではなく仕事の中身で評価が決まっていった。フリーターだった事実が問題になったのは、最初の1社に入るまでの数ヶ月だけだった。

その数ヶ月を、正しい土俵で戦ってほしい。

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よくある質問

フリーターから正社員になれないのは本当ですか?

半分嘘だ。一般の求人サイトは経験者向けが大半だから、そこだけ見ていれば落ち続ける。未経験・既卒を前提とした枠に応募先を変えると、結果が変わることが多い。

何社くらい落ちたら方法を変えるべきですか?

同じ探し方で10社落ちたら、応募先の選び方を疑うべきだ。落ちた回数を増やしても改善しない。変えるのは自分ではなく、応募する場所と書類の書き方だ。

バイト経験は職務経歴書に書けますか?

書ける。接客なら折衝と提案、シフト管理なら調整、新人教育なら指導。業務の言葉に翻訳すれば、立派な実績として成立する。

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