内定の電話が来た。嬉しい反面、ここから何をどの順番でやればいいのかが分からない。承諾していいのか、条件はどこで確認するのか、複数の内定をどう比べるのか、断る時はどうするのか。

この記事は、内定の連絡から入社日までを順番に並べた入口だ。今の自分の段階から読んで、専用記事に進めばいい。

先に一文で。内定を受けたらその場で承諾せず、労働条件通知書を受け取って求人票と突き合わせ、疑問はオファー面談で聞き、納得してから承諾メールか承諾書を出す。この順番を守れば、承諾後に「聞いていた話と違う」は起きない。

この記事の要点

  • 電話ではお礼と期限だけ。承諾はしない
  • 労働条件通知書を受け取り、求人票と突き合わせる
  • 疑問はオファー面談で聞く。承諾はその後
  • 辞退は承諾後でもできる。電話で早く伝える

段階1|内定の電話が来た

その場で承諾しない。お礼を言い、期限を自分から切る。

「ありがとうございます。大変嬉しく思います。条件を確認のうえ、◯日までにお返事させていただいてもよろしいでしょうか」

台本と保留の言い方は内定の電話の受け答えの記事、出られなかった時の折り返しは内定通知の電話に出れなかった時の記事で書いた。

返事を待ってもらう日数の相場と頼み方は内定の返事を待ってもらう方法の記事、メールで保留を伝える文面は内定保留のメール例文の記事にある。

段階2|書面で条件を確認する

内定通知書は「採用する」という通知で、条件を定める書類ではない。条件を定めるのは労働条件通知書だ。

書面が出ていない段階の承諾は、口頭の約束だけで入社することになる。書面を見るまで承諾しない、が一番の防御になる。

段階3|オファー面談で聞く

条件面談・オファー面談は、書面を見ながら疑問を潰す場だ。

段階4|承諾する

納得できたら、承諾の意思を伝える。形はメールか承諾書で、会社の案内に従う。

承諾したあとに不安が残るのは普通だ(内定承諾後に不安になるのは普通だの記事)。

複数の内定で迷う

1社目の内定で活動を止めていいか、複数をどう比べるか。

承諾前に、その会社を辞めた人の口コミを一度読んでおくと、迷いの半分は消える。

辞退する

承諾前でも承諾後でも、辞退はできる。

決めたらすぐ、電話で直接。あとにメールで記録を残す。それだけでいい。

入社日を決める

退職交渉と有給消化を逆算して決める。

入社日が決まったら、その先は入社初日から1ヶ月の完全ガイドに続く。

身元保証書を求められたら

頼める人がいない場合の代替案と伝え方は身元保証書を頼む人がいない時の記事で書いた。

よくある誤解

「内定をもらったら承諾しないと失礼」。失礼にならない。条件を確認してから返事をするのは、企業側も想定している手順だ。

「承諾書を出したら辞退できない」。できる。法的には退職の申し出と同じで、2週間前までに伝えれば契約は成立しない。

転職活動の期間と方法の実態(公的データ)

厚労省の転職者実態調査(令和2年)では、転職活動を始めてから辞めるまでは1〜3ヶ月未満が28.8%で最多、辞めてから次に就職するまでは離職期間なし26.1%+1ヶ月未満27.6%で半数超、使った方法は求人サイト39.4%・ハローワーク34.3%・縁故26.8%・エージェント14.8%、準備を何もしなかった人が66.1%だった。年代別の表は転職活動の期間と方法の実態の記事で書いた。

よくある質問

内定から入社まで、通常どのくらいの期間ですか?

在職中なら1〜3ヶ月が目安になる。退職の申し出から2週間で契約は終わるが、引き継ぎと有給消化を含めると1〜2ヶ月かかることが多い。離職中なら2週間〜1ヶ月で入社できる。

内定後に健康診断で引っかかったら取り消されますか?

業務に支障がない範囲なら取り消されない。取り消しが認められるのは、業務遂行に直接関わる重大な事項に限られる。

転職の資料をLINEで無料配布中

内定から入社までのチェックリスト(電話・書面・面談・承諾・入社日の5段階)を公式LINEで無料配布している。順番を守れば、承諾後の後悔は起きない。

LINEで無料の資料を受け取る